「斉藤さん」 小田ゆうあ 月刊OfficeYOU掲載(集英社/2006〜) 既刊1巻
≪こんなお話≫
都市郊外の昔からある住宅街の幼稚園。
ママ同士もみんな仲が良く、和気藹々とした雰囲気の中で、
“その人”はひとり、異彩を放っていた!
斉藤潤一くんのママ、35歳。
道理が立たないことに対しては、黙って見過ごすことのできない性格の彼女は、
「悪いことは悪いこと」だとハッキリ言える人であるがため、
周囲から煙たがられる一匹狼的な存在。
当然のことながら、斉藤さんの周りでは、トラブルが絶えることはない。
しかし、周りの人から何と言われようとも、斉藤さんの熱き魂は、
今日もまっすぐ前を向いている!
≪今後の期待度 ☆☆☆☆ ≫
斉藤さんのキャラクター勝ち!というところでしょうか。
普通の人間だったら、面倒くさい、トラブルが嫌ということで、ほとんどの人がしないであろう行為、
「モノを言う」ということを、斉藤さんは、いとも簡単にやってのけます。
なんと言っても、そのパワフルな言動がもたらす爽快さが良かったです!
斉藤さん、実にイイオンナですよ!惚れてしまいそう…。
現代社会の一般的な生活では、最良の処世術とは「当たらず触らず」の事なかれ主義であることで、
それは、言いたいことも言わず、たいていのことは我慢して、その他大勢に埋没するということです。
そうした閉塞感というものは、実際の社会生活の中でも、常に我々の身近にあると思いますし、
この作品で起きるような出来事は、少なからず実社会でも起こりうる問題なのだと思います。
そうした閉塞感に風穴を開けるような斉藤さんの存在を通して、痛快な気持ちの良さとともに、
一筋縄ではいかない人間関係の複雑さや集団生活の煩わしさも、十分に描き出されていると思います。
かなり極端な人間である斉藤さんは、既にキャラの固まった人間であり、
もちろん彼女の活躍を見るのは愉快なのですが、この作品の本当に面白いところは、
斉藤さんの唯一?のお友達である、典型的にフツーのママである真野さんを始めとして、
斉藤さんの周りにいるに人々が、彼女の言動によって、知らず知らずのうちに、
自分の本音に気付いていくようなところにあると思います。
斉藤さんの突っ走りによって、問題が大きくなってしまうこともありましたが、
それが後悔ではなく、やっぱり前進につながっていくような物語の運び方には、
心地の良い温かさを感じることができました。
装丁は完結モノのような感じですが、現在も連載が続いているようですので、
さらにどんな嵐を斉藤さんが巻き起こしてくれるのか、次巻が楽しみな作品です。
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買おうかどうか迷った作品です。タイトルがインパクトあったので。。初めて見る作家さんだったのでまずは漫画喫茶で読んでから、と思っていたのですが、面白そうですね!言いたいことが言える人って見てて爽快ですもんね。
2006/12/3(日) 午後 7:58
タイトルのシンプルさでは、抜群かもしれないですね。わっしも全然知らない作家さんだったのですが、タイトルでどうにも気になってしまいました(笑)。結果、面白くて良かったです!オフィスユー自体もけっこうマイナーな雑誌なのでしょうか?東京の大きな本屋でも1冊あるかないかという流通量でしたので…。
2006/12/3(日) 午後 9:43
「斉藤さん」もいいのですが、私は小田ゆうあが過去に連載していた「誰か彼女を止めてくれ」シリーズが好きでした。
2007/10/8(月) 午後 3:43
ゆうさん♪ご訪問&コメントありがとうございました!
作者さんの弟さんですか!びっくりしました!
小田さんの作品は、この作品が初めてでしたので、他の作品もぜひ読んでみたいと思っております。
それにしても、「斉藤さん」ドラマにはピッタリかと思ってましたが、
実現するのですね!こりゃ楽しみだ!
2007/10/9(火) 午前 0:03
どうもありがとうございます。是非ご支持お願い致します。
2007/10/14(日) 午前 1:46
ゆうさん♪斉藤さん、どなたが演じるのでしょうね。楽しみにしております。マンガの3巻も、早く読みたいですね!
2007/10/14(日) 午後 11:44