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カブタンとノンタンの北海道遺産

link-info 今年も「食べる係」になりました。

☆アイヌ文化

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白老ポロトコタンで学ぶ!

カブタンです。
 
白老に寄りました。
 
白老のポロトコタンに以前から行きたかったからです。
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「ポロトコタン」とはアイヌ語で、「ポロ=大きい ト=湖 コタン=村」。
大きい湖のそばの村という意味。
アイヌの人たちが、集落を作っていたところです。
 
この村の入り口では、むらおさ「コタンコルクル」の巨大な像が迎えてくれます。
高さ16m。見上げても顔の表情がわかりません。
 
大きい湖「ポロト湖」は、一面、雪景色です。
イメージ 2
 
ここには「アイヌ民族博物館」があって、
アイヌ文化について、さまざまな形で学ぶことができます。冬でも。
 
それでは学びましょう!!
 
アイヌの家「チセ」がずらりと並んでいて、その中には展示があったり、
踊りの実演があったり、体験の催しがあったりします。
イメージ 9
 
一言で「アイヌ」と行っても、全道各地にいるので、
家の作りが少しずつ違うそうです。
白老のアイヌコタンでは、だいたい、上の写真のような作り。
かやぶきの屋根。窓は3つ。
 
チセの中(↓)。
アイヌの人たちは、「いろり」を囲んでいろいろなお話をします。
「いろり」には火の神様がいて、とても大切にされます。
イメージ 10
いろりには、「火の神様」に捧げられる「イナウ(木幣)」があります。
イナウとは、柳などの木を削った木幣で、神様にお祈りをするときには必ず登場します。
アイヌ文化には欠かせない存在。
とても精緻に削られて、とっても美しいです。
イメージ 11
 
それから「サケの」の存在がめだちます。
いろりの上につるされていますが、
これは、秋に獲った鮭の内臓をとって、まずは寒い屋外で「寒干し」。
イメージ 12
 
家(チセ)の軒下にも下げてありました。
イメージ 13
その後に、家の中のいろりの上につりさげて、
燻製にして、冬場の食糧にしていくのです。
 
さて、上の写真のチセの中で
アイヌの暮らしの解説をきき、伝統的な楽器や歌、踊りが披露されます。
これがすごく、学べるのです。わかりやすいし!
イメージ 14 
このお兄さんが、アイヌの暮らしについて解説してくださいます。
(天井からつりさげられているサケに注目!燻製づくり中。本物!)
 
①北海道の地名はほとんど、アイヌ語から由来していること。
札幌だって「サト ホロ ぺッ」 =かわいた大きな川 という意味。
女性雑誌の「ノンノ」も、実はアイヌ語の「野の花」からとった名前とか!? ちょと「へぇ〜」。
 
②白老のチセには、窓が3つ。
東の窓は神聖な窓。そう簡単にのぞいてはいけません。
南は海に面しているので、海産物をいれるためにあったそうです。
 
③立派な漆器は交易で本州の和人とのブツブツ交換で得た宝物。
祭事のときなどに使用してきました。
 
③多神教であり、火の神様、水の神様、自然界のあらゆるものに
神様がいて、大切にされていました。イナウが添えられています。
 
④アイヌ文様には、とがった模様があります。
これは魔よけの意味。
 
などなど。
そして、この解説の後は、アイヌの伝統的な歌や踊りの披露です。
 
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五弦楽器の「トンコリ」(左↑)。 ムックリ(↑右)。
子守歌。早く寝ないと大きな鳥がさらっていくよ〜と語り歌う歌です。時々鳥の鳴き声のように歌います(↓)。
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そして、「イヨマンテ」の時に輪になって踊る踊り。
イヨマンテとは、小熊の霊を神様に捧げるアイヌの儀式です。
イメージ 6
 
このステージは、毎時15分から30分程度あります。
目の前で踊ってくださり、とてもわかりやすく、すばらしいです。
 
この他、こちらでは、ムックリの体験講習や、木彫りの体験などが500円程度で、
30分から60分程度でできます。
 
 
それから、アイヌの人たちとかかわりの深かった動物たちも飼われています。
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ヒグマ(左↑) 「キムンカムイ」と呼ばれる神聖な存在です。
北海道犬(右↑) 
ソフトバンクの「カイくん」も北海道犬です。
ここにはカイくんの子供が飼われているのですが、もしかしたらこれ(↑)かもしれません。
 
