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日本の高いLNG/液化天然ガス価格が下がらない訳/理由
 
こんにちは。中小企業診断士の御蔵真之です。
 
 
先般東電は、米国シェールガスShale gasを一括購入することを発表した。
これにより、まとめ買いで価格交渉力をアップ、価格体系を市況リンクとした、ため3割程度コストを節約できる、という。以下の通り。
 
東電 シェールガス割安に購入へ 26 1914分 NHK
 
火力発電用の燃料費の負担が膨らんでいる東京電力は大手商社を通じてシェールガスと呼ばれる天然ガスを割安に購入する初めての契約を結ぶ見通しとなり、シェールガスの調達量を、今後、増やすことで経営再建を目指したいとしています。
 
 
なお、シェールガスについては こちら にまとめています。
 
それでも、まだまだ天然ガス価格には欧米と日本には価格差がある。
 
イメージ 1
 
出典:こちら
 
 
その理由として世の中で言われていることは、①LNGにして運ぶ(液化と輸送)のにコストがかかる、価格体系が原油価格リンクである、まとめ買いしていない、商社等が生産者側であるため価格を下げない、等である。
 
しかし、そもそも日本のLNG価格と米国のガス価格を比べること自体むちゃくちゃである。
 
米国価格は通常天然ガスの集積地ヘンリーハブ(ルイジアナ州の地名)での取引価格が使われる。ここから全米へはパイプラインで送られるが、日本の価格はその天然ガスをLNG(液化天然ガスLiquefied Natural Gas)とし、それを特殊船で運搬した通関価格であることが多い。
 
モノも場所も違う。値段が違うのは当たり前なのだ。
これを比べるっていうのは、いわば 気仙沼港の魚の水揚げ価格と銀座の寿司屋のネタの価格をグラム当たりで比べている ようなものだ。
 
更に、欧米では、エネルギー・ミックスは、石油、天然ガス(パイプライン)、③LNG
石炭、原子力などを組み合わせている。
だから、購買側に交渉力がある。一方、日本では、エネルギー・ミックスが破壊されている。

つまり、もともと天然ガス(パイプライン)がない上に、石油は超コスト高、石炭は環境規制が厳しい、原子力はほぼ壊滅、というか自己放棄。
 
となれば、残るはLNGのみ。LNG供給者が価格を釣り上げるのは当たり前だ。
 
 
12日付の電気新聞には悩める調達者たちの声が掲載されており、一読に値する。
 
イメージ 2
 
©電気新聞


 
ま、そんな訳です。なお、再生可能エネルギーは100%のバックアップが必要なためポートフォリオにはならず、上記には含めてません。
 
 
2012年貿易統計によれば2012年のLNG輸入は6兆円を超え、2010年(震災前)より2.5兆円増加しました。
2012年は数量で前年比11.2%増。輸入額は22.4%増です。
この差は単価(市況)も増加したためですね。
LNG価格問題は、貿易赤字っていう問題につながっていくのです。
 
 
なお、LNGの単位BTUは英国熱量単位British Thermal Unitと言われ、1ポンド(lb)の水を1°F上げるため必要な熱量です。
普通百万単位なんで、mmBTUになります。それに対しカロリーcalorie1グラムの水を1℃上げる熱量ですね。
 

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