プライバシーを侵害する電気メーター(引用)
このような問題が指摘されるのは、ある意味当然のことだと思います。> 「電気量の変動が分かるということは、いつ留守にしているか、いつ就寝しているかという、生活スタイルさえも知ろう思えば分かる」
そして、それ以上の情報が外部に把握される可能性、考えようによっては、ほぼすべての今まで外部に出ようがなかった家庭内での個人情報が、把握できる可能性を秘めているのではないかと私は思っています。
しかし、話は変わりますが、これはすごいですね。
> 最終使用量と電気料金が1年に1度しか通知されないチューリヒ州民にとって、随時使用量を知ることは便利だ。
転載
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swissinfo.ch
2010-04-26 15:25
プライバシーを侵害する電気メーター
キャプション: スマートメーターは詳細にわたってデータを取ることができる (energyutopia.wordpress.com) 個人情報を守ることは現代社会の大きなテーマの一つ。特に、情報技術が進むにつれ、個人情報が漏えいする危険は高まる。チューリヒ州には市民のプライバシーを守る役割を担っている情報保護委員会 ( Datenschutzbeauftragter/dsb ) があり、公共機関が扱うあらゆる情報データの収集方法や保管方法について、助言する。その助言は、法的拘束力を持つ勧告になることもある。
コンセントに潜む情報スパイ 4月20日、情報保護委員会を通し、新型の電子式メーターが個人のプライバシーの情報源になることを指摘し、現在事前調査をしていることが明らかになった。
新型の電子式メーター「スマートメーター ( Smart Meters )」 は、将来のエネルギー不足を想定とした新技術だ。スマートメーターを各家庭に取り付けると、電気使用量の変化が詳しく把握できるため、電力をより効率的に各家庭に送電することができる。すでに欧州の一部の国の電力会社が導入している。スイスでは全国に先駆けチューリヒ電力 ( EKZ ) が導入を検討している。導入前に情報保護の安全面のチェックを情報保護委員会に依頼した。 「電気量の変動が分かるということは、いつ留守にしているか、いつ就寝しているかという、生活スタイルさえも知ろう思えば分かる」 と情報保護委員のブルノ・ベリスヴィル氏は説明する。民間企業のマーケティング垂涎の、利用価値の高い情報になりうる上、不法操作される危険もある。さらに、収集された情報の伝達の安全度も大きな問題だ。 最終使用量と電気料金が1年に1度しか通知されないチューリヒ州民にとって、随時使用量を知ることは便利だ。インターネットを通し、各家庭で使った電気量を個人が調べられるようにするのか、各家庭に設置されたメーターに限るのか。便宜性を優先するのか、情報保管の安全性を優先するのか。インターネットやワイヤレス回線に情報を載せれば、情報が漏えいする可能性は高くなる。 チューリヒ電力のプリスカ・ライアイダ広報担当者によると、5月には、対応できるインフラのある住宅で、実験台となることを了承した家庭およそ1000軒が実際にスマートメーターを取り付け、2年間の実証試験が始まる。2012年に導入の是非を決めるが、各家庭に設置されるまでには10年ほどかかるという。ライアイダ氏は 「情報を集める間は、チューリヒ電力でも情報源は分からないようになっている。請求書の作成時に識別するだけであり、情報の漏えいはない」 と語った。 " 技術的にはプライバシーを保護することは可能だ。スイスにまだ不足しているのは法的整備 "
情報保護委員、ブルノ・ベリスヴィル氏 プライバシーにかかわるデータは多くなるばかり 情報保護委員会はスマートメーターのほか、情報技術が進歩し、多くの情報が作集められていくに従い、その情報が個人のプライバシーにより深く係わったものになると指摘している。たとえ教育のためとはいえ、4年ごとに行われる調査の結果である学校ランキングや教師の評価をインターネットに載せることは、プライバシーの侵害であるという。 安全性の面から設置される監視ビデオの問題も注目されている。公共の場に設置されたビデオは10年前から増加の一歩をたどっている。最近になって、学校や病院、スポーツスタジアムなどがこぞってビデオを設置するようになった。 「施設へのいたずらを防ぐ効果は大きいが、プライバシーを侵害するものとなるのは、問題だ。記録されたビデオの保管方法や、保管期間など、技術を導入する前に、情報保護委員会の検査を受ける必要がある」 導入した後では、既に情報は漏れている可能性があるとベリスヴィル氏は語る。 佐藤夕美 ( さとうゆうみ ) 、swissinfo.ch |