屋内の博物館の中にも、さまざまな展示やショップもあります。
とても有意義な時間を過ごせる場所でした。
 


アイヌの方々は、今は、私たちと同じ生活しています。
こうして文化を伝えてくださる動きが大きくなっていること、
それはとっても大切なことだと、カブタンは思います。
 
とても学べました。
アイヌ民族博物館公式HPはこちら
入場料は大人700円。

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手塚治虫さんも悩んだ『シュマリ』

カブタンです。

最近、永山武四郎さんのこととか、開拓のシンボル赤い星の話とか、屯田兵の話など、
明治初期の北海道の開拓のことを随分書きました。

そんな中、お友達から手塚治虫さんの『シュマリ』という漫画を奨められ、
夕べ、一気に読みました。

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まさに舞台は、北海道の開拓期。

「シュマリ」は、本州からやってきたすごく強く野性的なヒーローで、
アイヌと自然たっぷりの北海道の味方です。
相対するのは、
北海道の急速な発展と、それを主導する政府や巨大な力・・・という構図です。

屯田兵も出てくるし、永山さんの名前もちょこっと登場するし、
赤い星がついた建物が次々と出てきます。(←しかもみんな威張っている)

急速な開拓は、ある意味、アイヌ民族の土地への「侵略」でもありましたが、
その様子や、和人の野望や利権がからむイヤな世界も見えます。


手塚治虫さんが書いた「あとがき」(↓)。
とっても心に残ります。
イメージ 2


要約すると、
「北海道開拓誌」という本を読んで、
侵略者と戦うアイヌのヒーローを描きたかったけど、
アイヌの問題は、複雑で重大な問題を含んでいて、
かるがるしく漫画やフィクショナブルな物語で取り扱えない・・というものでした。

カブタンも、最近、ちょこっと勉強して、
そのことが少し理解できます。
手塚治虫さんも悩んだご様子が、作品を読んでいるとなんとなくわかります。


先日読んだアイヌの女性・知里幸恵さんの『アイヌ神謡集』の「序文」には、
急速な開拓でどんどん変わっていく北海道に対する幸恵さんの想いが描かれています。

北海道の歴史、急速であったが故にいろんなことがあったようです。



今、私たちの周りには、
アイヌ民族から学んだものが、そこかしこにあります。

北海道の地名は、8割がアイヌ語に由来している大切なもの。
アイヌ文様はとっても美しいし、
今年の9月には、アイヌ古式舞踊が、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。


こうして今、アイヌ文化に触れることができること、
とても、とても大切なことだと思います。

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なんと美しい・・【アイヌ文様】

カブタンです。

塗り替え工事が終わった「旭橋」と「川のおもしろ館」の後は、
【旭川市立博物館】へ行きました。

そう、久々の旭川市内のウロチョロは、博物館めぐり〜♪
カブタンの【知的好奇心】が【胃袋的好奇心】を上回っております。今のトコロ・・・。


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こちら、以前にも行ったことがあるのですが、
カブタン、ここの入館料がタダなので(←3月に受けた旭川検定合格者は無料♪)、
ちょっと、立ち寄ったのです。

目的は【アイヌ文化の研究♪】。。。。
こちらの博物館は、アイヌ文化の展示が充実しています。
旭川に「近文コタン」があったり、
「アイヌ神謡集」をまとめた知里幸恵さんが住んでいたりしたからです。


まず、入口のところで感動しました。

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アイヌ文様を施した衣装を着させてくださいました。
アイヌ文様の羽織を、アイヌ文様の帯、
アイヌ文様の前掛けをして、アイヌ文様のバッグを提げて、
頭には、アイヌ文様の鉢巻きのようなものまで、付けさせてくださいます。

イメージ 3


これが鉢巻き(↑)。なんてきれいな文様の刺繍なんでしょう〜。

「どれがいいですか?」ときかれ、「一番派手なものを♪」
と、真ん中のを選びました。

全身アイヌ文様のカブタン、結構、かわいいかも〜♪


アイヌ文様の特徴的なのは、渦巻き模様(モレウ)と括弧型模様だそうです。
渦巻き型は、
川の流れとか、風とか、木々の様子から生まれたとも言われています。なるほどー!
括弧型模様は、
とげとげの模様で、魔よけの意味もあるとか・・・。

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だから、とげとげ模様は衣服の袖口とか裾とかに施されて、
悪霊が入らないように守っていると聞いたことがあります。

母から娘へと伝えられるアイヌ文様の刺繍って、
一針一針、心をこめて、縫われていくのですねー。



さて、アイヌ文様の衣装をぬいで、博物館の中に入ります。
イメージ 5


入ってすぐのところから、
アイヌの生活が、いろんな形で展示されています(↑)。

イメージ 6イメージ 7

これはアイヌ民族の住居・チセ(↑)。
中に入るとユカラ(物語などを一定の節をつけて歌われるもの)が聞こえてきます。

イメージ 10

これは、イヨマンテ(クマ送りの儀式)の様子。


そして、知里幸恵さんに関する展示もあります。

文字を持たなかったアイヌ民族のユカラなどの物語を、
文字にあらわして伝えて行こうと頑張ったアイヌの女性です。
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イメージ 9

このブログで何度か書いた「銀の滴降る降る周りに」のフレーズの
あの「アイヌ神謡集」です。

この旭川市立博物館には、知里幸恵さんの遺構ノートも保存されているそうです。
旭川の登録指定文化財になっています。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/top/outline/tiri.htm


・・・こんな風にアイヌ文化を少しでも知りたいな〜と思って
この博物館に訪れてみましたが、
いろいろと奥が深くて
ちゃんとした記事なんて、まだまだ全然書けません。

でも【北海道】にはアイヌ文化に由来しているたくさんのことがあふれています。
少しずつ、少しずつ、
ちゃんと伝えられるように、ゆっくり勉強してみたいと思いました。


あ〜・・そろそろ「胃袋的好奇心」がうずいてきます。
みなさんもでしょ?

