行政区分「市」付きの表示
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普通、案内標識では京都市や大津市を「京都」や「大津」というふうに表示し、自治体の行政区分である「市」まで付けて表示しませんが、何らかの混乱を招く可能性がある場合には「市」まで付けて表示することがあります。今回は「鳥取市」と表示する例を・・・。
鳥取県智頭町の国道373号線旧道の志戸坂隧道を抜けた先に設置されている一世代目(白看板)の「方面及び距離」の標識です。柱は断面が正方形の曲柱です。この旧国道は昭和56年に旧道化しており、トンネルは柵で塞がれ通り抜けが出来なくなっています。旧道自体廃道化することなく、今でも智頭町道として管理されているようです。隧道の鳥取県側は今でも倉庫として再利用されていまして、またトンネルまでの道も林業には欠かせないので今でも維持されています。そのため、車道が崩落していた現場も見事に当時の橙実線(オレンジライン)ごと復旧しています。
内容は「鳥取市48km 智頭15km」です。普通ここでは「鳥取市」は「鳥取」と表記します。何故このように「鳥取市」という表記にした理由についての推測は、「鳥取県」内には入ったものの「鳥取市」はまだまだ先にありその「鳥取県」と「鳥取市」の混合を防ぐ為だと思われます。京都府でも木津川市への案内の際は河川そのものと間違わないように「木津川」とせず「木津川市」と表記したり、越前市の場合は同名の越前町との混合を防ぐ為に「越前市」と表記したりますが、それと似たような理由でしょう。
智頭町内に入ったものの表記は「智頭」のまま。まだ中心部には及ばないことを示していると思われますが、本来ならば「智頭市街」や「智頭町役場」が適切です。以前はこのように「市街」の表記を省く例が多かったようですが、何故か最近設置された青看板でもこの周囲ならばそのまま「智頭」の表示になっています。
柱自体が四角いので、現在ではあまりみないコ字型の金具が用いられています。現在のように補強金具にはめ込むような設置法では無く、ただ標識板の補強金具を留めているだけです。各金具の腐食も酷いため、標識板が台風などのような衝撃で落ちてしまいそうです。 |

