ガン再検査の日
「新たに癌が見つかりました」
と先生の一声でした。私は愕然とした、ある程度は覚悟していたが、面と向かって言れるとショックでした。
C型肝炎に感染して30年近くになる。定期的に検査して治療もし、肝機能の数値も安定し 正常値に近い数値でした。俺に癌の発生はまだまだ先の事だと私は思っていた。
「癌は初期癌です大きさは一センチぐらいです 2コ有ります、他にも小さな影がありますが
あまりに小さいのでまだ癌とは確定できません、これから詳しく検査をします。
こんなに小さな癌はめったに見つかりませんよ ある意味ラッキーと思ってください」
その時が遂に来のか、まだ心の準備も出来ていないうちに明らかに動揺しています。
ある意味ラッキーと思ってくださいと言う先生の言葉が遠くの方から聞こえている様でした。
俺にしてみればラッキーでもなんでもない早くに癌を見つける為に定期的に検査していたのだ。
「ラジオ波により幹部を焼きます、完全に癌は消滅できますから安心して下さい」
と言う先生の言葉でした。
この際先生の言葉を100%信じよう 本やインターネットの情報ではなく
実際に俺の肝臓を治療してくれる先生のことを信じよう、その様に気持を切り替えたときに
大変気持が楽になってきた。
これから 俺と癌との戦いがこれから始まるのだ
ラジオ波による手術
先生より ラジオ波による治療の説明を受ける。
「みぎの大腿部静脈よりカテーテルを肝臓まで挿入し造影剤を入れて正確な幹部の位置を調べる検査をいたします」
「手術は右胸の横から最短距離で電極を挿入し エコーを見ながらラジオ波を直接幹部に照射し焼きます。痛みは感じないはずなので麻酔は行いません。手術の時間は二時間以内で終わります」
いつまでも俺の肝臓の中に癌があることは あまり良い気持な事ではありません。一刻も早く取り除きたい気持です。手術着に着替えてストレッチァーに乗せられ手術室へ。
「始めますよ」
先生の言葉で治療が始まる右胸の横脇にチクリと痛みが走った。
いよいよ始まったのだエコーを見ながら
なにやら細い管のような針金のような物を挿入しています。腹の中で重くるしい。ぶるぶると振動が感じられる。その時ですガァンと激しい激痛です。今までにこれほどの痛みを感じた事はありません痛みは感じないと先生は言っていたのに なおも激しい痛みは続く唇をかみ締めて痛さをこらえる。
握り拳を更に力を入れて握り拳の手が震えている。
そして更に痛さをこらえる。右肩に激痛が走るもう限界に近いが 癌をやっける為なら我慢だ
そう思うとまた耐える事ができた。
「あと三分で終りますよ 我慢して」
あと三分 あと三分と言う時間がどれだけ長く感じた事か。
痛みがスーと消えていった要約終ったのだ。
全身の力が抜けていった。 病室に戻るといやに眠気がある。先生が治療後の説明に来てくれた。
「癌は完全に治療いたしました」
やっと終わったか?まだまだ俺の癌治療は始まったばかりだ。
手術は成功
後日ラジオ波の治療の経過検査をCTスキャンと造影剤による検査を行う。
先生より説明を受けるドキドキしています焼いた癌のあとはどうなっているのだろう。
手術後の検査の映像写真を見ながら
「経過良好です、癌を完璧に焼いてあります心配ないですよ、このまま退院しても宜しいでしょう 3ヶ月後に一度検査をして下さい」
「やったぜ〜」
ついに癌をやっけた とりあえず後 何年かは生きられるはずだ素直に嬉しい
次はC型肝炎ウイルスをぜったいにヤッケてやるゾー。
|