If…ブログ

定期的に小説や駄文を更新していきます。

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クリスマスの恋人 22

 俺の言葉の甲斐あってか、幸いに財布の中身がゼロになることはなかった。陽子も見栄を張っているのだろう。一般女子と大差ない食事量におさえた。腹が減ってるだろうに。
「さて、午後はどうする?」
 店から出てすぐに彼女が俺に聞く。俺がわざとらしく間を空けてから「秘密だ」と言おうとしたところで彼女のローキックが飛んできた。
「ど・う・す・る・の?」
 ハッキリ答えろ。彼女の無言の意思が痛いほど肌に伝わる。仕方なく俺は一つ溜息を吐いてから答えた。
「金無いから公園に行こう」
 無言で彼女に殴られる。そして彼女に眼で訴えられた。「金使わせるぞ」
 俺が公園を選んだのは金が無いからという訳だけじゃではないのだ。しかし現時点で彼女にそれを言えないのは辛い。
 何の弁解のしようもなく、俺は仕方なしに強引に彼女の腕を取った。
「ちょっと、何するのよ健一!」
「少しは黙って俺に従え!」
 いつもとは立場が逆転しているため彼女は少しばかり呆気にとられた表情のまま、それでもしばらく歩くと俺についてくる気になったようだ。
 ありがたい。今回のデートで初めて彼女に感謝する。

To be continued

どうもこんばんわ、Ifです。
本日は昨日更新できなかった分を更新したいと思います。
明日は一日自由ですので追いつこうかと。
では、本日はこれで。

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