ひろちん。のBLOG

西日本と日本海側も油断してはいけない-地震。 毎日更新→記事があれば書くに変更。

季語短歌17-3-20


  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。




  = 雪形(ゆきがた) =

 1, 谷沿いの雪形は角を丸くして見下ろしている春の菜畑


  = 幣辛夷・四手辛夷(しでこぶし) =

 2, 春風に色を放ちて幣辛夷いつしか空に雲ひとつなく


  = 遍路笠(へんろがさ) =

 3, 茶店には遍路笠より笑う声高くあるとき新地平見ゆ


  = 桑の芽(くわのめ) =

 4, 遠くにはエンジンうなる耕運機目覚ましのごと桑の芽は出づ


  = 荒東風(あらごち) =

 5, 荒東風は菓子屋の軒をがうと抜け花見団子の幟はふわり


  = 赤椿(あかつばき) =

 6, その角の垣は一面赤椿通学児童の頭のうえで


  = 子持鯊(こもちはぜ) =

 7, 子持鯊の腹が破れぬやうに持つ手のひらに水は染みこんでゆく



・雪形(ゆきがた):仲春の季語「残る雪」の傍題で「残雪」「去年の雪(こぞのゆき)」などとも。春になって溶け初めた雪が山腹に描き出すさまざまな物の形。農村地帯ではそれを農作業の目安とする所も。

・幣辛夷・四手辛夷(しでこぶし):仲春の植物季語「辛夷」の傍題で「姫辛夷」の別名も。自生種は本州中部に群生するが準絶滅危惧種に指定されている。同属のコブシなどとの交雑種が園芸用に市販されている。

・遍路笠(へんろがさ):三春の釈教季語「遍路」の傍題の一つで「遍路杖」「遍路鈴」などと並ぶ。道すがら弘法大師の守りを受けていることを表す「同行二人」の文字が見える。

・桑の芽(くわのめ):仲春の植物季語「桑」の傍題の一つで「桑芽吹く」「桑芽ぐむ」などの動詞形でも。晩春に及べば葉を蚕の飼料とする「桑摘み」が始まり、往時は「桑摘み女」の「桑摘み唄」も聞かれた。

・荒東風(あらごち):三春の天文季語「東風(こち)」の傍題の一つで「強東風」とも。単独では柔らかい風を意味する本題に逆対する語を冠して、春の天気が時に荒れ模様となることを表す季語。

・赤椿(あかつばき):三春の植物季語「椿」の数多い傍題の一つ。「紅椿」「白椿」などと童謡に花の色を冠した呼称で、この名を持つ品種があるわけではない。

・子持鯊(こもちはぜ):仲春の生類季語で「春の鯊」とも。単独の「鯊」は三秋の季語であるが、この時季に産卵のため河口に遡上する。卵を持つ魚体は腹が張って薄橙色に染まり食通に珍重される。

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