枝幸温泉「ホテルニュー幸林」立寄り(平成20年9月)
|
三笠山スキー場付近に建つ温泉宿泊施設。昭和59(1984)年、林業関係者の保養施設として町営施設「幸林荘」が建てられた。平成9(1997)年4月のリニューアルを契機として枝幸町振興公社(平成20年3月解散)に委託し、名称も「ホテルニュー幸林」に変更。平成9年12月、温泉掘削して地下1,608mの湯脈から40ℓ/分の源泉が湧出。翌年の平成10(1998)年4月から浴場で使用しているという。今回はHO(ほ)付録の日帰り温泉無料パスポートを利用する。
●参考Web 稚内しんきん 道北花だより~わが町じまん/ ◇日帰り入浴情報◇温泉分析書(脱衣所掲示)・源泉名および湧出地:枝幸温泉(源泉名 枝幸温泉)枝幸町北幸町7020番地
・湧出地における調査および試験成績 調査および試験者:北海道立衛生研究所 調査および試験年月日:平成19年11月14日 泉温:40.4℃(気温:7℃) 湧出量: ℓ/分(動力揚湯) 知覚的試験:無色澄明、無味、ほとんど無臭 pH値:8.8 ・試験室における試験成績(一部抜粋) 密度:0.9996(20/4℃) 蒸発残留物:1.582g/kg(110℃) ・試料1kg中の成分 *陽イオン ナトリウムイオン=223.5mg、カリウムイオン=2.2mg、マグネシウムイオン=4.6mg、 カルシウムイオン=245.4mg、第一鉄イオン=0.1mg *陰イオン フッ素イオン=2.0mg、塩素イオン=47.0mg、水酸イオン=0.1mg、 硫化水素イオン=0.2mg、チオ硫酸イオン=0.2mg、硫酸イオン=952.9mg、 炭酸水素イオン=15.2mg、炭酸イオン=10.2mg *遊離成分 メタ珪酸=34.5mg、メタ硼酸=9.2mg (溶存物質:1548mg/kg) 成分総計:1548mg/kg ・泉質:カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉(アルカリ性低張性温泉)(旧泉質:含芒硝石膏泉) ◇温泉成分に影響を与える項目・入浴に適した温度に保つため循環装置を使用し加温している。
・衛生管理のため、塩素系薬剤及びオゾンを併用している。 ◇内風呂(男湯) タイル張りの浴室に、大浴槽(天然温泉)、子供風呂(天然温泉)、ジャグジー(光明石温泉)、ジェットバス(光明石温泉)、低温湯(真湯)、サウナ、水風呂、ボディシャワーをコンパクトに配置している。シャワー付カラン
18台、シャンプー・ボディソープ完備。 ジェットバス、ジャグジーは光明石温泉。いわゆ人工温泉で加熱循環して使用している。
・大浴槽 微黄を帯びたほとんど透明の湯。ガラス側の側溝から湯がオーバーフローしている。柱にデジタル湯温計が表示。
湯口から37.7℃(計測時以下略)、pH8.4の湯が数ℓ/分注いでいる。知覚的には、微弱塩味、微弱金気臭。湯口の湯は新湯であろう。とすると、他に循環吐出し口があるはずだ。早速、タラップ側側壁の吐出し口9箇所から過流湯が迸っている。計測してみると、42.3℃、pH8.0。湯口温度より高いので加熱しているのが分かる。湯船の中ほどで計ってみると、湯温41.8℃、pH8.0をマーク。溢れた湯はガラス側側溝にオーバーフローしている。排湯口に手を当ててみたが、動力による吸い込みとは異なるようだ。さらに調査は続く。なんと、側溝の側壁に循環吸込み口4箇所発見! 循環吐出し口9箇所、循環吸込み口4箇所で循環し、側溝に溢れた湯は排湯湯と推測できる。湯船にはうっすらと塩素薬剤臭が漂うが吐出し口周辺が強いようだ。全体のフローは加熱循環方式だが、詳細に見ていくと加熱循環・一部かけ流し併用方式と査定。湯情報によると塩素系薬剤の他にオゾンを併用の記述もあるが。
・子供風呂 大浴槽の隣に浅い小浴槽を設置している。子供風呂という名称になっている。微黄を帯びたほとんど透明の湯。湯口から37.8℃、pH8.4の湯が約5ℓ/分ほど注湯。こちらも新湯と推測。知覚的所見は大浴槽湯口に準ずる。湯船の中ほどで、湯温38.2℃、pH8.4を計測。溢れた湯はガラス側の側溝にオーバーフローしている。タラップ側側壁に循環吐出し口3箇所確認。39.0℃の吐出し温度。側溝側の側壁に循環吸込み口1箇所確認。湯が吸込まれている。全体のフローは加熱循環方式だが、詳細なフローは加熱循環・一部かけ流し併用方式と査定。
|

