| 『シバトラ』 原作:安童夕馬 漫画:朝基まさし |
| 週刊少年マガジン連載(講談社/2007〜) 既刊1巻 |
≪こんなお話≫
東京は高円寺の所轄警察署に勤務する警察官・柴田竹虎。
背が低く超童顔の竹虎は、制服を着ていなければ、中学生に間違われるのは当たり前で、
警察官であるにも係らず、“カツアゲ”の対象にすらされてしまうような青年だった。
そんな竹虎の夢は刑事になること。
それも少年係という「一番しんどくて一番報われない」という部署を希望しているのであった。
所轄で起きた事件に関わる中で、少年犯罪の防止への熱い思いを募らせていく竹虎。
そして、その誠実な人柄と普通の人間には無い“ある能力”により、
一つの少年事件を見事に解決した竹虎は、念願の少年係の辞令を受け、
少年事件の解決・防止に全力を傾けていくことになるのであった。
≪今後の期待度 ☆☆☆ ≫
正直に言って、第1巻のストーリーにおいては、
これといった“読みどころ”が見当たらないという印象でした。
ストーリー展開などは、非常にスムーズで読みやすいのですが、
ドラマの中で、何か心に残るようなシーンが得られないままに、
エピソードが終ってしまったという感じです。
また、竹虎の持っている「特殊能力」の設定とストーリーの中での使い方が、
今ひとつ鮮明な効果を上げられていないような気がしますし、
その辺も物語の印象を希薄にしている原因かもしれません。
現時点では、登場人物の個性も、まだそれほど明確にはなっていませんが、
物語の屋台骨は、ヒューマニティーな軸で動かしていく設計なのだと思いますので、
主人公を含め、主な登場人物のキャラクター的な魅力付けが、さらに重要だと思います。
「サイコメトラーEIJI」や「クニミツの政」といった長期連載の実績がある作者たちであり、
朝基氏の作画力については、特に問題のないところだと思いますので、
今後、ストーリーが熟成して面白くなっていくことに期待したいと思います。
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