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温暖化による酷暑で小麦が老化、2度上昇で収穫2割減

 
 
 
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温暖化による酷暑で小麦が老化、2度上昇で収穫2割減

2012年01月30日 20:48 発信地:パリ/フランス
 
 
【1月30日 AFP】地球温暖化によって熱波や酷暑がより厳しくなると、小麦が「老化」し、世界的に収穫高が減少することを示す研究結果が、29日の英科学誌「ネイチャー・クライメートチェンジ(Nature Climate Change)」に発表された。

 研究チームは、コンピューターモデルに基づく現在の予測では、温暖化が進んだ場合にこのプロセスが加速する可能性が過小評価されていると警告している。

 栽培面積が温帯の2億2000万ヘクタール以上を占める小麦は、地球上の最も広範囲で栽培されている作物だ。メキシコにある国際トウモロコシ・コムギ改良センター(International Maize and Wheat Improvement CenterCIMMYT)によると、国によっては摂取カロリーの最大50%、タンパク栄養の20%を小麦に頼っている。

 2010年には小麦輸出国のロシアで干ばつや森林火災が起き、世界の小麦価格が2年にわたって高騰。気候によって崩壊する国際供給網の脆弱さを浮き彫りにした。

■気温2度上昇で収穫量2割減

 温室効果に関するこれまでの実験では、季節外れの高温、特に作物の生育期の終盤に異常高温が起きると、作物が老化することが分かっている。植物が耐えられる範囲を超える高温が、光合成を行う細胞器官を破壊してしまうのだ。

 米スタンフォード大学(Stanford University)のデービッド・ロベル(David Lobell)氏率いるチームは、インドのヒンドスタン平野(Indo-Ganges Plains)の衛星データ9年分を精査し、統計的手法を用いて、高温が小麦に及ぼした影響だけを抽出した。

 すると、気温が長期平均よりも2度上がると小麦の生育期間が9日短くなり、総収穫量が20%減っていたことが明らかになった。

 世界各国は国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate ChangeUNFCCC)の下、温暖化による有害な影響を避けるためには、気温上昇を産業革命前のレベルから2度以内に抑えるという目標を掲げている。だが、現在の上昇傾向が続けば、気温は目標値の2倍まで上昇すると研究チームは警告している。つまり「世界的に気温が4度上昇するという、かつては極端な場合として考えられていたシナリオが、2060年にも現実となる」という。

■病気に弱くなる恐れも

 小麦は、気候変動による別の脅威にもさらされている。北アフリカ、中東、中央アジアなどで、今よりも攻撃性の高い「小麦さび病」の新種の菌株によって、収穫高が最大40%減少するというのだ。地球温暖化で降雨パターンも変動しやすくなっており、そのため小麦が弱りつつ一方で、新種の菌株は前例のない高温にも耐えるよう適応していると、研究チームは指摘している。

 前年11月、国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、人間が引き起こした気候変動によって熱波や酷暑は頻度も激しさも増しており、そうした極端な気候が将来増えることはほぼ確実だと結論付けた。1000ページに及ぶ報告で、IPCCは温暖化ガスの排出が衰えることなく続けば、2050年までに5年置き、21世紀末までには1年置きか毎年というペースで、20年に1度の酷暑に襲われるようになると警鐘を鳴らしている。(c)AFP/Marlowe Hood

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箱には1人3日分の食料や飲料水、食品などが入っており、箱は簡易トイレとして利用

 
 
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毎日jp

ほっとするニュース:非常時「おたすけ箱」注文殺到

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東日本大震災の体験から生まれた非常時「おたすけ箱」と考案者の藤原公一管理部長=石巻市北村のマリンプロで、石川忠雄撮影
 
 宮城県石巻市北村のレトルト食品製造・販売会社「マリンプロ」(鈴木勝社長)が、東日本大震災の教訓を元に開発した非常時「おたすけ箱」が注目を集めている。箱には1人3日分の食料や飲料水、食品などが入っており、箱は簡易トイレとして利用できる。今月に販売を開始したばかりだが、関西や関東などの企業や団体などから注文や問い合わせが殺到している。
 「おたすけ箱」は、震災翌日から同市北上町の北上中学校の避難所で4日間、支援活動に携わった同社の藤原公一管理部長(45)の体験を生かし商品化した。
 同社は、大規模災害では行政の初動支援活動が行われるまでを3日間と想定。この間の非常時を乗り切るために必要な物をそろえた。箱には、1人3日分の食料品と飲料水、衛生用品(ぬれタオル、乾燥フェースタオル)、食事用容器(食器9個、スプーン、ストロー)などを入れた。
 主食になる食品は、アレルギー体質でも食べられるようにノンアレルギー食品を導入。高齢者や幼児でも食べられるよう軟らかく調理されている。食品の賞味期限は5年間。
 外箱は、簡易トイレとして使えるよう強度を保つため二重構造となっており、150キロの荷重にも耐えられる。大判の吸水シートや簡易トイレ袋各3枚と排出物の凝固剤も備えられている。
 藤原部長は「トイレが使えず飲食を我慢して体調を崩す人が目立った。飲食と排せつを一体として考える必要がある」と、試行錯誤しながら商品化した。
 価格は、8400円(消費税込み)。既に3000個を販売。個人販売も行っている。問い合わせは、同社(0225・73・4515)。【石川忠雄】
2012年1月29日
 

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