カブタンとノンタンの北海道遺産

GW終わってしまった・・・・奥尻レポートがまだまだ続きます。

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2009年12月13日

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手塚治虫さんも悩んだ『シュマリ』

カブタンです。

最近、永山武四郎さんのこととか、開拓のシンボル赤い星の話とか、屯田兵の話など、
明治初期の北海道の開拓のことを随分書きました。

そんな中、お友達から手塚治虫さんの『シュマリ』という漫画を奨められ、
夕べ、一気に読みました。

イメージ 1


まさに舞台は、北海道の開拓期。

「シュマリ」は、本州からやってきたすごく強く野性的なヒーローで、
アイヌと自然たっぷりの北海道の味方です。
相対するのは、
北海道の急速な発展と、それを主導する政府や巨大な力・・・という構図です。

屯田兵も出てくるし、永山さんの名前もちょこっと登場するし、
赤い星がついた建物が次々と出てきます。(←しかもみんな威張っている)

急速な開拓は、ある意味、アイヌ民族の土地への「侵略」でもありましたが、
その様子や、和人の野望や利権がからむイヤな世界も見えます。


手塚治虫さんが書いた「あとがき」(↓)。
とっても心に残ります。
イメージ 2


要約すると、
「北海道開拓誌」という本を読んで、
侵略者と戦うアイヌのヒーローを描きたかったけど、
アイヌの問題は、複雑で重大な問題を含んでいて、
かるがるしく漫画やフィクショナブルな物語で取り扱えない・・というものでした。

カブタンも、最近、ちょこっと勉強して、
そのことが少し理解できます。
手塚治虫さんも悩んだご様子が、作品を読んでいるとなんとなくわかります。


先日読んだアイヌの女性・知里幸恵さんの『アイヌ神謡集』の「序文」には、
急速な開拓でどんどん変わっていく北海道に対する幸恵さんの想いが描かれています。

北海道の歴史、急速であったが故にいろんなことがあったようです。



今、私たちの周りには、
アイヌ民族から学んだものが、そこかしこにあります。

北海道の地名は、8割がアイヌ語に由来している大切なもの。
アイヌ文様はとっても美しいし、
今年の9月には、アイヌ古式舞踊が、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。


こうして今、アイヌ文化に触れることができること、
とても、とても大切なことだと思います。

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