墓参で考えた
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5月には、祖父と祖母の命日がある。
休みの日に、実家のお墓に行った。
この季節、カエルの鳴き声がよく聞こえる場所にある。
墓地の入口に、大きな碑が並んでいる。
一緒に行った子どもたちが、あの大きなお墓はなに、と聞く。
戦争で亡くなった人のお墓だよ、とぼくは答える。
戦争ってなに、と聞き返される。
国同士のけんかだよ、と答えるのが、その時は精一杯だった。
実家のお墓にたどり着くまでに、よそのお墓を見ていく。
日露戦争で戦死した人のお墓も見つけた。
小さな地区にもかかわらず、戦死した人のお墓というのは、結構多い。
小学生の時、遊びに行った同級生の家の仏壇に、水兵服姿の遺影があった。
親族でだれか戦死したのだろう、と後になってわかった。
思っていたよりも身近な話だった、ことに驚く。 |

