DAVID BOWIEの全キャリアの中でベストを挙げれば、
誰しもこれか「LOW」「HEROES」あたりになるんでしょうけどね。
なにせ当時ついていた邦題が
「屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群れ」というもの。
さすが、姿格好だけじゃなくシュールなことを歌ってるんだなと田舎の小学生は思ったものです。
大物アーティストの新譜リリースともなれば、2万字インタビューとかで内容を根堀り葉堀り取材されて、発売前から極東のファンにも内容が知れ渡る現在とは隔世の感があります。
Ziggy Stardust & The Spiders From MarsというバンドのRise and Fall栄枯盛衰のお話なんですね。
わが国の洋楽業界史上最大の誤訳では?
それはともかく、ボウイの音を初めて聴いたのはシングルカットされた「Starman」という人が多いですね。(おじさんおばさん世代の話ですが)もちろん私もそうです。
当時はアポロ11号の月面着陸(69年7月)をピークに宇宙ブームが続いている時代で、
「Starman」と同時期に「Rocket Man / Elton John」「Spaceman / Nilsson」なんて似たようなタイトルの曲が相次いでリリースされたりしました。
天体望遠鏡をおねだりして買ってもらえなかった悲しい過去があります。
宇宙モノにはなんといってもピヨーンというシンセの音がお手軽でよいのですが、
ここでは12弦アコースティックギターとフェイズをかけたオルガンのみでスペース感覚を出しています。お見事。
BBCセッションのアルバム(Bowie At The Beeb - Best Of The BBC Radio Recordings 68-72)で聴けるヴァージョンは、小さなスタジオで録ってるようなアマチュアっぽさがなかなか良くて、宇宙ムードはありませんがこちらも愛聴しています。
気がつけばこのアルバム、音数は割と少なくてリズム隊にギター2、3本やキーボード、あとヴォーカルをダブルトラックといった編成が多く、同じシンプルでもT・レックスの賑にぎしさとは対照的です。あっちはパーカッションとか多いからかな。
「Starman」の話に終始してしまいましたが、「Lady Stardust」もピアノ主体のバラードで美しい佳曲で大好きです。
今やUKの♂ミュージシャンで化粧している人はめったにいませんが、この時代はロックは美形がやるものだったのです。
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