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一言メッセージ :今年はどんな年に…。

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とりあえず、第1巻。

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☆3つ 『24のひとみ』 倉島 圭

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「24のひとみ」 倉島 圭  週刊少年チャンピオン掲載(秋田書店/2005〜) 既刊1巻


≪こんなお話≫
 産休の担任教師の代理教師として、2年5組に赴任したひとみ先生。
 しかし、この先生、実はとんでもない先生だった!

   ひとみ先生「みなさん、わたしの言う事を守ってくださいね!」

   生徒たち「は〜い」

   ひとみ先生「ただし私は嘘つきです。」

   生徒「先生が嘘をついていいんですか…?」

   ひとみ先生「良い悪いではなく、社会には本音と建前があるんです。わかりますよね?」
        「私はみなさんに、それを見分ける力を持ってほしいんです。」

   生徒「そ、そうだったんですか…。」

   ひとみ先生「嘘です。」

 大嘘つきな美人教師・ひとみ先生が、嘘にウソを塗り重ね、周りの人間を疑心暗鬼に導いていく、
 ブラックでシュールなショート・ギャグ。


≪今後の期待度 ☆☆☆ ≫
 主人公のひとみ先生は、もし実際にこんな人がいたら、社会生活における適合がまったく無理なので、
 自然に淘汰されていくでしょうし、そもそも、ひとみ先生の嘘や言うことを真に受ける人間がいるから
 物語が成り立っているわけで、実際はこんな人、誰も相手にしないでしょうから、
 自慢の嘘も、聞かせどころがないだろうと思います…。

 おやおや、そんなことを真面目に考えてしまうほど、このキャラクターの創り込みは、
 見事なものだと思いますし、読んでいるうちに、ひとみ先生に憤りを感じてしまうようなら、
 それは作者の術中に、見事に嵌ってしまったということかもしれません…。

 ほとんどが会話劇であるこの作品は、ひとみ先生の言葉を通して、様々な物事の真理みたいなものさえ、
 浮かび上がらせてくれるようなところが秀逸で、このひとみ先生という人が、ただの嘘つきではなく、
 実に読みの鋭い、頭の良い人物であることも示していると思いました。

 ひとみ先生は、実は嘘つきというよりも、虚実取り混ぜて、思い切り毒を吐くことの出来る人なので、
 周りの教師や生徒たちは、触れられたくない本音や真実を衝かれて、混乱してしまうのかもしれません。

 絵の構図などにも計算し尽くされた納まりの良さがあり、シンプルな絵でありながら、
 人物の心理が良く伝わってくる絵なのではないかと思います。
 背景に散りばめられた、ブラックな小道具を探すのも、なかなか楽しかったりします。

 心配なのは、相当捻った会話のやりとりを武器としているので、ネタ切れを起こした時、
 一気にパワーダウンしてしまう危険性もあるのでは、ということですが…。

 同時収録の「メグミックス」は、作者のクロくてシモな持ち味が詰め込まれている、4コマ漫画風で、
 実は25コマの中で、ボケと突っ込みを繰り返していく、ショートコント漫画です。
 なるほど、「爆笑問題」のノリが好きな方ならば、楽しむことのできる作品だと思います。

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