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先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
= 小満(しょうまん) =
1, 半袖に 衣替えした 小満に 真白な腕を 捧げたし陽よ
= 毛虫(けむし) =
2, 通学路 落ちし毛虫に 声が沸く 覆う緑の 深さ知らずも
= 空豆(そらまめ) =
3, てのひらに 空豆ひとつ 色増せば 語り始めよ 夏の日射しを
= 麦刈((むぎかり) =
4, 朝ぼらけ 畑に出づる をのこらの 麦刈る腕は 輝きてをり
= 苺(いちご) =
5, たはむれに 庭に植ゑたる 苺へと 細き脚した 蟻ひとつ上る
= 蚫(あわび) =
6, 海底へ 音なく届く 蒼き陽に 蚫の恋は 濃さを増すべし
= 雛罌粟(ひなげし) =
7, ヒナゲシは 色の深さを 増してゐる 憧るる毒は 夏の処女かも
・小満(しょうまん):二十四節気の一つ。夏の気が天地に満ち、それを受けた万物が勢いよく生長する時季の意を表す語。暦の上では今日から初夏の後半に入る。
・毛虫(けむし):春の「蝶」や夏の「蛾」の幼虫。体一面に毛が生えているところからこの名がある。人の皮膚や樹木に害を与えるものが多いので忌み嫌われる。
・空豆・蚕豆(そらまめ):実を包む莢(さや)が空に向かって直立するところからこの名がある。17世紀頃に中国を経て渡来したもので「蚕豆」は漢名にあたる。
・麦刈(むぎかり):「麦(を)刈る」の動詞形でも。麦はこの時季に成熟し、梅雨が来る前に刈り取りの時期を迎える。別題「麦の秋」と呼応する初夏の季語。
・苺(いちご):同季別題の「木苺」「蛇苺」などの自生種もあるが一般には栽培種として幕末に輸入された西洋苺を指す。漢名表記「覆盆子」を用いることも。
・鮑(あわび):漢名「石決明」。巻貝の一種だが二枚貝の片側のように見えるところから片想いの比喩に用いられる。素潜りで捕る漁法を指す「鮑取」の傍題も。
・雛罌粟(ひなげし):ケシ科の一年草で五月頃に可憐な花を咲かせる。項羽の寵愛を受けた美女が化したとされる中国の伝説に由来する「虞美人草」の異名も。
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