嬬恋村地熱発電所計画で揺れる草津温泉
群馬県、草津温泉が揺れています。草津温泉の隣の「嬬恋村(つまごいむら)」で地熱発電所建設計画が持ち上がっていることに対し、草津の温泉源を心配する草津が反対運動に立ち上がったものです。草津温泉は日本の名湯です。歴史もある名泉がもし途絶えるようなことがあったら大変です。嬬恋村での地熱発電所計画では、きちっとした調査をし、絶対草津の湯に影響のないようにしていただきたいと願います。↑群馬県地図です。中央左端に「草津町」があり、その左下に「嬬恋村」が隣接します。草津温泉と計画中の地熱発電所との間の距離は、約3キロ半。日本は火山国です。列島を縦断するように火山地帯が走っています。そのため日本は地熱発電が可能な国です。従来建設されている地熱発電所は、赤い線の火山フロント上に位置しています。嬬恋村はキャベツの高冷地栽培で有名です。もし地熱発電所が出来たら、その廃熱を利用した野菜栽培の可能性が広がります。嬬恋村にとっては願っても無い建設案でしょう。地熱発電は、地上から高圧の水を地下1000メートル辺りに送り込みます。するとマグマで温められた高温の湯たまりができます。その湯たまりからパイプで地上にくみ上げ、蒸気タービンを回し電気を発電するものです。ですので建設費と維持費以外に燃料代は不要です。また24時間稼動し、基本的に二酸化炭素をだしません。発電するときに温水を発生するので冬季の近隣住民への暖房に利用できます。といいことずくめのようですが、日本は温泉大国でもあります。今回の騒動のような問題が、地熱発電所建設では必ず発生します。この問題はもはや、市町村だけでは解決するには問題が大きすぎます。政府の調停が必須です。また建設後、温泉源泉に変化が出た場合、政府が保証するような枠組みが必要だと思います。(写真はすでに稼動している東北の地熱発電所)↑電気1Kwhあたりの二酸化炭素排出量の比較です。日本の二酸化炭素排出は発電による石炭、石油、天然ガスの燃焼で全CO2の3割近くを発生しています。地熱はつでんが二酸化炭素排出では優れていることが分かります。↑ただ地熱発電の占める割合は微々たるものです。それは今まで、原油の値段が安かったこと。また二酸化炭素排出問題が深刻でなかったこと。によります。現在は原子力発電が一番注目されています。しかし絶対に安全だと断言は出来ません。また使用済の核燃料の問題もあります。それに比べ地熱発電は放射能も出さないし、地域住民には温水の利用ができるメリットがあります。(写真は最近稼動したアイスランドの地熱発電所)アイスランドは地熱発電が盛んです。全電力の4分の1を地熱で。4分の3を水力で。0.1%を火力に、それぞれ依存しています。また三菱重工は同国で5基の地熱発電所を受注に成功しました。アイスランドは高温岩体発電(hot dry rock geothermal power; HDR)の最新技術採用の発電所。写真はその粉砕された岩石のサンプル。北海道に地熱発電所を建設し、その温水を冬季の住民暖房に利用すれば一石二鳥です。その意味で、今回の草津温泉と嬬恋村との話し合いを続けて欲しいと願います。「地熱発電」に関する私の記事一覧。クリックベイルート、レバノンでの雲と街の灯の綺麗な写真。ネット新聞。「夕刊ですよー」クリックBGM:湘南FM J-WAVE FM 花火2分(再生画面を右クリックし、全画面で拡大) ↓私の時事記事○テレビドラマ評 月9ドラマ「CHANGE」クリック○裁判員制度の問題点。 クリック ○混迷する日本のオリンピック水着問題。 クリック ○タバコ自販機 タスポの混乱。 クリック ○三浦和義を殺人罪と共謀罪容疑で逮捕。クリック ○救急医療 たらい回しの問題点。 クリック ○F1グランプリ2008全戦速報、結果。クリック ○熱気球冒険家、神田道夫さんの捜索近況。クリック ○東芝 HD−DVD撤退へ BD勝利。政府の無策が招いた消費者無視。「青木が原」戦争の結末クリック ○青色街路灯、問題と疑問がいっぱい。クリック ○日本の捕鯨問題。クリック ○原油価格の上昇は何だったのか!クリック ![]() |
トラックバック(2)
トラックバックされた記事
まったけ日記331―原子力発電から自然エネルギー発電へ移行せねば!―
{{{: 去る2007年7月16日に発生した[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E4%B8%AD%E8%B6%8A%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87 新潟県中越沖地震]を原因として東京電力[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8F%E5%B4%8E%E5%88%88%E7%BE%BD%E5%8E%9F%E5%
2008/8/14(木) 午後 6:16 [ まったけ館長の『京都亀岡発―甦らせよう藍と蒼い地球―』 ]
日本における地熱発電
日本における地熱発電 歴史 日本では 1919年 に帝国海軍中将・男爵 山内万寿治 が、軍人として国のエネルギー安全保障に興味を示し、 大分県 別府 で地熱用噴気孔の掘削に成功した。 これを引き継いだ東京電灯研究所長・太刀川平治が 1925年 に出力1.12kWの実験発電に成功したのが最初の地熱発電とされる [21] 。しかし、微力だったことから、山内の死後程なくして地熱発電の実用は立ち消えとなった。実用地熱発電所は 岩手県 八幡平市 の 松川地熱発電所 ( 日本重化学工業
2011/10/22(土) 午後 11:22 [ 震災復興!放射能リスク管理!日本国益護持!エネルギー有効利用! ]
トラックバック先の記事
- トラックバック先の記事がありません。



発電所も必要なものでしょうし、温泉もなくなっては困りますからね〜
これはなかなか大変でしょうね〜^_^;
2008/7/26(土) 午前 8:55
★レイさん、地熱発電所を建設するときに、必ず起こる問題です。
ですので、嬬恋地熱問題は全国のテストケースとして大事だと思います。
当事者だけで解決はできません。喧嘩騒動になるだけです。
早い段階から県と国が調停に加わる必要があります。
円満な話し合いを望みます。
2008/7/26(土) 午前 9:08