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2011年12月1日(木)雨
昭和の時代から続いている風情ある蕎麦屋さんの絵を描き続けて早や8年になる。
その数はもう300点を越え、自分でもどこまで行くのかわからない。
今年もその中からピックアップした作品の展覧会を12月13日より20日まで
浅草のリバーサイドギャラリーで開催する。今年で6回目だ。
私の絵は水墨画のような墨の濃淡や筆遣いを求める芸術的なものでも、水彩画のような
デッサン力や美術的センスが求められるものでもない、ごくあたり前の筆一本と墨で
形をなぞる、いわばイラストレーションのようなものだ。
これが面白い。筆線(ぼくせん)の太い細いで表現、あとはその日の気分次第、堂々とした
仕上がりから情けないものまである。
色も付けないモノクロの世界だからその蕎麦屋さんの雰囲気が伝わって来るし匂いまで漂って
来るようだ。ついでにそこの親父の顔まで浮かんで来る。
私の個展は特別な場所や立派なギャラリーではやらない、というより経済的な理由で不可能
なので、毎回地下鉄のコンコースや、区役所のオープンスペースをお借りして行って来た。
当然老若男女、不特定多数の蕎麦屋ファンが色々なコメントを寄せてくれるのだから楽しい。
「どこそこ蕎麦屋が入っていない」
「昔勤めたところでよく通った蕎麦屋がなつかしい」
「私は年に300日はそばを食べて全部写真やメモで記録している」
「久しぶりに心が和みました」
等々今度もまた忌憚の無い感想文に出会えるのが楽しみだ。
また今年は期間中の12月16日、17日、18日は浅草浅草寺の納め観音法要と、
恒例の「羽子板市」が開催されるのでいつにも増しての入場者を期待している。
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