施行されて65年になる憲法。先の戦争の猛省から先人達はこの崇高なる憲法を選択しました。また戦後、戦勝国のアメリカは我が国をコントロールするために経済復興を後押ししました。アメリカに寄り添った我が国は、おかしなことですが、こんなことで先の大戦での敗戦国だったととても信じられないほどに近隣諸国の中では優位に立ちふるまってこれました。少なくとも日本の国民には報道を通してそのように映ったはずです。そして近隣諸国に対してのアヤマチ、「再び繰り返しません」と誓ったことが、正確に受け継がれ伝えられないままにきて昨今、何と、憲法を変えてしまえという嘆かわしいことになってきたのです。学校で先生達はどのように児童や生徒・学生に教えたのでしょうか。そして親たち祖父母たちは何をどう勘違いして、真実を伝えなかったのでしょうか。国益にならないだとか、時代に合わないだとか、アメリカの押し付けた憲法だとか、ただ浅薄に、マスコミ報道で流れたフレーズをオウム返しに言いひろめるのはほんとうに慎しんでもらいたいものです。日本国憲法の本願はナンと言っても「戦争放棄」。この九条にたくされてある精神は、日本人のというよりかは、日本人が獲得した、全世界の人類の根源なる願いと誓いであったのだと気づけなかったとしたなら、なさけないことです。日本国の憲法は、日本人が永劫にめざしつづける国の方向を指し示すのです。主権者たる国民の意志であって、権力をもつ為政者が、逸脱して過ちを犯さぬようにと、この65年間はたらいてきました。しかしおぞましい敗戦も忘れられようとしている今こそ、この平和憲法の「いわれ」を子々孫々に言い伝えてほしいと思います。このように、この憲法は、日本に本当の民主主義が根付くまで、国民をほんとうに守ってくれる国民の最後の砦となる唯一のものなのだとも感じています。
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