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日本の海

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「崖の上のポニョ」の舞台は鞆の浦なんです

 TBSの報道でまた少し注目されている鞆の浦の埋め立て架橋問題なわけですが、実は、スタジオジブリの次の長編アニメ映画の舞台は鞆の浦なんですよ。

 作品タイトルは「崖の上のポニョ」。監督を務めるのは宮崎駿さん。宮崎さんは鞆の浦の埋め立て架橋計画に反対する運動にも加わっておられます。

http://blogs.yahoo.co.jp/hokulea2006/46500912.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hokulea2006/1227902.html

 映画は今年8月に公開予定。普通に考えて鞆の浦の埋め立て架橋問題は全国的な注目を集めてしまうでしょうね。ニュース23の比じゃないでしょう。福山市としては映画公開までにさっさと埋め立てにとりかかりたいところでしょうねえ・・・。

公式ウェブサイト
http://www.ghibli.jp/ponyo/

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『唐桑・海と森の大工』

 良い本を一冊紹介しておきます。

『唐桑・海と森の大工』(INAX出版)

 これは2004年から2005年にかけてINAXが行った展示会「唐桑・海と森の大工」の図録なんですが、展示会を見ていなくても十二分に堪能出来ます。

http://www.inax.co.jp/Culture/2004g/09karakuwa.html

 宮城県の唐桑半島は日本有数の漁場を抱える場所として知られていますが、この海域で行われる漁法や沿岸の地形の特殊性もあって、21世紀の現在でもなお、木造の小型漁船がFRP船と互角の商品性を持っているのだそうです。だから現在でも木造船の新造が当たり前のようにある。

 そこで、岩淵さんという船大工の棟梁の経歴や仕事の内容を中心にして、この地域の木造船文化をまずは概観する。そして、唐桑地域の陸の大工さんたちが、船大工の技術を家屋建築に取り入れた「唐桑御殿」の紹介。最後は鉄鋼船の船体づくりをしていた会社が、その技術力を生かして一点製作ものの特殊な鉄板(主に建築家デザインの建築作品に使われる)作りに進出した話。

 写真も美しいですし、内容を考えると値段もお手頃。これは読む価値ありますよ。

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鞆の浦について、みんなで考えましょうや。

 瀬戸内海の風待ちの港として、平安時代から栄えた「鞆の浦」。この港が今、ドカンと豪快に埋め立てられちゃおうとしています。私自身は、もうちょっと待って広く議論した方が良いと思っているのですが、残念なことに広島県や福山市は「さっさと埋め立てちゃおうぜ!」で意思統一している気配。

 その現況が3月10日の「NEWS23」で紹介されるとのことです。

 いえね。私の大学時代からの親友が鞆の浦のファンでして、「是非、見に行くべきだよ」と前々から言われておるんですよ。ですから、埋め立てちゃうにしてももう少し待って欲しいなと。

 皆さん、是非ともこの特集を見て、「鞆の浦」について考えてみましょうよ。

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「さとうみシンポジウム」

「さとうみシンポジウム」

※テーマ:真の豊かさとは?―古くて新しい理念としての里海を考える―
※開催趣旨;

 里山という言葉を耳にするようになってどれくらいになるでしょうか。「里山」は様々な言葉で語られますが、一般的には「都市地域と奥山地域の間にあり、農林業などの人間の働きかけを通じて環境が形成されてきた地域」と言えるのではないでしょうか。わかりやすく言えば、田んぼや小川、雑木林といった身近な自然に恵まれ、日本の原風景を思わせるような地域を指します。そこでは人々の暮らしと自然が見事に調和し、生物の多様性が増し、双方に持続可能な状態が維持されてきました。

 今なぜ「里山」が改めて見直されてきているのでしょう?それは近年の化石燃料に依存した、大量生産、大量消費、大量廃棄によって成り立ってきた暮らしのツケが自分たちに回ってきて、このままでは廻っていかないことを人々が自覚し始めたからではないでしょうか。

 人が暮らす沿岸域にも里山のような関係を見いだせないでしょうか?「人が海からの豊かな恵みを一方的に享受するだけでなく、人もまた海を耕し育み守る」、人と海が健全な形で共存できる場所、すなわち「里海」と捉えることができるのではないでしょうか。

 海の自然環境を守っていこうという力と、そこに住み利便性の高い暮らしを追求する力の間を揺れ動くのが里海だとすれば、そこは人が自然環境に影響を与え、また自然から影響を受ける中で、人も自然の一部であることを実感することが出来る場所だといえます。