旭川市立博物館(旭川クリスタルホールの中にあります)
旭川市神楽2条5丁目 9時〜17時
第2・4月曜日休み  入場料 一般大人300円

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旭川で「銀の滴降る降るまわりに」

カブタンです。

「銀の滴 降る降る まわりに
 金の滴 降る降る まわりに」

という歌を歌いながら私は流れに沿って下り
人間の村の上を通りながら下を眺めると

昔の貧乏人が今お金持ちになっていて
昔のお金持ちが今貧乏人になっているようです

これは、【アイヌ神謡集】に掲載されている
最初の物語「銀の滴降る降るまわりに」の冒頭です。

梟(フクロウ)の神が自分の行ったことをお話しているものです。

イメージ 2


シマフクロウは、アイヌ文化の中では、もっとも尊い神様です。
(写真は、この秋に行った、阿寒のアイヌコタンの入口のシマフクロウです)

フクロウの神様が、下界におりて、
貧乏もお金持ちもない、仲がいい社会になるよう、
ちょっと細工をしてきたお話でした。

このお話「銀の滴降る降るまわりに」は、
今、中学校の国語の教科書にも出ているそうですよ。




旭川の【北門中学校】の校庭には、
このアイヌ語のお話を日本語に翻訳し文字にした「知里幸恵文学碑」があります。

イメージ 1


知里幸恵(ちりゆきえ)さんというのは、

登別で生まれたアイヌの女性。
旭川に住んでいた叔母の金成マツさんの養女になって、旭川に住んでいました。

そして、その頃(大正時代)に、
たまたま旭川に来た文学者の金田一京助さんと出会い、
お二人のコラボにより、
知里幸恵さんが、アイヌ語をローマ字にし、訳し、【アイヌ神謡集】として世に出されたのです。
(北海道遺産協議会から写真を拝借しました↓)。

イメージ 4



アイヌの物語や歌は、文字がなく、
それまでは、口伝えで伝えられていったのですが、

この一冊の本のおかげで、今、私たちも読むことができるようになったのですね。


知里幸恵さん、17歳の時にその作業を始め、
この本が世にでる直前の19歳で、心臓病で亡くなったそうです。

イメージ 3


もう、暗かったので見えずらいですが、
文学碑の石には「銀の滴 降る降るまわりに」が掘られています。
(文字が金色に見えるのは、たぶん、フラッシュのせいです)


美しい表現で、美しい音の、美しい文章で、感動します。

不思議な抑揚で、流れるように語られている
アイヌの物語、とても素敵で、興味深いです。


毎年行われている【アイヌ口承文芸】の弁論大会「イタカン ロー」。
今年も、10月22日に開催されましたが、
今年は過去最高の参加者だったそうです。


北海道をたくさん知りたいと思ったら、
アイヌ文化をしっかりと勉強したいな・・と思いました。

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アイヌ文様とプロポーズ

11月30日の記事で、2006年コンサドーレ札幌のシーズンチケットが
アイヌ文様だったことをご紹介しました。

このシーズンチケットも私の愛用品でしたが、もう1つの愛用品はこれです。
イメージ 1

アイヌ文様の木彫りのコースターです。
掘った方の息づかいがそのまま伝わってきそうなステキな作品です。

アイヌ文様には主に3種類の文様があるそうです。
うずまき模様:コースターに二つの渦巻きがあります。
うろこ模様:コースターの中央上などにある鹿の子状の模様
とげのある模様:この写真にはありませんが、主に服の袖などに刺繍されて、悪霊が入るのを防ぐそうです。

川の流れや風、木のツル、
サケやニシンなどのウロコなど、自然界にあるいろいろなものが題材になっています。

男の人は、木彫りができるようになると、「狩猟の道具やワナをつくることができるようになったよ」。
女の人は、刺繍ができるようになると「妻の仕事を一通りできるようになったよ」。
という意味で、
プロポーズは、好きな女性に、木彫りの模様がついた腰につける小さなナイフ(マキリ)をプレゼント。
女性が腰に付けてくれればOKなんですって。
女性も、アイヌ文様の刺繍を男性にプレゼントしたそうです。

なんだか、ステキですね。
親から子どもへ、代々伝えられている素晴らしい文化です。

アイヌ文様は「北海道遺産」に選定されています。
過去の記事もどうぞ。

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