原発再稼働問題ってどうなの?
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原発は定期的に停止させて、点検するルールになっている。
停止後、再稼働させるかどうかが大問題とされているわけだが、
ちょいと腑に落ちない。
ストレスチェックして安全性が確認できていれば再稼働OKという事らしいが
「安全性が確認できた」、「いや安全性は不確かだ」という問題で議論の
余地があるのであれば、定期点検で止める以前に、直ちに原発を停止させて
安全性のチェックを実施すべきだと思う。
さらに言えば、安全性をどこまでストレスで想定するかという問題も大きい。
「直下型地震のケース」・「原発近郊の比較的浅い海底地震のケース」etc
いろいろ想定できるし、地震の規模もどう考えるか。
福島のときは、想定外の規模で地震(津波)が起きた。
次への備えは、その規模をどう想定するのか?
過去1000年単位で遡って、記録上の最大規模の地震を想定して
いればそれで足りるのか。
マグニチュード7?それとも8、いやいや9か。このマグニチュード、1違えば
その規模(パワー)は約30倍違うそうだ。
地震や津波に対して、影響を受けない強固な原発を作ることはもはや、採算性
を考えた場合、日本における電力発電には向かないのではないかと思えて仕方
がない。
では原発に頼らないエネルギー政策はどう進めれば良いか。これが大きなテーマ
になってくるだろう。当面、代替エネルギー柱は火力になるが、石油の安価な
安定供給は中長期的な観点では期待できない。
当然、電気料金の上昇は避けられないだろう。これを国民が許容できるかどうか。
市民生活の中で節電は、常態化しなければならない。
ただ大きな問題は、大量の電力消費を前提としている製造業を中心とする産業界だ。
国際的な価格競争にさらされている製品を製造しているメーカーの国外移転圧力は
急速に強まると思う。産業の空洞化、雇用の喪失、失業者の増加(低所得者層の
急増)、社会福祉コストの増大。考えてみると問題は山ほど出てくる。
政府(産業界)&役人の考えている事は…。
「原発の安全性が100%担保されないのは分かっている。ただ千年に1回あるか
どうかという地震のリスクの為に、現在、景気低迷下で不況にあえいでいる日本
社会に対して更なる手かせ足かせを掛けるリスク(役人は目先のこのリスクを懸念
していると思うが…)はとれない」という感じではなkろうか。
勤勉な日本人がギリシャのようになるとは思えないが、素早く重大な意思決定が出来ない
日本人の性質を考えるとジリジリ国力をすり減らしていく日本の姿がせけてみえるような
気がする。我々が抱える漠然とした焦燥感。このあたりにも、橋下市長の人気の一因が
あると思うのは僕だけではないだろう。
さて日本はどうすれば良いのか?ちょっと考えてみた。
大きなテーマは日本国内の産業構造の大転換だ。
前掲の環境があるとすれば、日本国内で製造業を維持するのは無理だ。
国際価格競争にさらされている製品をつくっているメーカーは人件費を中心とした製造
コストが安い外国(要は発展途上国)に出るべきだ。「何だ、すでに大企業と一部中小企業
は海外進出しているぞ」と言われるかもしれない。私が考える産業構造の大転換は、そんな
規模ではない。東京でいえば足立区、大阪でいえば東大阪市に代表される中小企業の町
はなくなるという事だ。
零細企業といえど、低価格競争にさらされている製品の下請企業は軒並み海外移転に迫
られる。老若男女を問わない家族も含めて、この種の製造業に携わる日本人は海外移住
を真剣に考えなければならない。これが無理なら業種転換しかない。転換する業種はサー
ビス業だろう。
高齢化が進む日本では、医療・介護の分野は市場がさらに拡大する。また一部のリッチ
な高齢者向けの文化的なサービスは多様&高付加価値化するだろう。
また製造業の縮小は、サービス業にも少なくない影響を与える。製造業に就労していた
日本人及びその家族向けに商売していたサービス業はその顧客を失う。(例えば飲食業)
産業政策を間違った自治体に属するサービス業も大きな影響を受けることになる。
純粋な日本人の人口は急速に減少する。人口が減れば、消費税の税収も当てにならない。
国家財政は悪化する可能性が高いから、公的な社会福祉は切り下げざるを得ない。生活
保護や失業給付は最低レベルとせざるをえない。若年人口の減少は、日本の国力衰退を
決定づけてしまう。短期的には労働力確保の為に、外国人労働者に日本の労働市場を開放
することになる。
低所得の外国人労働者が増える(移民政策の導入)という事は、治安や社会秩序を崩す事
にもつながる。日本人は日常の安全性の確保(犯罪からの防御)にコストを払わなければ
ならなくなろうだろう。
いずれにしても難しい問題が山積しているわけで、政府はその中を絶妙なバランス感覚と
意思決定力、実行力を持って舵取りしていかなければならない。
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