|
私は幼少の頃より西洋のクラシック音楽が好きだった。
ベートーベンやモーツァルトから始まり、今はここ30年くらいバッハを偏愛している。
絵画も西洋の古典から印象派の作品を好んでいる。
この傾向は揺るぎないようにも感じている。
中学生時代は能を少々学んでいたが、私の心を捉えるまでには至らなかった。
歌舞伎は30代になってから知った。
非常に面白いと思ったが、日本の伝統として楽しむと言うよりは、
異国の文化的な受け入れ方だったと思う。
歌舞伎は今でも大好きではあるが。
自分が本来、本当にくつろげて自然体で楽しめる空間とはどこなのだろうか???
自宅で高級紅茶を淹れ、それなりのティーカップで飲む。
BGMはもちろんバッハ。
とてもお気に入りの時間だ。
もちろんバッハは今でも一番好きな作曲家であり、他の追随は許さないほどだ。
西洋文化を疑いもなく受け入れ、楽しんでいる自分。
だが・・・・・
今日、また白金の畠山記念館に行ってきた。
茶会がいくつも催されているらしく結構混雑していた。
着物を着た婦人達が沢山館内にいた。
そんな中、娘と私はお茶を楽しむ事となった。
すると、1人の初老の男性が同じようにお茶を申し込んでいた。
「私は荏原製作所の関連会社の者ですが、社長から君もお茶の会に入れと言われまして。
来週、茶会があるのですが、作法を知りません。
すみませんが教えてもらえないでしょうか?」
と、お茶を淹れてくれる女性に頼んでいた。
私たちと同席する事となった。
お茶を楽しんでいる間、話を伺った。
どうやらいきなり「濃茶点前(こいちゃてまえ)」に参加するらしい。
結構難易度が高そうでハードだと思った。(^^;
けれど、羨ましいです、と率直に感想を言った。
周りを見渡せば着物を着た裕福そうな婦人達が美術作品を鑑賞している。
日本の金持ち達は一体何をするのだろうか???
歴史を見れば一目瞭然だ。
どんな権力者達も、まともな精神を少しでも保っているのなら・・・・・
間違いなく「茶の湯」に惹かれて行く。
私は残念ながら権力者でもなく、金持ちでもない。
だが、西洋文化を偏愛している者だ。
豪華絢爛な西洋の城で奏される音楽に美術作品に料理・・・・・
しかし、そこは私にとって「くつろぎの場」ではない。
畠山記念館の茶室に入って行った時、
床の間に飾られている一輪挿しに季節の花を見た瞬間。
ああ、私はやっぱり日本人なんだと思い知らされる。
美術館内の茶室とは言え、目の前には小さな庭も配置されている。
一見すると薄暗く地味な空間。
だが、間違いなくここには自分が本来求めている何かがあると強烈に思い至る。
私には茶道の素養がまるでない。
その初老の紳士と同じように。
それでも、この世界に飛び込んで行きたいと思っている。
この「くつろぎの場」は、学んで行けば行くほど、
本来自分が求めている究極の場所になる気がしてならない昨今である。
つくづく今の私は茶の湯の世界に惹かれている。
終わり
|
どなたかは存じませぬが傑作ポチを有難うございました。
m(u u)m
2011/10/17(月) 午後 4:30
人前でたてたことありますよ、お茶・・表ですが。
それにしても濃茶ですか・・かわいそうに・・(笑)
濃茶はフツーにたてたのと違って、茶器も大きいし、数人で飲みますからね。最後の人は残さず一気飲みをしなくてはいけません。
私は新年初釜で、無謀にもお師匠さんに、たてたことがあります。
お茶を初めて1ヶ月そこそこで、こわいもの知らずでしたね。
度胸だけはありました(笑)
私のたてたお茶・・いかが?
2011/10/17(月) 午後 7:33
私も習っていましたよ〜裏千家^^お茶ってガラでもないんですがね^^;
2011/10/17(月) 午後 11:31 [ 島っぺ ]