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2006年9月20日

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「フィリピン語」の消滅?

しょう@まにら

最近フィリピン大学では「全授業の英語化」という動きが起きています。

この動きは、経済学部等の主要の学部(というかお金持ちで学校の中でも大きい学部。さだ@まにらやぼくが授業を受けている社会福祉・地域開発学部は小さくてお金もあまりない。。。)が中心となって、学校全体で起きているものなのです。目的は、英語で授業することによって英語の力をさらに高め、世界のレベルに追いつけるようにするため、だそうです。

現在フィリピン大学の授業はフィリピン語・英語の両方で行われています。経済、欧米文学、数学、医学などの学問は、フィリピン独自のものというよりは海外(主に欧米)からフィリピンに入ってきた学問です。ですの、これらの学部の授業では英語が主に使われています。(ただし先生によってはフィリピン語を多く使う人もいます。)

一方、社会福祉・地域開発学部や、フィリピンの歴史・文学などの授業では主にフィリピン語を使います。これらはフィリピンのものであり、地域開発というのはフィリピンの住民に対して行うものであるからです。コミュニティに行けば英語はほとんど使いません。(or使えないです。パヤタスやサンイシロにスタッフが行くときも同じで、英語は一切使いません。)中には時々英語を使う先生もいますが、ほとんどはフィリピン語です。中には「絶対英語は使わない!(しゃべれるけど)」という先生もいます。

授業が英語で行われれば、海外から勉強しにきてる人たちには好都合かもしれません。しかし、後者で述べた学部や学問はフィリピンのものであり、そしてそれはほかならぬフィリピン人のためのものです。みなさんも想像して下さい。「日本史を英語で学ぶ」と考えたとき、違和感を覚えませんか?日本人の僕たちが、日本の歴史を学ぶのに英語を使う。英語が理解できても、なにかおかしいとは思いませんか?

フィリピンは国全体で海外で働ける人材を育てようとしています。先日のフィリピン看護師実情でも同じことが言えます。http://blogs.yahoo.co.jp/icanmanilaoffice/41574399.html
そのため、英語での教育が必要不可欠だと考えているのでしょう。そして海外に人材を送り出し、その送金で国内経済をさらに成長させようと考えているのでしょう。(ちなみに現在海外で働くフィリピン人は全人口の1割に当たる800万人超。そして彼(女)らの国内への送金額は、フィリピンGNPの85%になります)

しかし、言葉とはフィリピンの文化のひとつです。それを大学(しかも国立大学!)からなくそうと考えるとは、想像しただけでもおそろしい。。。このような動きが起こる自体が、フィリピンの国内事情を悪い方向へ向かわせているのに。。。

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ICANはパヤタスのゴミ集積場周辺コミュニティで保健・医療事業を行っています。
老朽化したコミュニティ・ケア・センターの改築にご協力お願いします。

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