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窓際の席、エコノミー症候群のリスク高い 米研究

 飛行機の長距離フライトの際に窓際の席に座ると、エコノミークラス症候群に代表される静脈血栓症のリスクが高くなると、専門医らが7日の医学誌「チェスト(Chest)」で警告した。

 深部静脈血栓症(deep vein thrombosis、DVT)は足の痛みや腫れ、肺塞栓が生じ、死に至ることもある深刻な血栓症だ。「チェスト」に掲載された米胸部医師学会 (
American College of Chest Physicians)によるガイドラインには、飛行機に搭乗した際に起こるDVTのリスク要因が挙げられている。

 これまではシートの狭いエコノミークラスに搭乗したり、フライト中にアルコール飲料を飲むとリスクが高くなると考えられてきたが、今回の報告によれば、そうした要因を決定付ける確証はなかった。英国民健康保険(
National Health ServiceNHS)は先に、脱水症状もリスクを上げる恐れがあると警鐘を鳴らしたが、これについても確証は見つからなかった。

 しかし、体を動かさないことのリスクは過去に警告されてきた通りで、特に8時間以上の長時間フライトで座ったままの乗客におけるリスクが最も高いことが強調されている。

 ガイドラインを作成した医師の1人、カナダ・マクマスター大学(
McMaster University)のマーク・クローサー(Mark Crowther)博士は、「長距離フライトで窓際の席に座る乗客は、体を動かす機会が限られがちで、DVTリスクが高くなる。他の要因が重なると、リスクはさらに上がる」と述べている。

 DVTリスクが増える他の要因には、DVTの病歴があることや高齢、妊娠中、経口避妊薬の服用、肥満、手術を受けて間がないことなどが指摘されている。これらのリスク要因がある人は、6時間以上のフライトの際には通路側の席を選び、できるだけ客室内を歩き、ふくらはぎの筋肉をストレッチ運動でほぐし、膝下丈の弾性ストッキングをはくなどの対策を取るよう、ガイドラインは勧めている。
 
 
                                   【AFPニュースより転載】

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