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ヒゲ艦長さん
ホビコムで作品展示中!下記リンクからどうぞ・・・

書庫U.W.W 架空ウルトラ兵器

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量産マシーンであるが、堅牢であり

科特隊の良き足となり欧州を駆け巡るスーパーカー。

最高速度220キロ




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「知っているかい?第二次大戦中、ナチスが研究していたというバイオテクノロジーの話・・・。」気さくに話しかけるイタリア局エージェントのトト・・・。
「ああ〜知っているとも、ナチスは月に宇宙基地を作った!」ハヤタは狭い車内で、もううんざりだという顔をした。その類のトンデモ話にはいつも一杯喰わされている。
「今回は、バカ話じゃないんだ。これを見てくれ、仕事の話だ。」
トトが差し出した、レポートを読み始めたハヤタは、とある一行に目がとまった。
「死海文書・・・人類の生き物としての、行きし方の補完?」
「そう。もともとヒトラーは頭が逝かれていたと思うが、そこにパパ様が少し噛んでいたそうだ。いや、自治権保護を盾に協力させられたらしい。ムッソリーニ経由でな・・・。」
「パパ様・・・お前それって、バチカ・・・・」ハヤタはトトに口を抑えられる。
「おい気をつけろ!いかに国際最優先捜査権を与えられたSSSでも、”お宮”(バチカンのこと)には手を出せない・・・・しかし、どうやら、最後はそこに行きつくかもしれないってことだ。」

1940年代のあの混乱の中、一部の指導者がヒステリックに独裁を叫んでいたあの時代、ヒステリックなまでも兵器開発に手を出した独裁者たち。情熱が行き過ぎて、図らずも、人類の禁断の部分に手を触れていたということか・・・。

・・・我々は、もっと早く人類に介入すべきだったのか・・・

ハヤタの意識を、もう一つ別の意識が支配していた。

「おい!どうした?ぼーっとして!」
「あっいや、そういえば、大戦中、日本にも、ナチスからおかしなものが持ち込まれたらしい」
「例えば?」
「死なない人間の心臓・・・・。死なない兵隊を作るためらしい・・・広島の原爆で焼かれたとか・・・。日本ではフランケンシュタインの心臓と呼んだらしい。」
「日本とドイツ、イタリア・・・か。イカレタ奴の考えることはわからん!」
「お歴々がその3つの場所に我々科特隊の重要拠点を置いたのもあながち、関係ない話でもなさそうだな。」

ハヤタとトトは、ミラノの下町の一角に車を止めた。ここで、ある人物に会うためだ。
ハーバード大学のロバート・ラングトン博士・・・
突拍子もない聖書の解釈を繰り返し、量子物理学を結びつけるなど、バチカンからひんしゅくを買い、学界からは疎まれているが、歴史学の分野で斬新な解釈を繰り返している新鋭の学者である。しかし、科特隊はこの人物を顧問として迎えようとしていた。いや・・・保護するためだ。彼は何かをつかんでいる・・・・。

待ち合わせのカフェから離れてアルファロメオ・モンリオールは停まる。
ハヤタが出迎えに行きトトが車に残る。
カフェのテラス席でニューヨークタイムズを読んでいる中年の男・・・彼がロバートラングトンである。しかし、ハヤタは嫌な気配を感じた。もはや彼の感覚は地球人のそれではない。背後で、しかし実際の距離は数十メートル離れているが、音がした。明らかに銃弾が送り込まれる音だ。

「トト!いいか、車をカフェの前まで走らせろ!」無線機にささやく。
「さもありなん!了解した!」トトはアルファロメオ・モントリオールのアクセルを踏みつけた。小さなボディであるがV8・2593CCは、通りを1ブロック進まないうちに最高速度に達する。しかし、ハヤタはトトが到着する前に博士を確保し、防御の姿勢をとった。人間離れした身のこなしである。
いきなり体を抑えられたラングトン博士はニューヨークタイムスを持ったまま、アルファロメオの助手席に叩き込まれた。トトは博士を乗せたまま、フルスロットルで車を走らせて消えた。ハヤタは見えないはずの背後のビルを凝視する・・・。
狙ったのは・・・地球人ではないのか?黒い服を着た人物が感じられるが、ハヤタの知覚では、明らかに別の生命体だ。

石畳の旧市街に、アルファロメオの残したタイヤが焦げる匂いが残っていた。


■■DATA
京商製 ミニカーをこれまたリサイクル屋のワゴンセールから
380円で掘り出しました。
デカールはメカコレビートルの余りです。

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HOBBY WORKS from GEPPET 2017











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