年金運用詐欺事件が教えるもの
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AIJ投資顧問が企業年金基金の預かり資産2000億円の大半を消失させた年金運用詐欺事件が二つのことを教えている。
一つは、公的年金システム運用に預かる人達の職業倫理意識の無さ。
巨額の無駄遣い、加入者データ消滅など公的年金を運用する職務をまともに果たす事が出来なかった社保庁OB達が年金基金に天下ってAIJへの運用を進め、おまけにOBが運営するコンサルタント会社が資本金の半分をAIJから出資してもらっていたというトンでも無い状況。
社保庁の役人達は、公的年金だけでなく企業年金も食いものにしていたことになる。
公的年金運用の仕事がまともに出来ない連中に企業年金運用の仕事をまかせるから、こうなった。
無能な役人どもをありがたく迎えてしまう官尊民卑の風潮、どこぞの後進国並の状況。
原発同様に年金も巨大システムの運用。膨大な年金加入者のデータをまともに取りあつかうこともできず、やっていることと言えば巨大システムが生み出す巨額の金を食い物にすること。
今回の事件も、巨大システム運用の仕事は日本人には不得意な仕事ということを確信させてくれる。
もうひとつは、競争力を失ってきたモノづくりの代わりに、貯め込んできた資金の運用で食い繋ごうとしても、必要な人材が日本には致命的に不足しているかもしれないこと。
今の時代に眉唾の高配当率の話しに企業年金基金がまんまと引っかかった背景に、8割の基金に資産運用経験者がいない実態があると報じられている。
数十億、数百億の金の運用が出来る人材すら居ないとなると、アメリカの歴史を辿るように日本がモノづくりの仕事を減らして資金運用の仕事を増やしていこうとしても、人材の不足で至難ということになりそう。
モノづくりの仕事は韓台中アジアに奪われつづける一方で、モノづくりの仕事の代わりになる金融投資の仕事が増えるわけでもないとなると、日本は何で食い繋げば良いのだろう。
民主も自民もトップが増税談合などやっている暇など無いはず。大量失業時代を前にした国民にどんなの仕事で食い繋げば良いのか、その答えを出すのに無い知恵を絞る事が先だろう。
いくら消費税率を上げようが、失業者が増えればモノは売れなくなって増税など無駄に終わる。
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ご存知ですか?
バーナード・ローレンス・マドフ(Bernard Lawrence Madoff 1938年4月29日-)は、ユダヤ系アメリカ人の実業家、元NASDAQ会長。史上最大級の巨額詐欺事件の犯人として知られる。被害総額は3兆円以上だそうです。禁固150年の刑で服役中。
2012/3/3(土) 午前 9:59 [ TJ Adventure ]