広山直美堂本舗

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★バンコク滞在記・15【カオサンのダークサイド】★ ケータイ投稿記事

こんにちは*広山直美です。

「カオサンロードの歩き方」第2弾。
今回はカオサンの「闇」、ダークサイドについてお話しさせていただきます。

ガイドブックを制作している時、大手出版社ですと
多くの場合、カオサンについてのページは限りなく少ないものとなります。
データや本文の更新においても、積極的には行われない場合が殆ど。

勿論、ガイドブックは不特定多数の方のお役に立つように作るものですから
全体から見れば少数派と思われるバックパッカー向け情報は、少なくなるのは必然。

ですが、宿泊施設の豊富さと多様性、王宮等多数の定番観光スポットが至近距離という立地の良さ、
旅行代理店や両替店が並ぶ利便性、多彩なカオサン発ツアーの圧倒的な安さ…等々
カオサンの持つメリットを考えると、少々冷遇されているような気もいたします。

その理由は、おそらくカオサンの持つ「闇」の部分。
「ダーク」なイメージがあるため、ではないでしょうか。

ドラッグが入手しやすく、常用者も多い、
「沈没」と称しビザランを繰り返し何年も滞在する長期旅行者の存在、
TATOOのお店が乱立し、日本人欧米人問わず刺青を入れた人々が闊歩している、エトセトラ…。

出版社としては「そんな街を詳しく紹介して、トラブルに遭われると困る!」と
懸念し、掲載をなるべく避けるのは当然のことかもしれません。

確かに、そんな一面も
カオサンの偽らざる姿。

しかしながら。
カオサンは本当に、そんなダークで危険で怖い場所なのでしょうか?

わたくしの経験から述べますと、
取材を含め100泊以上、カオサンに宿泊したことがありますが
その間、ただの一度も危険な目にも遭っていませんし、怖い思いをしたこともございません。

ドラッグについては、私自身に全く興味がないのが判るからか誘われたことも無いですし、
恐らくドラッグ常用者では…と思われる方が、同じ宿にいらしたこともございますが
こちらからご挨拶をしても、視点が定まらずボーっとなさっている為、お返事がない位で
それ以上の何か不快なことや危険なことがあるわけでもありません。

(とはいえ、常用者が多数いるとわかった時点で、念の為、宿を変えますが。
夜中に警察が踏み込んできて、宿の中で『踊る大捜査線』が展開され
ついでに銃撃戦にでもなったら、ちょっと困ってしまいますものね)

沈没者の方については、色々な人生あって然り、ですから否定的に捉えなくても…と思います。
「沈没」や「外こもり」をしている方々は
それぞれ何か思うところあって、なさっていることでしょうし…。
「沈没して、かれこれ数年」という方だって、ご挨拶をすればきちんと返してくださいますし、
タイ語を教えてくださったり、とてもご親切な方も沢山いらっしゃいます。

某有名ガイドブックで、カオサンのゲストハウスやチャイナタウンの旅社について
「怠惰な雰囲気の中に行くと、自分も堕落してしまう危険がある」
という内容の記述を拝見したことがありますが、
それは街や宿云々ではなく、周囲の雰囲気に流される、自身の弱さの問題でしょう。

刺青に至っては。
ただのファッションの選択に過ぎませんね。
確かに、全身にで〜ん!とタトゥーが入った方が隣の部屋から出てきたら初めの一瞬は戸惑いますが、
笑顔で「Hello!」と言えば「Hello,How are you?」とごく普通に返してくださり
「Good.How about you? 」「Good,too.Thanks.」「Have a nice day!」なんて具合の、
基礎英語初級・レッスン1の様な会話だって、当たり前に交わすことが出来ます。

(人種を問わず、挨拶は、人を見る際の便利なリトマス紙。
人としての基本である挨拶がきちんと出来ない人は、お近づきにならない方が良い
常識はずれの変な方である場合が多い)

その他のトラブルとしては
「睡眠薬強盗」「レイプ」等が挙げられるでしょうか。

そう言えば、こんなことがございました。

ある日のこと。

カオサンロードの路石に座り屋台のパッタイ(タイ風焼きそば)をノホホンと食べていたら
欧米人らしきオジサンにジュースの缶を笑顔で渡されました。
その方はそのままどこかへ。

「親切な方ね〜。でも…」と思いながら缶を見ると、それはコーラ。
我が家では幼い頃からコーラを筆頭に炭酸飲料が禁止だった為、
私はコーラを一度も飲んだことがなく、また、飲みたいと思ったこともありません。
それ以前に「知らない方からいただいた物を口にしない」のは
幼い子供は勿論、旅行者にとっても基本的なルール。

缶をどうしたものかとキョロキョロしていると
タイ人露天商のオジサン(知り合いではない)が血相を変えやってきました。
「マイィ〜〜!(タイ語:だめだぁ〜!)」と声を荒げて。

曰く、「あのファラン(白人)は、この辺で有名な悪い奴なんだ。
缶の底を見てご覧、小さな穴があるだろう、そこから睡眠薬を混入して
女性がフラフラになった所を介抱するふりをしてホテルに連れ込む強姦魔なんだ」と。

どういう訳か、その缶には穴は開いていなかったのですが、
露天商のオジサンはポケットから小箱に並んだミシン針のような針を1本出し
「ほら、こういう先が細くなった針で穴をあけるんだ」と説明。

「でも…その針の売人ってオジサンなんじゃ…?!五十歩百歩じゃない…」と
ツッコミたくなるのは抑え、お礼を言って私はその場を立ち去りました。

そんな出来事にあったりもいたしましたが、怖さは殆ど無く、
むしろ、見ず知らずの私を助けようとしてくれたオジサンへの感謝の気持ちが大きく
「あ〜良い人は何処にでもいるものねえ…(ご商売の内容は兎も角として!)」と
しみじみ、人の世の温かさを感じたものでした。

そういう訳で。

確かに、ジャンキーも怪しい商売人も悪い人もいる。
隣の部屋の方がイスラム教徒で1日何度もコーランを大声で唱え、非常にやかましかったりもする。
壁の薄いことを忘れ、夜中にポテチをパリパリ食べていたら、神経質なドイツ人に怒鳴りこまれ
「お前が何回物音をたてたか、わかるかっ?俺は数えていた!千回だっ、せ・ん・か・いっ!」と
ネチネチかつ超早口の英語でまくしたてられていると、
見かねたアメリカ人の方が助け船を出してくれたりも。

高級ホテルじゃ味わえない、お金じゃ買えない、日本の日常じゃ出会えない
「妙な体験、ミョ〜な人、面白い人」に遭遇できるのは
人種のるつぼ、カオサンならでは。

「自分の身は自分で守る」という基本を忘れず、
旅先だからと羽目を外しすぎない「流されない自分」を、しかと持てる人ならば、
カオサンは決して怖いダークサイドではないと思います。

どうぞ、皆様、良い旅を♪

広山直美

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