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生越裕之は、遅咲きのアーティストと言っても過言ではない。そして日本の美術系大学に見られる「何かしら風の現代アート」というのでもない。何にも影響されなかったと言えば恐らく嘘になるが、少なくとも同世代の交わりは少なく、自分を見失うことなく今に至る珍しいアーティストである。
ここ数年、制作過程では、熱処理した鉄板に色を施した作品(中には自然に浮かび上がったままの色)が多く見られるが、汚れた壁にも見えるし、シミのついたコンクリートにも見える。しかしその一部分を切り取ってきたというものではなく、あくまで自己の世界観を絵画として描き停めている。
鉄さびのように時間とともに酸化若しくは風化していく絵画とでも言えばいいだろうかー絵画の持つ恒久性といういささか古い概念のものでなく、風化していくならその風化を楽しむくらいの自然体である。
あえて、私は抽象画という概念で見ていない。何故なら偶然ではあるにしても汚れた壁やシミのついたコンクリートという対象が画面の中に存在するからである。
とは言え、それを写実的に写し取ったものではなく、偶然の中から発見してきたことの定着が作者の意図となり、見る者へと伝わるのである。

会期:2010年2月20日(土)〜28日(日)会期中無休
会場:ミリバールギャラリー
時間:午前11時30分〜午後8時(最終日は午後6時まで)

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 いよいよTRANSNATIONAL ART 2010が大阪府立現代美術センターで始まりました。この展覧会は谷町九丁目にある「SoHoアートギャラリー」が昨年より企画する国際展である。今年は七カ国38名のアーティストによる現代美術展として開催している。
 大袈裟に言うと「分野・世代を超えた、そして国境を超えた」展覧会なのであるが、このような交流展は実は珍しいのである。当然美術館の役割としては各地で観られるものの、一つのギャラリーが大きな空間でそのギャラリーを取り巻くアーティストを紹介することに意味がある。また英文主体のカタログが作成されており、そのカタログは世界中に送られると聞いている。
 世界中で活躍する日本人アーティストは数多く現存するが、多くの日本人アーティストは自らの環境を脱することなく、この安心・安全の国、日本で活動することを選択している。
 「安全・安心の国」と書いたのは、勿論皮肉を込めてのことであるが、アーティストが「安心・安全」では面白くない。この「TRANSNATIONAL ART」という言葉の響きはとても気に入っており、訳すと「変化・変革」という事になるが、私は「危険な匂いがするアーティスト28名」と読んでいる。
 1960年代アメリカの「ジャンクアート」も私は同じ危険な匂いを持つものだと理解しているが、昨日、「TRANSNATIONAL ART 2010」に参加しているアーティストの一人、八戸香太郎と出逢った。彼は現在ニューヨークにスタジオを借りて活動を続ける書道家(ペインター)であるが、会場で大きな紙と筆で持って書道(描く書)パフォーマンスを行った。偶然テレビで「トメハネ」という高校書道部を舞台としたドラマを見たものだから思わず苦笑してしまった。(作家には失礼)
 彼は、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、日本と飛び回るアーティストであり、そこから得るエネルギーや生き方、考え方に感動した。この「TRANSNATIONAL ART 2010」が単なる交流展に終わらず、日本人アーティストが世界に飛び出て、ホーム&アウェイ方式で発表を重ねることが、サッカー同様強くなる近道だと確信した。

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 毎年恒例となりました「トマソン&VOW」の年間グランプリを決定しました。今年も兵庫県美方町小代まで講演に行ったり、専門学校で学生に特別授業に使ったり、社会人教室ASPでの課題と多方面で「トマソン&VOWネタ」で普及活動を続けています。
 去る12月15日に厳正な審査の結果、堺市在住の横山進さんの「理容室の看板(写真)」がグランプリを獲得し、賞品を授与致しました。
 まったくの駄洒落を堂々と散髪屋の看板として「理容室」ならぬ「利用室」と悪のりしてもらうのはアリなんですが、裏面の「382」が最初意味が分からなかったんですが、審査員の一人が「さんぱつ」と読んだ所で決まりです。文句無く今年度の年間グランプリに選ばれました。
 横山進さんは、すでに「トマソン&VOW」探しのベテランと言えますが、初めての受賞に笑みを浮かべていました。もともと写真のキャリアは長く、堺市展でも大賞をとるなど写真家としても活躍されているので、当たり前ですが、上手いです。

