チョン・ミョンフン指揮/交響曲 第9番 (マーラー)
|
日本人は(世界でも同じか知れないけど) どーして、あんなにマーラーが好きなんでしょうか? かくいうボクも 本来のAプロ会員券ではブルックナーの7番だったのですが こっちに変えたので 人のことは言えないけど(笑)。 あのNHK(スタジアム)ホールのチケットが 指揮がチョン・ミョンフンで 土曜日とはいえ、 完売になっていました(驚)。 先日、聴いたポリスのスティングも言っていたけど 彼らの曲に “So lonely”という歌詞があって 何万人もの人が声をそろえて 歌うのは不思議なことだって。 マーラーは苦手な作曲家なので 自信はないのですが 自省的な内容の曲のように思います。 どーせ、人間死ぬんだ。 最後は、一人で死ぬんだ。 みたいな曲を老若男女がチケットを競って 買ってみんなで集まって聴いているって いうのは、結構、興味深い絵でしたね。 まず、1曲目はなぜか メシアン。 忘れられたささげもの 初めて聴きます。 正直にいって、初めて面白いと思いました。 彼の作品はほとんどがそれ以前のもの でしたから。 弦楽器の奏でる旋律は暗く哀しいけれど 揃っていました。 (管楽器の鳴りが合っていたのかどうかは 自信がないのですが) 心地よい響きにお腹もいっぱいで ちょっと眠くなると いきなり、ドカン! 金管と打楽器が鳴り、おとなしかった弦楽器まで 現代風に。 そして再び、おだやかに (ずっと、待っていたコントラバスも面白かった) 後でパンフレット読んだら、 宗教関連の曲だったのですね。 なるほど。 でも、前座みたいにみんな興味ないのだろうな ホントは。 でも、ある意味でマーラーの凝縮版とも いえなくないかな。 特に9番では。 予習盤は、 バルビローリのベルリンフィルで。 何曲か聴いてみましたが 感情過多でないのが 気に入りました。 1楽章は、よく書くことですが ホルン、ハープ、低音の弦の序奏は やっぱり会場で聴くといいですね。 そして第2ヴァイオリン。 深さはちょっと足りないけど やっぱりN響はうまいですね。 ただ弦楽器には 満足しているのですが これに管が載ってくると 個人的には?と 思いました。 でも、 まるで川の流れのみたいに 上と下が別々に動いているようなうねりが この1楽章の特徴のように思っているので 解釈によってはちぐはぐ感を狙ったバランスは ありかもしれません。 激しい強奏を経て より後半は、よくなったのではないでしょうか。 フルートや堀さんのソロもよかったですね。 2楽章をどう表現しようと思ったのですが 速度指示がすべてを語っています。 ゆるやかなレントラーのテンポで やや無骨に粗野に この楽章が一番よかったように思います。 開き直ったようなおふざけ度合いが 自虐的に響きます。 特に後半、 3つの旋律がまるで衣装の早がわりのように 切れ目なく速度のニュアンスを違えて切り替わって いくさまは見事でした。 3楽章は 2楽章がよかった分、割をくった感じに 思いました。 パンフレットでいう大胆というより、 落ち着きがない印象でした。 途中で 入ってくる美しい旋律で トランペットの音程が怪しくなったように感じたのですが ちょっとしたことでも まるで、そばに七味とうがらしを ほんのちょっと、入れ過ぎたばっかりに 全部の印象が台無しになったり することがあるので 気になってしまいました。 最後は、 バーンスタイン盤ほどではありませんが かなり気合の入った速い終わり方を しました。 4楽章のアダージョ。 いろいろな楽器が変わりながら 奏でていくのですが コラージュ的に思わせずに大きな流れ、うねりの中の 小さな波のひとつとして移ろっていく感じが よかったですね。 中日ドラゴンズの鉄壁の二遊間では ありませんが、フルートとオーボエが オーケストラのあの位置を センターラインとして締めているように 思いました。 素晴らしかった。 例のごとく 指揮者の手が降りていないのに 辛抱できずに 余韻を壊そうと拍手をはじめようとする 人がいましたが 他の観客は追随せずに 淡々と応える指揮者を暖かく 称えていました。 最高の演奏であったとまで 思いませんでしたが 苦手なマーラーの面白さを まずまず 感じることはできたと思います。 ところで、 みんながマーラー好きなのは 人間が多面的でなかなか本当のところは 分かってもらえないといった欲求不満を 抱えているからでしょうか。 しかも 若さに対するノスタルジックな憧れ (裏返せば死への恐怖) そして何といってもインテリ臭がして 知的な感じが チャイコやドヴォルザークと違って するところでしょうか。 ボクも好きな作曲家は? って質問にマーラーって答えてみたい(苦笑)。 昔は太宰チックだなと思っていたのですが 今の軽いノリでも 村上春樹のような1回、触れただけでは なかなか理解できないよく分からなさが 魅力なのでしょうか? 第1614回定期公演
2月16日(土)3:00 〜 NHKホール 忘れられたささげもの(メシアン) 交響曲 第9番 ニ長調(マーラー) 指揮:チョン・ミョンフン 演奏:NHK交響楽団 ★ ボクのとなりの人、
メシアンの11分だけ 聴いて帰った。 個人の事情はわからないけれど もしかして、 メシアンの熱狂的なマニア? てっきり みんな、マラ9を聴きにきているのだと 思っていたので驚いた。 |










メシアンの作品に興味ありますね
これあんまし聴かないし、録音も少ないのではないでしょうか。。
しかしNHKホールでの完売は凄いことかも^^;;;少なくとも自分は聞いたことないですね
2008/2/17(日) 午前 8:07
こんばんは!
先日ブロムシュテットを聴いた時に,この公演のチケットも買おうかなって迷ったんですが,イマイチいい席がなかったので,「また聴けるかな」って思って流しました。
この曲って どうも繋がりが悪いですよね。
そしてそれが狙いかも知れませんよね・・・・
コンサート,行きたい!
2008/2/17(日) 午後 7:29 [ ]
kontaさん、どーも。メシアンのよさは殆どわかりません。CDは見たことがないのですが曲自体はよかったと思います。ブルックナーとマーラーで全くチケットの売れ行きが違いましたからね、でも、本当によさを分かっているのかと少々、疑問に(毒)。
2008/2/18(月) 午前 5:35
johnさん、どーも。確かにつながり悪いですよね。あまり書いてはありませんがボクはマーラーとブルックナーが似ていると思ったりもしています(確か、直接、接触があったと記憶しているのですが)。でも、あの、もやもやさがもう1度聞いてみようと思ったりするのですから、不思議です。
2008/2/18(月) 午前 5:38