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民主党の日米同盟:自公与党時代とはまったく別物

新ベンチャー革命2009年10月13日 No.35

タイトル:民主党の日米同盟:自公与党時代とはまったく別物

1.日本民主党新政権の岡田外相、アフガン、パキスタン訪問

 2009年10月9日、岡田外相が北京を訪問、翌10日、鳩山首相が後追いし日中韓の首脳会談が行われました。鳩山首相の東アジア友愛外交のスタートです。先の鳩山宣言(注1)が早くも実行されています。岡田外相は、首脳会談終了後、帰国せず、11日、アフガニスタンに飛んで、カルザイ大統領を電撃訪問しています。日本民主党新政権は、前自公政権外交と差別化するため、インド洋給油支援以外の対アフガン非軍事経済支援を模索しています。13日、外相は続いてパキスタンを訪問、ザルダリ大統領と会談しています。パキスタンは当然のこと、給油継続を希望していますが、岡田首相はアフガン同様、いずれ対パキスタン非軍事経済支援を提案すると思われます。

 いずれにしても日本民主党外交は、米オバマ政権の意向に沿って行われていると思います。

 ところで誰でも、自分の車にただで、ガソリンを入れてくれる奇特な人がいれば、喜ばれるのは当然ですが、インド洋無償給油費用は自衛隊の派遣費用も含めてわれわれ国民の税金です。われわれの血税がなぜ、こんな馬鹿げたことに使われるのか、到底、理解できません。自公政権はよくもこのような屈辱的要求に従ったものです。心底、腹立たしい。

2.オバマのアフガン戦略とは

 オバマのアフガン戦略については拙稿(注2)にてすでに分析済みですが、オバマ政権の狙いに二つのシナリオが想定されます。

(1) アフガンにおける戦争屋の麻薬利権(ヘロインの原料、アヘンの世界生産量の9割)を撲滅させること

(2) 戦争屋のアフガン麻薬利権を守ること

 ここで戦争屋とは軍産複合体系米国覇権主義者を指しますが、筆者は、オバマ政権はアンチ戦争屋政権とみなしています。その観点から、(1)と(2)の戦略目的はまったく逆であることがわかります。もちろん筆者は(1)であることを期待しています。

 ただオバマ政権は余程、うまく戦争屋をだまさないと、(1)の戦略は成功しないでしょう。

3.戦争屋ブッシュ政権のアフガン戦略

 ところで、戦争屋に牛耳られた前ブッシュ政権は、2001年、9.11事件の直後、10月8日、早くもアフガン攻撃を開始しています。いかなる国の軍隊も、常時、臨戦態勢をとってスタンバイしていますが、このときの米軍のアフガン攻撃ほど、敏速な軍事行動はありませんでした。まさに神業、予め、準備万端整えていたとしか思えません。すなわち、アフガン先制攻撃のトリガーとなった9.11事件の発生を米国防総省は予め知っていたと考えるのが自然です。現実に、ブッシュ大統領特別補佐官だったリチャード・クラークからそのような連邦議会証言も出ています(注3)。

 前ブッシュ政権のアフガン戦略は明らかに、上記(2)の戦争屋のアフガン麻薬利権の防衛だったと思います。なぜなら、ブッシュ一族の関与するハリマン財閥は戦前から闇の麻薬王と呼ばれているからです(注4)。そしてケネディ暗殺後、70年代にパパ・ブッシュが長官を務めたCIA(米中央情報局)の謀略活動の資金源が、CIA系闇組織(統一教会などの秘密活動機能)の手がける麻薬密売にあることも判明しています。麻薬にまみれるCIAを解体しようとして暗殺されたケネディの再来といわれるオバマは(1)のアフガン麻薬撲滅を狙っている可能性は高いのです。

 ちなみに戦後、岸信介自民党首相と並んでCIAエージェントであったことが判明している右翼の児玉誉士夫は、戦前、満州でブッシュ一族系ハリマン財閥の所有するハリマン銀行(満鉄建設資金融資銀行)と麻薬やレアメタル取引していたことが判明しています。

