今井美樹・制作スタッフ日誌

スタッフが制作現場からの情報をお届けします。

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2008年5月2日

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ルパン三世・カリオストロの城、そして「炎のたからもの」

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初のハイビジョンマスター版を今晩放送していましたね!
思わず見ちゃいました。いやー面白かった!
そして古さを全く感じませんでしたが、
もう、今から約30年前の作品なんですね。

中学生の時、
初めて映画館=池袋の文芸座で見た時、
「こんなに面白い映画あるのか?!」と大興奮して映画館を出てきたのを今でも覚えています。
それ以来、テレビ、ビデオ、DVDと、数えきれないほど見てきましたが、
やっぱり面白い。何カ所もセリフを覚えてしまっていました(笑)
まさに、アニメ映画の金字塔。

ご存知の通り、この映画を監督したのは、
今や押しも押されもしない、世界の宮崎駿。
しかも、その宮崎監督の第1回映画監督作品が、
この「ルパン三世・カリオストロの城」だと言うから驚きです。

しかし公開当時の評判や興行成績は映画版第1作の前作には及ばず、
その後のテレビ放映などを通じてじわじわと人気を集めていき、
ルパンシリーズ、および宮崎監督の最高傑作とも言われるほどの評価を得るに至りました。


謎を秘めた中世の香りが残るヨーロッパの小国の古城、
巨大な機械仕掛けの時計塔、
スペクタクルなクライマックス、
さらにクラシックな高速艇やオートジャイロなどなど、
舞台設定、小道具や物語の伏線の張り方、
どこをとっても、
後の「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」と同じ、
全て見事な宮崎色に染まっています。
(また、同じ宮崎駿初演出の「未来少年コナン」に通ずる面白さも)


宮崎監督は、作曲家久石譲との名コンビが有名ですが、
第1回監督作品の作曲家は、大野雄二。
http://www.vap.co.jp/ohno/

サントラ盤も、超人気作品故、ファンのリクエストに応える形で、数作出ています。
http://www.amazon.co.jp/ルパン三世-オリジナル・サウンドトラック3-紙ジャケット仕様-アニメ主題歌/dp/B000M2EAAM/ref=sr_1_12?ie=UTF8&s=music&qid=1209743662&sr=1-12
http://www.amazon.co.jp/ルパン三世-カリオストロの城-オリジナル・サウンドトラック-BGM集-紙ジャケット仕様/dp/B000M2EAAW/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=music&qid=1209743700&sr=1-3
http://www.amazon.co.jp/ミュージックファイルシリーズ-ルパン三世クロニクル-ルパン三世カリオストロの城MUSIC-FILE-サントラ/dp/B00008Z6SR/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1209743255&sr=1-1

宮崎監督と大野さんは同じ年なので、
二人とも1979年の「カリオストロ」制作時は38才という若さ!

大野さんは1977年に開始した「新・ルパン三世」シリーズから音楽を手がけ、
番組視聴率もうなぎ上り、テーマ曲やレコードも大評判、
そして翌年には映画版第1作「ルパン VS 複製人間」が公開、
それに続く作品がこの「カリオストロの城」ということになります。

大野さんの自伝的エッセイ「ルパン三世・ジャズノート&DVD」にあるように、
都会的なセンスで音楽を作ってきた日本テレビの「新・ルパン三世」とは違い、
「カリオストロの城」の宮崎ルパンは、人間的な温かみを大事にしているので、
主題歌「炎のたからもの」を始め、全編あえて牧歌的なイメージの楽曲を制作したとのこと。

映画のムードを決定づけるオープニングで使用された主題歌は、
運命的な出会いをする、
捕われの身である王女クラリスとルパンが心を通わせるシーンには必ず、
そして効果的に使われていました。
シンプルで切ない、そしてとても大野さんらしいサウンドの、
映画音楽史に残る名曲だと思います。

また、古城の秘密を暴いたルパンと銭形警部が、
協力し合って脱出を試みる場面では、
軽快なラテン・フレイバーの名曲「サンバ・テンペラード」が。

これは、映画用の書き下ろし曲ではなく、
テレビ&レコード用にレコーディングしていたものを使用したそうですが、
バッチリはまっていました!

