東方科学協会 (虹色甲虫)

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唐突にして、ものすごくどうでもいいフェムトファイバーやその他に関する考察

突然ですがちょっと気になって考えてみました



「フェムト、わかりやすく言うと須臾
須臾とは生き物が認識できない僅かな時のことよ
時間とは、認識できない時が無数に積み重なってできています
時間の最小単位である須臾が認識できないから、
時間は連続に見えるけど、
本当は短い時が組み合わさってできているの
組紐も1本の紐のようだけど、
本当は細い紐が組み合わさっているもの
認識できない細さの繊維で組まれた組紐は、
限りなく連続した物質に見えるでしょう
そのとき、紐から余計な物がなくなり最強の強度を誇る
さらには余計な穢れもつかなくなるのです
この紐をさらに組み合わせて太い縄にすることで、
決して腐らない縄ができる
その縄は遥か昔から、
不浄な者の出入りを禁じるために使われてきたのよ」

儚月抄より



…まあ、この時点でかなり理論がめちゃくちゃなような気がしますが気にせず考えましょう

そもそも繊維とはなんなのか………ってことからいいだすと

高分子とはなにか、結晶、非晶とは、弾性、延伸

果ては各種化学結合の説明までしなければならないので省きます

ここでは簡単に細くて長く、のびたりまがったりするもとしましょう

まあ、その"のびたりまがったり"がかなり重要だったりするのですが

そう、繊維である時点でその物体は曲がらなければお話になりません

でなければ、しめ縄なんてそもそも作れません

ちなみに曲がる理屈は結晶化度などから説明できますが、これも長いのでカットです

わかりやすく言えば、ダイヤやガラスのような固体は(ほぼ)曲がらない

そして、繊維(高分子)は液体と固体の集合体であり、それによって曲がる、でOKです

(なお金属も曲がることは曲がるのですが、コイツは高分子の結晶とは性質が異なるので割愛

後に余裕があればそっちの解説でも)

しかし、「フェムトファイバー」が限りなく連続したモノとされています

これは固体どころか剛体の部類に入り、一切曲がらなくなってしまいます

ものを曲げるためには絶対に何処かに「すきま」や「ゆがみ」がなければいけません

そう、つまり「限りなく連続したモノ」であるということと「繊維」であるということは

共存できないのです



また、限りなく連続したモノ=最強の強度、というのも変な話です

重要なのは、認識できない細さの繊維同士が強力な力で繋がっているかどうかであり

もし弱い力でしか繋がっていなかったら、連続だろうがなんだろうが簡単に切れてしまいます



まあ、そもそも「フェムトファイバー」が須臾より下(=0)の連続したモノであるならば

それはいくらあわせても0にしかなりませんし

観測可能な大きさになった時点で、それは須臾の存在ではなくなるため

須臾の集団は最強の強度、というそもそもの理屈が怪しくなってきます



さらにいってしまうと現在の人類の技術を使えば須臾を認識することもできたりします

というのも須臾=フェムト=10^-15なのですが、陽子の大きさが約数フェムトメートルだったり…

おそらく、みなさんの記憶に新しい「ニュートリノ」なんかは、

それ以下の10^-18のアトメートルだったり…

ちなみに、時間単位として考えてもフェムト秒は観測可能であり、

すでにフェムト秒レーザーとして技術利用も可能となっています

そう、この時点で「須臾とは生き物が認識できない」というそもそもの大前提が崩壊してしまいます

これによって「限りなく連続した物質に見える」という前提も崩壊します

…まあ、化学結合も連続としてとらえるなら話は別ですが



まあ、他にも

よけいな物が無い=最高の強度、ではない、とか

(例:ベンゼン環の共鳴構造による共鳴安定化を利用した各種高強度繊維など

また、いくら分子に余計な物(官能基など)がなくとも、繊維の配向性が悪いと繊維は弱くなる)


強い繊維には強度だけでなく、弾性やしなやかさも必要である、とか

(ただ強度が高くても弾性率やしなやかさが低ければ伸びたまま戻らなくなり(永久ひずみと呼ぶ)、

そのような繊維は高強度繊維として優秀とは言えない。

そもそもただ強度だけを求めるなら金属や高強度コンクリを使用したほうがよい)


繊維は腐るのではなく劣化や分解するだけ、とか

(金属的な腐蝕なら、そもそも繊維は高分子であり関係がなく
 
細菌、バクテリアなどによる腐蝕(分解)なら、天然繊維や一部の生分解性繊維を除いて発生しない)


一杯突っ込みどころがあるんですが



まあ、現実的に考えるならフェムトファイバーは

最高の強度、限りなく連続、余計な物がない、などから


カーボンナノチューブや金属ナノワイヤーなどのナノチューブ・ナノホーン・ナノワイヤー

PAN系・ピッチ系の炭素繊維の内の高機能炭素繊維(HPCF:High Performance Carbon Fiber)、

ザイロンのようなベンゼン環、ヘテロ環を含む複素環式化合物含有高強度繊維、

ダイニーマのような超高強度ポリエチレン繊維


あたりなのでしょうが、これだともう、神の力もクソもなかったりします



結局なにが言いたいかというと、フィクションに大した理屈はいらんのでは、ということです

"どんな物でも絶対に切れない糸"

たったこの一文だけでフィクションならばすべて説明できるのですから

理由が欲しいのであれば、神の力とか不思議な力ですむ話

こんな風に変に理屈ぽく説明するとこんな暇人に突っ込まれるぞ、と

変に理屈を考えるならせめてもう少ししっかり考えてくれ、と

そういうことです

後、単純に説明長くて話が間延びするしねー



しかし、こうして考えると人間の科学というのも凄まじいものがあります

須臾どころかさらに下の刹那(=アト)まで認識できるのですから

これから観測技術が進めば物質の最小構成単位とされている素粒子も観測できるようになるでしょうし

そうなれば漢字の最小単位たる涅槃寂静まで認識することも決して夢ではないでしょう



神奈子や諏訪子が信仰を失い、住む場所を追われたのも科学の立場から考えると納得できます

かつて人類が神の力と崇めていた物を科学という名ですでに持ちうることができるのですから

だからこそ私は科学信者だったりします

特に原子力エネルギーなどを知ると科学の力はフィクションの力(魔法、超能力など)よりも

よほど強大に思えてしかたありません



ここで考えるのが地霊殿の話だったり

作中で神奈子達はエネルギーを得るため核融合の力を利用しますが

いずれこの百年の間には核融合は実用化するでしょう

その時点で核融合は神の力から人間の技術、

つまり神奈子らを消滅に追いやろうとしたモノになるわけです

であれば幻想の集まりである幻想郷においては異物になるわけで…

まあ、妖怪達がその技術を独占している時点で人間からの信仰は大丈夫なのでしょうが

ただ、妖怪が人間の力の結晶たる科学を使っているのもどうかとは思うのですが…



そう考えると幻想郷において、

朝倉理香子と岡崎夢美の二人は恐ろしい存在であることが浮かび上がってきます

前者は幻想郷における人間の立場でありながら幻想を破壊しうる科学を信奉しそれに近い存在であり、

後者に至っては自由気ままに科学を幻想郷に持ち込める存在である



………うn、まじ怖えぇ!

これでは夢時空キャラの復活はありえなさそうですね

ん?そんなの初めからないって?










俺は嘘が大きれぇなんだぁ!!




※修正

ザイロンの項目からアラミドの記述を削除

アラミドだとケブラーでした、すみませぬ



※修正2

一部の記述を修正&結構加筆

結構いいかげんに考察していた部分もあり反省反省

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