夕日
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先日宍道湖の夕日を見ながら大悟が言った
『来年の春結婚しよう』
『うん』
私を見つめる大悟に私はやさしく微笑み返す。
大悟とこの夕日を見るのは3度目だ。
1度目は15歳の秋。二人で初めて出雲大社などに行った帰りに一緒にこの夕日を眺めた。2度目は26歳の冬。佐倉さんとの破局の後、気がついたら大悟に会いに松江に行った帰りにこの夕日を見つめた。
そして再び今大悟と私たちの未来を見つめながらこの夕日を見つめている。
大悟の私を見つめる目はあの時と同じだ。
私の大悟を見つめる目もきっとあの時と同じなのだろう。
大悟はそっと私を引き寄せ抱きしめる。
二人の一緒に生きて行くことを誓い合ってから、大悟は二度と私を離さないかのように抱きしめることが多くなった。
『大悟…』
『うん?』
やさしく私を見つめる大悟…
私は彼の胸に顔を埋めてそっと目を閉じた。 |