この曲を含め、大野さんは様々なシーンで、
アコースティックなオーケストラと共に、
開発されて間もないシンセサイザー・オーバーハイム等も多用して、
サウンドの幅を拡げています。

テレビの「ルパン三世」2シーズン目のオープニングでも、
シンセ+華やかなストリングス+分厚いブラスセクションが絡み合い、
アース・ウインド&ファイアーみたいなゴージャスなディスコ・サウンドを聴く事が出来ます。
http://jp.youtube.com/watch?v=Kti2P8kt1ig&feature=related
(パチンコ「ルパン三世」のTVCMにもこのバージョンが使用されていたようです。)

「日本で一番最初くらいにシンセ使い始めて、
 いろんな仕事で徹底的に使い倒して、
 だから飽きるのも一番早かったんじゃないかな!?」と大野さん。

当時のトップキーボーディスト、
細野晴臣、ミッキー吉野、坂本龍一ほかと大野さんが競演した、
幻のシンセサイザー・アルバムは、
ネットオークションで高額取引されているそうで、是非聴いてみたいです。


先日、美樹さんも、
この「クラリス王女のテーマ」とも言える「炎のたからもの」を、
大変光栄なことに、本家本元の大野雄二さんと一緒にレコーディングさせていただいたばかり。
http://www.itunes.com/album?id=276580963
http://www.amazon.co.jp/LUPIN-THIRD“GREEN-RED”-Lupintic-Friends/dp/B0012VUYSO/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1209741658&sr=1-1


そして、美樹さんから、
大野雄二さんと「ルパン」最新作「GREEN vs RED」クリエイターの皆さんへ、
下記のメッセージを送りました。


「ルパン三世 GREEN vs RED」のDVDが発売になりました!
そして、Yuji Ohno&Lupintic Five with Friendsによる、
カッコいいオリジナルサウンドトラックも発売されました!!
やっとみなさんの所に届きますね!いちファンとしてもこの日を待っていました!

何故だか大野さんの耳にとまり、昨年の「愛のテーマ」に声をかけていただき、
すっかりこのチームの虜になってしまった私ですが、
また今回も大役をいただき、
『ルパンファンにとっては特別な思い入れがある曲(大野さん談)』である、
「炎のたからもの」を歌うことになりました!!
オリジナルは絶対的な意味を持つ・・ことを、私もよく知っています。
だから、「愛のテーマ」もそうでしたが、
今回の「炎のたからもの」には、あまりにもたくさんのみなさんの心が詰まっている気がして、
本当にプレッシャーでした・・・。

『カリオストロの城』から長い年月が経って、
今この曲を歌うなら・・・と自分なりに試行錯誤しましたが、
結局、この曲には包容力と救いが必要なんだ・・と思い、
私ならこうして・・というより、だだ真っすぐな気持ちで歌うことだ、と気づきました。
大野さんが黙って私の試行錯誤を見守って下さり、
最良のタイミングでポンと下さったアドバイスが私を、
この新たな「炎のたからもの」に導いてくれました。

大野さん&Lupintic Fiveと一緒のレコーディングでは、
あっという間に『ルパン三世』のムードへ入って行き、
それに重なって行く素晴らしいミュージシャン達の音が、
気づけば『ルパン三世』の世界、映像の中に、私を引きずり込んでいました!
奏でられている音楽だけで、
そこには、私達の体に染み込んでいるあの『ルパン三世』が放つ風がありました。
ルパン達の姿がそこに見えるようでした。

サウンドトラックという音楽の凄さを改めて感じた、今回のレコーディングでした。
 
そんな素晴らしい体験をでき、
そして、その歌が今回の作品「LUPIN THE THIRD・GREEN vs RED 」の中で流れてくるというのは、
やはりドキドキものです・・!
自分自身が大きく影響されている存在と交われる光栄を抱きしめて、
『ルパン』を制作し続けていらっしゃるクリエーターの方々に感謝と大きな拍手を送ります!

                                今井美樹


今日はテレビで「炎のたからもの」の様々なバリエーションが流れる度に、
いつか、大野さんと同じステージに美樹さんが立って、
「炎のたからもの」を唄って欲しいなぁ・・・と思いました。


先ほど触れた、大野雄二さんの自伝的エッセイ「ルパン三世・ジャズノート&DVDも、
とても面白い本です。
http://www.amazon.co.jp/ルパン三世-ジャズノート&DVD-大野雄二/dp/4062124971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1209734161&sr=1-1

