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2012年2月4日

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おれのおばさん  佐川光晴   (読書記録)

イメージ 1 2010年6月10日初版 発行

佐川光晴さんの本、この本が初めてです。 NHK 週刊ブックレビューで、この本の続編である「おれたちの空」が取り上げられ、作者の佐川光晴さんのインタビューがあり、面白そうなので、買った。

期待にたがわず、1作目もおれのおばさん、実に面白い。続編のおれたちの空も発注した。

高見陽介、14歳。父が逮捕され、母と離れ離れになったら、未来を拓く「出会い」が降ってきた。児童養護施設に暮らす中学生たちの真っ向勝負の「人生との格闘」、体を張って受け止めるおばさんや大人たちの生きざま…全編を貫く潔さが胸に迫る。

このおばさん、とっても面白い。世間体や他人の忠告など一切聞かず、自分が生きたいように生きることを貫いている。医学部に入学しながら、演劇に夢中になり、大学をやめ、劇団主宰者と結婚するも、劇団は破たん、さらに、離婚、いろんな経緯があり、中学生を預かる児童福祉施設の運営責任者となる。

母親とおばさんの仲が悪いので、陽介はこのおばさんを全く知らずに生きてきたのだが、父親が使い込みで逮捕、名門中学を退学せざるをえず、また使い込みの賠償で、マンションを売却。住むところさえなくなり、困った母親は大嫌いな姉の児童福祉施設に陽介を預けることになる。

この児童福祉施設で、陽介はいろんな人に出会い、成長していゆく。

とにかく、ズバリズバリとものをいうおばさんの人物造形が素晴らしく、爽快である。

相当に強力なお勧め本である。

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