カリブ海からサメやカマスが消滅
カリブ海のサンゴ礁から大型魚が姿を消している。最新の研究によると、大きな口のハタや、鋭い歯が特徴のカマス、巨大なサメなどが乱獲のために一部の海域で完全に消滅した。
最も深刻なのはカリブ海で特に人口密度の高い国々の沿岸で、サンゴ礁を泳ぐ大型の捕食魚が根こそぎ釣られて姿を見せなくなっている。大型魚のいなくなった水域では小型の魚が増殖し始めており、サンゴ礁の環境が急激に悪化しつつある。
今回の研究は魚類の目撃情報を収集した公開データベースに基づくもので、訓練を受けたボランティア・ダイバーからの情報が蓄積されている。カリブ海の大型捕食魚の減少について包括的な見解を得るための情報源としては、現時点で最大級のデータベースの1つである。
「手つかずの健全なサンゴ礁の美観を維持して海産物を確保していくためには、大型捕食魚の存在が不可欠だ」と、研究の著者であるフロリダ州立大学沿岸海洋研究所のクリス・スターリングス研究員は語る。
この見解について、非営利団体ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)のリーダー、フィリップ・クレーマー氏も同意する。「大型の肉食動物は、生態系にとって不可欠の存在だ。例えば、オオカミで有名なアメリカのイエローストーン国立公園からオオカミが消滅すると、獲物であるシカにも影響が及ぶ。カリブ海でも今後、同様の連鎖的な反応が起きるだろう」。
スターリングス氏はカリブ海に生息する捕食動物について、大きさや個体数に差のある20種類を対象とした調査を実施した。
その結果、大型のハタやフエダイをはじめ、オオメジロザメ、イタチザメ、ヨシキリザメなどのサメ類が、アンティル諸島やジャマイカといった人口密度の高い地域にあるサンゴ礁で目撃されなくなっていることが明らかになった。この研究は「PLoS ONE」誌に掲載されている。
ハタはかつて、カリブ海のいたるところに生息していたが、激しい乱獲の末、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種リストに掲載されるまで減少した。大型のハタが消えた海域には別種の魚が入り込んでいる。比較的釣りの対象になりにくいヘラヤガラ、ハタの中でも最小の部類に入るアカホシハタやコニー、小型のフエダイであるキセンフエダイやマホガニースナッパーなどが生息地を拡大していた。
「小型の捕食魚が増えると生態系に予測不可能な変化が起きるだけでなく、外来種の侵入を招く恐れもある」と、スターリングス氏は懸念する。例えば、近年、カリブ海には太平洋に生息するはずのミノカサゴが侵入しているが、これは水族館から放出された個体が、大型捕食魚の不在のために大繁殖したのである。
(May 11, 2009 National Geographic)
サメ(鮫)
一般に、サメは獰猛で危険な生物というイメージが定着しているが、人に危害を加えるおそれのある種は20〜30程度とされ、サメ類全体の1割にも満たない。残りの9割以上は、よほど怒らせたりしない限り人には無害である。
本来サメは海中で人と遭うと、餌でないと分かって去ってしまう。サメが人を噛むのも、ほとんどが人側に責任があると言って良い(例えば、魚突きで出る血でサメを誘う、サメを怒らせる、サメに餌付けする、など)。
サメにとって人間は餌ではない。確かにホホジロザメなどに代表されるような鋭い歯と力強いあごを持つ種は危険であるが、その多くは外洋性で人との接触の機会はあまりない。まれに海水浴場など人のいる沿岸域にそのようなサメが現れると、安全の為そこは遊泳禁止になったり、サメよけネットが張られるなどの対策が講じられる。
(ウィキペディア)
サメというと「ジョーズ」がイメージされると思います。海で働いている人間ではないので、サメの怖さは映画やメディアの情報からしか分かりません。
そのサメが激減している情報がいくつか挙がっています。トラやオオカミが絶滅危惧されているのと同じ方向に向かっている気がします。
私たちは人間を襲うものは、悪であり、殺しても構わない、サメは人間の敵だと思い込まされていないか疑問を感じます。
サメを襲っているのは実は人間で、フカヒレ、サメ軟膏などに使われています。
コンゴの内戦では、ピグミー族が兵士の食糧になったとかメディアが伝えていました。シーシェパードなんかは、クジラと聞くと人間を襲ってきます。
トラやオオカミも自ら人間を襲うことは、何らかの事情がない限りないと聞きます。サメも同じなのではないでしょうか。
かつて、サメの多いい時代や海域で恐怖体験された方もいるでしょう。また、サメによって体の一部を失われた方をTVで見たことがあります。
しかし、「ジョーズ」は尾ひれ背びれが付いて生まれたものではないでしょうか。サメが絶滅危惧種に入るようだと地球の危機です。
サメの減少は、海の生態系が壊れていることを人間に啓示しているのではないでしょうか。
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