大野さんが、いかにしてジャズに出会い、のめり込み、ピアニストになったか?
また、せっかくなったジャズピアニストをきっぱりと辞めて、
超売れっ子CM音楽作曲家となり、
数々の名作映画やテレビの音楽や主題歌を手がけるようになった後、
20年近いブランクを経てジャズピアニストに復帰した話、
そして「石立鉄男ファミリードラマ」や「ルパン」シリーズの音楽制作の裏側、
また、三波春夫、手塚治虫、松田優作という今は亡き天才たちとの交流など、
様々なエピソードが楽しく、そして本音でズバズバ語られています。

そしてこの本には、
大野さんのソロ・ピアノの演奏DVDもついて、
「ルパン三世のテーマ」「ルパン三世・愛のテーマ」「炎のからもの」
「ラブ・スコール」「NTV 水もれ甲介」「CM きのこの山」「CM レディボーデン」
「映画・犬神家の一族・愛のバラード」「NHK 小さな旅」
「映画・人間の証明のテーマ」といった代表作10曲が収録されています。


1974年に日本テレビで放送された「水もれ甲介」のオープニング映像を発見。
http://jp.youtube.com/watch?v=L80rkOI7YpU

オープニングのアニメーション、いい味出しています!

このオープニングのクレジットを注意深く見ると、
企画プロデューサーが吉川さん(日本テレビ)という方になっています。

このジャズ好きなプロデューサーが、
若き才能溢れる新進気鋭の売れっ子作曲家・大野雄二さんのセンスに惚れ込み、
僕が子供の頃よく見ていた、
石立鉄男の一連のファミリーコメディの音楽や主題歌のほとんど全てを、
大野雄二さんに依頼。
http://www.amazon.co.jp/コメディードラマ・ソングブック-テレビ主題歌/dp/B00005H0LL

そして、長年のお仕事を通じてお二人は信頼関係を築き上げ、
後に、吉川プロデューサーが「ルパン三世」を企画し、
大野さんに音楽を依頼することになったそうです!

「バート・バカラックにはものすごく影響を受けた。
 あのセンスはスゴい!」とおっしゃっているだけあって、
シャープでハードボイルドな「ルパン」シリーズとはひと味違う、
温かくてシャレている、懐かしいテーマ曲です。


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ツアー2日目 & 「MIKI IMAI LIVE AT BLUE NOTE TOKYO」DVD完成食事会

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本日5/1は、
ハーモニーホール座間でのコンサートツアー2日目のため
予定通り12時過ぎに会場入り。

朝からスタッフが仕込みを行っていた、
美しいアートのような巨大セットと照明関係も時間通りに組み上がり、
バンドメンバーと共にお昼ご飯を食べて、
サウンド関係の様々な準備&入念なリハーサルを行い、
本番前の心地よい緊張感に包まれたバックステージも、
開演を待つ超満員のお客様と同じく、
ワクワク・ドキドキしたひとときを過ごしました。

そして開演!
今日はお天気も夏を思わせる気持ちのよい晴れだったので、
我らがバンマス河野圭さんも白いシャツで登場。
ステージ上の出演者も、バックステージのスタッフも、
お客様と一緒に、全員気持ちのよい汗をかいて、
2回目のコンサートも無事終了しました。

特に、本日はギタリスト田中義人さん初ステージでもあったので、
初日のギタリスト周平くんとはまたひと味違う、義人さんの絶妙なプレイや、
そして素敵な笑顔がとても印象的な1日となりました。

おかげさまでツアーグッズ&CD/DVD販売コーナーは本日も大盛況、
たくさんのお客様に並んでいただきました。

写真ではわかりにくいのですが、
向かって左側がツアーグッズコーナー、
反対側がCD/DVD販売コーナーとなっていて、
両サイドとも、たくさんのお客様に来ていただき、
うれしい悲鳴ですが、結果的にロビー全体が大混雑となりました。

かわいいグッズの数々は、下記で紹介しています。
http://www.imai-miki.net/shopping/pre_index.html
これからコンサートにお越しになる皆さんは、
事前の予習をお忘れなく!

また、当日演奏した楽曲のリストをツアーグッズコーナー横に張り出しますので、
毎回恒例となっている為、それを待っているお客様も大変多く、
そのリストをメモしたり、携帯電話のカメラに撮影する列も出来たりしています。

さらに、終演後は本日も川江美奈子さんがロビーに登場、
川江さんのCDも品切れをおこすほどの大人気で、
たくさんのお客様にサインしたり握手したり、大人気でした!
ステージで大活躍の川江さん、本当に素敵なので、
今回のツアーでは、確実に、全国に川江美奈子ファンが増えていきます!


本日はさらにビッグイベントが!!!

