はじめての英国アンティーク家具修理

全くの素人が、壊れたアンティークを当時のままに修理します。おもに、英国アンティーク家具やドイツの古時計を直す過程を記録します。

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2005年6月24日

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にかわ(膠)

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修理に使用しているのは、粒膠と言う種類。
接着対象は当然木材!
ホームセンターで売っている。使い方はいたって簡単!
適量の粒膠と水を小さなポリ容器にいれ、それをお湯をはった容器に入れる。これをホットプレートで温めながら膠を溶かす。溶けた膠を刷毛などで塗る。少しトロッとした膠が使いやすい。
固まった膠は強力で、剥がしたい時はお湯に浸せばすぐに取れて、ある意味扱いやすい。
膠は臭いものも有るらしいが、粒膠は臭いも気にならなかった。
日にちが経った膠を剥がすのは大変なのかもしれないが、1日程度であればお湯ですぐに剥がせます。
膠の良いところは、剥がすことを前提に接着できる、それも自然のもの。
木工用ボンドなどは、剥がす時のことは考えていない。

20g前後で、300円程度! やすい?!(ドイト相模原店)

上から、

ビン入り鹿膠
ゼリー状で必要な量だけスプーンで取って使用します。湯せん、または絵皿で直接弱火にかけて溶かします。初心者や小作品に最適です。

乾燥鹿膠
1cm弱の立方体で透明度、接着力に優れています。壁面や木面の絵画に多く使われます。

三千本膠
棒状の乾燥した膠で一貫目が三千本になることからこう呼ばれています。適当な長さに折って使用します。長い時間水に浸しておくと接着力が低下します。

軟靱鹿膠
接着力を落とさないで、ヒビ割れを最小限度に抑えた乾燥鹿膠の改良品。冬場の大作のヒビ割れ防止に最適です。

粒 膠
接着力が強力で、水に浸しておく必要がありません。60度で15〜20分位で溶解します。
膠液を少しずつ入れながらしっかりと混ぜ、耳たぶくらいの固さにまとめます。

膠とは
膠は、洋の東西に関わらず、人間が古くから使ってきたすぐれた接着剤です。
ヨーロッパでは、木工などに、少なくとも4000年以上もの歴史があるといいます。
しかも、木の接着においては、現在の木工ボンドより接着面が強固であることが証明されています。
獣や魚類の、皮や骨、腱や腸などをよく煮た、その液を乾かして固めたもの。
そう、早い話が魚の煮付けでできる煮こごりなんですネ。
だから、昔からある三千本ニカワなどは、アメ色で、ちょうど割り箸を折ったりねじってたり、曲げたような形をしています。
ニカワを精製して白くしたものが、プリンなんかをつくるときに使うゼラチンです。
つまり、タンパク質の一種、コラーゲンが原料になっていることになります。

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椅子(No.8) :座面の張り替え その1

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座面を張り替えていく。
英国の古い椅子なので、座面への生地の取り付けは全てくぎで打ち付けてある。現在の椅子や最近張り替えられた椅子は「タッカー」というホッチキスの大きいやつが使われている。
釘は木の繊維を壊さず繊維を割って刺さっていくので、修復やある程度の繰り返しに向いている。ただ、面倒くさい!! 手間が掛かる!! これに尽きる。 まぁ 殆どのプロはタッカーを使うだろうな。
さて、そのタッカーは便利で早く作業が終わるが、木の繊維を分断して刺さっていくので、刺さった穴は復活しにくい。
イメージ4〜6を見てもらうと分るが、釘を抜いたあとの穴に熱湯をかけると6の様に穴がふさがる。タッカーでもふさがるようだか、気の繊維を切ってしまっているのは変わらない。

この座面は枠のみの座で、力布(りきふ)と言われる丈夫な麻布を格子状に張ることによりクッション性を実現したもの。現在の椅子には殆ど見られない手間のかかる構造だ。
一般には、力布(りきふ)として売っている所は無いかもしれない。道具の購入でも触れるが、DIYで「アクリルベルト」と書いてあったものをメータ単位で購入、代用となるか試してみる。これは、作業用のベルトや作業バックのショルダーに使われているものであろう。手芸洋品店でも同じ様なものを見たのでそちらでも良いのではないかと思う。

また、全ての生地を外した骨組みに亀裂が有ったので、膠(にかわ)で接合修復してみた。基本は圧着接合が望ましいので、シャコ万で挟み込んでいる。跡が付く事を防ぐ為に当て板や当て布は欠かせない。
膠(にかわ)については、「用語集」を参考に!

そうそう、外した後の布や力布、中のクッション材(藁かなにか??etc)は出来るだけ再利用を試みているが、なにしろ80年近い前の代物(多分!!)見た目は良くても実はボロボロなのである。特に力布は再度張り直してみたが、繊維がボロボロですぐに伸びてしまった、上のイメージ3は貼り直した所だがすぐに外して、イメージ4から6となった。

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クランプ・ワトコオイル・力布

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昨日、椅子の修理の為の道具を購入した。
現在は椅子の修理を進行中だが、既に殆どを終了したキンツレの古時計の修理についても逐次触れていく。
え〜と、恐らく誰も見ていない日記であるが、この偉そうな文体がどうも気に入らない!
ただ、誰も見ていないであろうこの日記の中で、話しかけるように書くのもむなしい!!(笑)
だから本来の性格とは別に真面目な文章にしていこう。 と自分に言い聞かせる・・。

また、これは日記ではなくデータの蓄積なので、過去や現在の内容を遡って変更や更新をかけていく!
つまり、1日の中で走り書きをどんどんしていく。(書くことがあるうちは! 今は頭の中に溜まっている)

さて、購入したものの写真をアップする前に、以前修理した古時計(ふるどけい)の写真の一部をアップしておく。 1枚目は、分解し塗装をはいだ状態のキンツレ、2枚目は「切れたゼンマイ」、3枚目は今後直さなくてはいけない椅子の一部(現在11脚だが全てではない)

イメージ4がDIYで購入したものです。
左から、750mmのクランプ・WATCOのオイル(ダークウォルナット)・アクリルバンドです。
クランプは言わずと知れた、接合面の圧着用で椅子の巾が約500mmあるので大きめの750mmを購入。ワトコのオイルはテスト購入です。オイルフィニッシュやワックスフィニッシュなのいろいろありメーカーも、ワトコ・オスモ(OSMO)・ブライワックス(BRIWAX)などなど。
今後、ハンズやGALLAP(厚木にあるお店)で購入してみたい。
最後の、アクリルバンドは、力布(りきふ)の代わりにしてみるつもり。
さてお値段は、
バークランプ       1,480円 ×  2個
ヒラベルト           31円 × 30個
ワトコオイル200ML    924円 ×  1個
表示はDIYのレシートに合わせました。

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開設日: 2005/6/22(水)


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