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Kato's TRICKS

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 ホノルル・アドバタイザー紙に記事が出ました。ステアリング・スウィープの破損について。

 まずはステアリング・スウィープが何かというところをご説明した方が良いでしょうね。まあ、言ってみれば舵なんです。二つの船体の間に渡されたデッキがありますね。この後部から海中に付きだしている巨大なパドルです。これを海中に入れる。入れる角度や深さで、ステアリング・スウィープにかかる水の抵抗が変化します。言い換えれば水から航海カヌー全体が受ける反力が変化する。航海カヌーの進む方向は、帆から受ける推進力と水から受ける反力の和(ベクトル計算ですよ。憶えてますか?)によって決まります。ということは、ステアリング・スウィープが使えないと、水から受ける反力のコントロール幅が小さくなる(重量バランスの調整で多少のコントロールは出来る)。

 つまり操船の自由度が減る。

 ここまで理解した上で、それではホノルル・アドバタイザー紙記者によるナイノア氏へのインタビューをどうぞ。

「もっと先の時点でこのような事態が発生したとしても、我々はどうにかしたでしょう。ただ、たまたま我々は陸地の近くにいた。ですから、安全という観点から見て陸地に戻って補修することに決めたんです。」「我々は(ステアリング・スウィープの)他にも手段を持っています。帆をトリミング(開き具合を微調整すること)することも出来ますし、重量物の位置を変えたりクルーの位置を変えたりということも出来る。ステアリング・スウィープを使わなくても、帆だけである程度の操船は可能です。とはいえ、追い風で航走している時のステアリング・スウィープの重要性も明らかです。」

 また記者の報告によれば、船団は予備のステアリング・スウィープを携行しているので、最悪修理が出来なければステアリング・スウィープごと交換してしまうことも出来るのだそうです。しかしナイノア氏の話では、補修をすることで破損したステアリング・スウィープも完全に機能を復活させることが出来るのだとか。補修に要する時間は12時間と見積もられています。

「色々ありますが、要するにこれらは航海の一部に過ぎないんです。ただ、この出来事は私たちの結束を更に強めてくれました。私たちは2艘のカヌーで旅をしていますが、1つの航海に取り組んでいるんです。クルーは2組に分かれていますが、1つの家族です。今回のステアリング・スウィープの破損は、2組のクルーの間にさらなる力と結束を生み出したんです。」

http://the.honoluluadvertiser.com/article/2007/Jan/22/ln/FP701220325.html

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