座間のステージ終演後、東京に戻り、
世田谷にある、ほの暗い明かりの、
ムーディで素敵なワインバーのお部屋を借り切って、
素晴らしいミュージシャンの方達が集合。

そうです、昨年秋にライブを行って、
今回のツアー会場限定グッズとしても発売している、
「MIKI IMAI LIVE AT BLUE NOTE」DVDを共に創り上げた、
倉田信雄さんを始めとする、あのメンバーの皆さんとの久しぶりの再会でした。

4/26の市原市市民会館から皆さんにお届けするために、
通常の制作日程をギリギリまで短縮して制作し、
まだ参加メンバーの方々も完成版DVDを見ていなかったので、
ワインバー到着後、美味しいお食事とワインをいただきながら、
思わず2回も連続でLive DVDを見て、全員で楽しく盛り上がりました。

お互いのグルーヴィーなかっこ良いプレイに「Yeah!」と歓声をあげつつ、
「倉田さんのアレンジとピアノは、
 どれも最高にドキドキ出来て素晴らしい!』
「何回でも楽しめて、見る度に新たな発見があったり、
 いろんな楽しみ方が出来る!」
「美樹さんの唄にどっぷり浸って感動出来るし、
 チャーミングな笑顔もいっぱい見る事が出来る!」
「演奏する側も天下のブルーノートだから、
 ものすごく緊張して、全ステージがとても楽しかったこと以外、
 実はあんまり良く覚えていなかったんだけど、
 全員のプレイがバンドとしてまとまっていて、本当に最高のライブだったんだね!」
「ここまできっちりと、
 演奏するミュージシャンの気持ちを満たしてくれるライブ映像は初めて!」
などなど、演奏した皆さんも大絶賛。

写真は、
音楽監督・ピアニストの、おなじみ倉田信雄さん、
トランペット田中充さん、
ベース竹下欣伸さん、
そして倉田さんの奥様で、
素晴らしいピアニストでもある紺野紗衣さんと。

四月に自転車事故で骨折なさったという竹下さんは、
杖をついて、本日座間のコンサートにもお越しいただき、
ステージを楽しんでいただきました。

(ドラムスあらきゆうこさんも来ていただいたのですが、
 お仕事のご都合で途中でお帰りになって、
 残念ながらお写真はご一緒出来ませんでした・・・
 本日お仕事のため参加出来なかったギタリスト石成正人さんと共に、
 また次にご一緒できる機会を作って行きたいと思います)

あの素晴らしかったBLUE NOTE TOKYOでのライブメンバーの斬新な人選には、
紺野さんのネットワークも深く関わっていて、
世界的なジャズの殿堂、
そして日本最高峰のステータスを誇るライブハウス・BLUE NOTE TOKYOを舞台に、
今井美樹コンサート史上でも屈指の高い完成度の素晴らしいステージとなり、
またそれが最高の形でLive DVDとして記録し発売することが出来たので、
久しぶりの再会+DVD上映会は、
私たちはもちろん、倉田さんを始めとする参加ミュージシャンの皆さん、
そして紺野さんにとっても、とても感慨深いものがありました。


http://www.imai-miki.net/information/080423_02.html
このDVD作品は、今回のコンサート会場限定先行販売です。
(現在のところ、この作品は会場販売以外は一切行っておりません。)

「PRIDE」「Goodbye Yesterday」「瞳がほほえむから」
「PIECE OF MY WISH」「年下の水夫」
「Miss You」「私はあなたの空になりたい」などなどの名曲&名唱、
そして、倉田信雄さんの名アレンジ&バンドの名演の数々を、
美しい映像と共に、存分に楽しんでいただけます。
コンサートのお帰りの際は、忘れずにお買い求め下さい。


昨秋の、このBLUE NOTE TOKYOでのライブへの挑戦があり、
それがアルバム「I Love a Piano」の「Goodbye Yesterday」へと結実し、
併行して行った河野圭さんや川江美奈子さんたちとの様々なコラボレーションと共に、
現在行っているコンサートにつながっていきます。

今回のコンサートツアーにお越しいただいたファンの皆さんにも、
きっとご満足いただける作品となっていますので、
ライブの感動の余韻の中でこのDVDを見ていただけると、
より幅広い音楽性を楽しんでいる、
ステージパフォーマーとしての今井美樹のいろいろな表情と、
一つの道をまっすぐに歩き続ける彼女の姿を感じていただけると思います。


(IRc2 佐藤一司)

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開設日: 2007/12/20(木)


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