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久しぶりに県南の四浦に遠征した。餌木でのモイカ釣りだが、またも釣果なし。夜明け前に現地着の2組はモイカ狙いではないが、結構形の良いアジを釣りあげていた。彼らが釣り始めた4時頃は、車中で高イビキの体たらくなのだから仕方ない。毎度のことだが、夕方犬と近所を散歩して、夜は反論しない犬を相手に明日の釣果を勝手にでっちあげては祝杯をあげては酔っ払い、寝坊して堤防に着いて竿を出すのは大概7時前後になってしまう。ならば、現地で車中泊すればおくれはとるまいと試してはみたが、目覚めた波当津の堤防では既に2組3人が竿を出していたのだから我ながら呆れたしまったことがあった。
足を伸ばして佐伯の城山を犬と散歩がてら登り、麓の国木田独歩館に立ち寄った。独歩の武蔵野の文章が昔から好きであったことを思い出して訪れてみた。国木田独歩に限らず、明治時代の人物は背筋が一本通っていて魅かれる。明治の或る職人が「良いもん造れば、金は後からついてくる」と言ったそうである。金は後ろからついてくるものであって、欲しがるものではないのです。しかし、現実は口でいうほど簡単ではないみたいですね。現に国木田独歩からして、余りに質素な家庭生活のために妻に逃げられてしまったそうです。それにしても、明治の人の信条は堅固ですね、テコでも動きませんからね。
上段は城山からの佐伯市街、下段は国木田独歩館の裏庭です。
この道や行く人なしに秋の暮れ 松尾芭蕉
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2009/7/24(金) 午前 9:13 [ エッチ ]