4.オバマ政権のアフガン戦略の真相

 米オバマ民主党政権は、依然として戦争屋の縄張りである国防総省・CIAの軍事秘密行動に十分、権限行使できていないのではないかと筆者はみています(注5)。否、それどころか、戦争屋からの強い要求で、米軍のアフガン増派(上記シナリオ(2)に相当)を飲まざるを得ないのが実態でしょう。元CIA長官で、現国防長官のロバート・ゲーツは、元々戦争屋がオバマ政権に横滑りさせた人物(ブッシュ政権下の国防長官、悪名高いラムズフェルドの後任)であることから、国防総省・CIAのトップ人事はオバマ政権下でも戦争屋の手にあることは明らかです。この事実は、90年代のビル・クリントン民主党政権下でも同じでした。

 ちなみに、この構造が読めない人は、米国民の反対を承知で米軍のアフガン増派を推進するオバマがノーベル平和賞をもらうことに批判的ですが・・・。
 現在、戦争屋=CIAのパワーは相当、弱体化しているものの、完全に消滅しているわけではないので、アンチ戦争屋=CIAのオバマ政権は戦争屋=CIAの意向を完全無視することは現実的に困難です。

 筆者の期待は、オバマ政権が米軍アフガン戦略に関して、戦争屋の意向に沿っている振りをして、実は、上記(1)のアフガン麻薬利権撲滅を成功させて欲しいというものです。

5.オバマ政権の本音のアフガン戦略と日本民主党外交の整合性

 上記のようなオバマ政権のアフガン戦略の二重構造を、少なくとも小沢民主党幹事長はちゃんと認識していると思います。それは岡田外相が、アフガン、パキスタンへ非軍事的経済支援を提案していることから伺えます。この提案はおそらくオバマ政権の本音のアフガン戦略に沿うものです。小沢率いる日本民主党は完全にアンチ戦争屋=CIA志向にみえます。それなら筆者はこの民主党外交を支持します。現在、アフガン、パキスタン両大統領には戦争屋の息がかかっていると思われますが、両者、本音では日本から経済援助が欲しいのも確かです。

 この日本民主党のアフガン・パキスタン直接外交、すなわち迂回的対米外交はオバマ政権には受け入れられるでしょうが、現在の日米外交・日米同盟に少なからず影響力を残す戦争屋=CIAがおとなしくしているでしょうか。それこそまさに、オバマ政権の対戦争屋=CIAへの牽制力にかかっています。その意味でオバマ政権を闇支援する欧州寡頭勢力(米国中央銀行FRBの株主たち)が、オバマにノーベル平和賞をあせって贈ろうとする意図が手に取るように、よく見えてきます。

6.新たな日米同盟:日本対オバマ政権の日米同盟

 日本には米国という国家を一体でとらえる人が多いのですが、米オバマ政権を闇支援しているのはもっぱら欧州寡頭勢力です(注6)。そして、米国内にて現オバマ政権と戦争屋=CIA(かつてブッシュ政権を支え、戦後60年以上、日本を闇からハンドリングしてきた勢力)は厳しく対峙しているのです。これまでの日米同盟とはいわば日本対戦争屋=CIAの同盟だったということです。この点をはきちがえてはなりません。今後は日本対オバマ政権(アンチ戦争屋=CIA)の新たな日米同盟が構築されつつあるということです。

 2009年1月のオバマ政権誕生以前と以降で、米国の覇権構造が大きく変化していることをしっかり認識できないと、日本人の日米同盟の認識に大きな誤解が生じてきます。

 国民のみなさん、くれぐれもオバマ政権誕生以降、そして日本民主党政権誕生以降の新しい日米同盟関係をしっかり頭にたたきこみましょう。さもないと、われわれ日本国民の対日本民主党認識も大きく狂ってしまいます。これは、われわれ国民にとって国家レベルで意思統一ができないという大きな不幸をもたらします。

 それにしても、とりわけ問題なのは日本の大手マスコミです。彼らは新しい日米関係の実相をまったく、国民に伝えていないと思います。

注1:本ブログNo.16『喝采!:戦争屋=CIAを挑発する画期的な鳩山宣言』2009年8月30日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/521057.html

注2:本ブログNo.13『米オバマの麻薬撲滅の本気度いかに』2009年8月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/367007.html

注3:本ブログNo.20『9.11事件に関する個人的見解 (1/3)』2009年9月12日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/806900.html

注4:本ブログNo.2『CIAの育てた戦後日本の闇が崩壊する?』2009年8月8日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/90518.html

注5:本ブログNo.12『CIAの秘密暴露のインパクト』2009年8月23日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/350941.html

注6:本ブログNo.34『オバマにノーベル平和賞:戦争屋=CIAへの挑戦状』2009年10月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/1828270.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

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