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 約1年前より準備してきたSYNCRO THEISM(シンクロティズム)が始まりました。22日の午後5時より搬入が始まり、昨日の午後11時に展示が終わるという壮大なスケールでCASOのA室とX室の展示が完成しました。これまで個々に活動してきた宇野裕美、河合晋平、常見可奈子の三名が初めてユニットとして一つの作品を作り上げました。
 それぞれに素材は異なりますが、金属、布、樹脂、ガラス、既製工業製品などをシンクロさせた見事な空間を築いています。案内の通り、何か海洋生物のようでも未確認宇宙生物のようでもありますが、おそらく気持ち悪いという方もいれば、可愛いなどと思われる方もいるでしょう。
 私の個人的な好奇心は、同じ大阪市港区内にある海遊館とのシンクロなのです。実は10年ほど前に海遊館の夜間公開を記事で読んで以来、是非とも夜行性動物の不思議な魅力をこの目で確認したいという欲求を持ちながら、機会に恵まれなかった。今回このシンクロティズムの展示に合わせて海遊館の夜間(午後5時〜8時)鑑賞を実現してみたいと思うのです。
 そのきっかけといっては何ですが、海岸通ギャラリーCASOの空間をダイナミックに構成された布や金属、樹脂やガラスの素材の面白みに加え、光の演出を十二分に楽しめる事と思います。

・会期   2009年11月25日(水)〜12月6日(日)
・時間   11:00〜19:00 (最終日は17:00まで)
・会場   海岸通ギャラリー・CASO A, X
・作家   スピロデザイン(造形作家3名による新ユニット):河合晋平/ 宇野裕美/常見可奈子
・HP    http://spiro.tank.jp/top
・内容   金属・布・樹脂・ガラス・工業製品など、様々な素材を使用した空間インスタレーション
・協力   大阪アーツプランニング
・協賛   株式会社 住友倉庫
・制作協力 山内鈴花
・コーディネート  谷本 研

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「新鋭作家シリーズ展」も今回で12回目を迎えます。企業様とギャラリーに声がけして若い芸術家を支援する目的で、2007年にスタートしました。これまでに選抜した作家達19名のその後の活躍も目覚ましいものがあり、彼等の活動を支援すると共に発掘する喜びを感じています。
 今回、登場していただく久次米菜保さんは若干21歳という若さですが、すでに自己のスタイルを確立しており、地元徳島で制作を続けています。古いレコード盤が入っていた紙の袋や紙紐、貝殻、羽根などが個性的にコラージュされています。そのテクスチャーや落ち着いたモノトーンの色調で、ノスタルジーを感じずにはいられません。年齢や分野を超えた魅力ある作品をシェ・ドゥーヴルという秘密基地のような空間に飾ります。

久次米 菜保(くじめ なお) プロフィール
1988年 徳島県生まれ、徳島市在住
2007年 DIVERSaO The World グループ展 (大阪/Galley Relax Living Bar Nyx)
2008年 DIVERSaO ススキア グルーブ展 (大阪/Galley 月心庵)
2009年 大阪総合デザイン専門学校卒業制作展 金賞受賞
    同校卒業
    creator Label hymn 所属
   CROSS THINKS09 〜交錯するアート〜 (大阪/海岸通Galley CASO)
    hymn GARAGE グループ展 (大阪/Nano Galley)

展覧会名:新鋭作家選抜シリーズ展Vol,12 久次米菜保(くじめなお)「いま、ここにあるもの」
展覧会タイトル:「いま、ここにあるもの」
会  場:シェ・ドゥーヴル 〒550-0011大阪市西区阿波座1-9-12-1F
会  期:2009年10月19日(月)〜31日(土) 
時  間:12時〜23時(最終日21時まで)
休  廊:日祝休み

久次米菜保 在廊日 10/19、23、24、30、31の12時〜20時
西野昌克 在廊日 10/21、24、27、31の17時〜21時

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