 昨今、海は漁業だけでなく海洋レジャーや癒しの空間として、そこに住むムラのひとだけでなくマチの人も含め、あらゆる人が多目的に利用する機会が増えてきました。

 このシンポジウムでは様々な分野のパネリストの方々といっしょに、多様な主体が利用する沿岸域を持続可能な状態で利用し、保全していくためにはどうすればいいのか「里海」という考え方をもとに共に考えていきたいと思います。

※開催日時:平成20年2月10日(日)13:00〜16:30

※開催場所:高知県立牧野植物園 牧野富太郎記念館 本館・映像ホール      

      〒781-8125 高知県高知市五台山4200-6 

      TEL:088-882-2601

      FAX:088-882-8635

※参加費:無料。ただし、牧野植物園入園料として大人400円(団体割引適用・高校生以下無料)が必要となります。入園時窓口でシンポジウム参加とお申し出頂き、シンポジウム会場受付でお支払い下さい。

※予定人数:200名

※主催:NPO法人黒潮実感センター

※共催:高知大学

※スケジュール

 第一部

  基調講演:滋賀県立琵琶湖博物館館長 川那部浩哉

  演題 生物多様性と「里うみ(海・湖)」 

 第二部

  柏島スライドショー 円満堂修治 

 第三部

  パネルディスカッション

   テーマ:真の豊かさとは? ―古くて新しい理念としての里海を考える―

   パネリスト

   ・川那部浩哉(滋賀県立琵琶湖博物館館長)

   ・金萬智男(NPO法人盤洲里海の会理事長)

   ・寺崎竜雄(財団法人日本交通公社企画課長)

   ・柳哲雄(九州大学応用力学研究所教授)

   ・梅原真(梅原デザイン事務所代表) 

   コーディネーター

   ・神田優(NPO法人黒潮実感センター長)

※事務局:NPO法人黒潮実感センター

     〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島625 

     TEL:0880-62-8022

     FAX:0880-62-8023

http://www.orquesta.org/kuroshio/Article/ArticleView.jsp?article_id=99

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海を渡る才能

 海人丸の中国航海準備が着々と進んでいるようです。

http://blog.livedoor.jp/uminchumaru/archives/51213323.html

 少し前には中国側の受け入れ体制構築の為に中国に行っておられましたね。目の手術もしなければいけないというのに、ご苦労さまです。そんな荒木さんの姿に、木尾士目さんの漫画『げんしけん』の9巻の荻上さん(アマチュア漫画家)の姿がかぶって見えます。

 荻上さんはボーイズラブ系のやおい漫画を書くのが大好きな女子大生なのですが、中学校時代に同級生にハメられて、ボーイズラブ系やおい漫画には深刻なトラウマがあるのです。しかし漫画を描くことは止められない。その後も荻上さんは挫折を繰り返すのですが、その度に復活してくる。そんな荻上さんのことを密かに評価しているオタク友達が、彼女のことをこう評します。

「嫌われ 叩かれ 潰され 消され どんな目に遭わせても必ずまた出てくる。まあたしかに絵はそこそこウマイですがね。それだけやったらここまでうっとーしくはナイですよ。」

 何か飛び抜けたものを持つ若者、上の人間の立場を危うくしかねない才能を持つ若者。これはどこの国でも危険視されます。懐柔して手下に出来そうなら引き立てる。ヤバそうなら潰すか無視する。これは基本です。ですが、時に、どれだけ排除しようとしても出てくるのを止めようがない人材も出現する。荒木さんもその類の人間のような気がします。このしぶとさは何なんだ。これは才能ですよ。しぶとさというのも才能の重要な一部。

 では荒木さんの才能とは何か。「海を渡る才能」という言葉が一番ぴったりするんじゃないかと思います。荒木さんも自分で言っていますからね。「僕は海を渡ることしか出来ないんで」と。変わった才能ではあります。今の世の中にはあまり必要とされていない才能かもしれません。しかし200年も歴史を遡れば、仲間たちを連れて船で海を渡れる人間というのは、とても貴重な才能の持ち主であったはずなのです。遣唐使船の船長にもそういう才能が求められたでしょうし、アオテアロアを発見した航海者クペやラパ・ヌイを発見した大酋長ホトゥ・マトゥアも「海を渡る才能」に溢れた人物だったはずです。言ってみれば荒木さんはある種の先祖返りをした、現代では非常に珍しい人材なのかもしれませんね。

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