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しばらく前に、NHKがラジオ第二放送で再放送した
かしまし娘の舞台を録音しておいた。
寝る前に、酒を飲みながら何度となく聞いていると、
あのテーマソングが頭にこびりついてしまった。
♪うちら陽気なかしまし娘
♪誰が言ったか知らないが、
♪女三人寄ったら、
♪姦しいとは愉快だね。
♪ベリーグッド、ベリーグッド
♪お笑い、お喋り、ミュージック
♪明るく歌って、泣いて笑い
♪ピーチク、パーチク、姦しい
細かいところは間違っているかもしれないけど。
牝馬限定戦になると、
自然と頭の中でぐるぐると回りだす。
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ところで、かしまし娘といえば、
このテーマソングばかりが多くの人の耳に残っていて、
どんな漫才だったか語られることは少ないように思う。
私が録音した二席は、
番組内で、例外的な物だとの断りがあったので、
これをもってかしまし娘の漫才を論ずることはできない。
ただ、聞いていて強く感じたのは、
底力のある漫才だな、とのこと。
女性トリオということで、
単に華やかな雰囲気で売っていたということでは決してない。
録音中、客席からの野次に照江さんが応じる場面があるが、
舞台経験が豊富で百戦錬磨の彼女たちだからこその受け答えだ。
また、歌江・照江・花江の三角形で、
どこからでも笑いを取れるのも大したものだ。
普通のトリオ漫才だと、どこか一辺は弱いところがあるのに。
聞くたびに感心させられる、実にいい漫才だ。
是非、残っている音源を発売して欲しい。
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もう一つ感じた事がある。
それは彼女たちの漫才が、とても楽しいものであるという事。
逆に言えば、面白さという点では、大したことはない。
最近の多くの漫才は、
「面白さ」ばかりを追求しているように思える。
そんな中でかしまし娘の漫才を聞いていると、
「楽しさ」を追求した漫才をやるコンビが
もっとあってもいいように感じるのだ。
ダイラケとかしましは、そういう意味では補完的関係にあったのだ。
「面白さ」と「楽しさ」は相反するものではないが、
「面白さ」ばかりを突き詰めてしまって、
あまり楽しくない漫才が多いように思えてならない。
「とにかく客を楽しませてやる」という気概を持った若手が
出てこないかなあ。
テレビ向きではないかもしれないけど。
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