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『噂の真相』の復活を待っています

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『グレートジャーニー 人類5万キロの旅』関野吉晴

『グレートジャーニー 人類5万キロの旅』関野吉晴


小峰書店

1262円+税



 週末、図書館に寄って、関野吉晴の本を3冊借りてきた。

『グレートジャーニー 人類5万キロの旅』のシリーズは10冊以上あるらしい。(最近、文庫にもなったらしい)

人類は500万年前にアフリカ大陸で生まれ、その後世界に広かった。

人類が地球上に広がった最果てである南米大陸南端から逆ルートでアフリカまで、徒歩・カヌー・自転車・スキーなど人力によって辿ろうという旅行記である。



 漢字にふりがながあることや第42回青少年読書感想文全国コンクール課題図書などになっているので、青少年向けに書かれているようだ。

週末で3冊読もうと思ったが、火曜日に2冊目を読み終えた。



 関野吉晴は医者であり、探検家である。

20年ぐらい前に、あるアウトドア雑誌に紺色のチノパンとレザーモカシンを履いた関野吉晴を初めて見た。

かっこよかった。

生き方もかっこいいと思った。



 著作を読むのは、今回が初めてである。

この本が青少年向けに書かれているせいかもしれないが、飾らない文章が、またかっこよかった。




 本を借りる時、図書館カウンターの方が、いつもあなたのブログを拝見しています、と言った。

4冊目以降もまた借りに行きます。

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『知多半島風土記』知多社会科同好会編集

『知多半島風土記』

編集 知多社会科同好会

発行 1985年



 編集をしている知多社会科同好会は、知多半島の小中学校で社会科を教えている先生の会である。

だから執筆者は、先生たちである。

値段は印刷されていないので、市販はされてないようである。

ぼくの手元にあるものは、かつて社会科の先生をしていた方からもらった。

いただいてから一年ぐらい過ぎているが、たくさんいただいたので先日本書を読み終えた。



 半島内5市5町の「業(なりわい)」「水」「習(ならわし)」「道」「住(すまい)」「祭」のテーマがある。

132ページの本なので、全部の市町について網羅されている訳ではないが、自分と関係がある市町が出てくるとうれしい。

集合写真で、自分を探すことに似ている。



 さて、この本にも当然参考文献があり、最後に掲載されている。

別の見方をすると、民俗や歴史の調査をしている市町とそうでない市町の格差があって、その格差は義務教育にも影響している。

その場所に対して、どれだけ多くの本が書かれているか、がその場所への愛情の深さを測る物差しだと思っている。

たとえ短い研究ノートのようなものでも、書こうとすると大変な苦労をする。

時間もかかる、調査や文献の収集にお金もかかる。

論文や研究ノートには、色々な目的があると思うが、その一つは間違いなく対象への愛情である。



 先生たちが書いた本だからだろうか小学生の時に授業で聞いたような話題があり、知多半島の歴史と自分の歴史が少し重なる。



何と言おうか、自分自身がとても懐かしかったりする。

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植村直己の『冒険』

イメージ 1

植村直己の『冒険』

小学館文庫

定価 541円+税



 随分と前に買った本だったが、先日読み始め、読み終えた。

植村直己は、数々の単独行が有名な登山家である。

でも、極寒地での犬ぞり単独行、アマゾン川いかだ下りも行っているので冒険家と言った方がいいかもしれない。

本書の内容は、植村についての話やいくつかの冒険が集められている。


読み終えて、二つのことを思った。


一つはページの関係から、それぞれの冒険はあっという間に達成されたような感じを受ける。

しかし、章の終わりに「2ヶ月の・・・」などと書かれていると、何ヶ月も1人でいたんだなあ、と感嘆する。


 もう一つは、恐怖や嫉妬などの負の感情が正直に書かれている点である。

危険な場面では、体が震えた話や引き返した話が書かれている。

植村は、1984年、冬のマッキンリーで消息を絶った。

その時も恐かったと思う。


 植村直己は明治大学農学部出身。

農学部がある明治大学生田校舎(神奈川県川崎市)には、植村を称える記念碑が建っている。

生田校舎には農学部と理工学部が入っているが、記念碑はちゃんと農学部側に建っている。

(写真は現在の明大生田校舎)

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田宮俊作の『田宮模型をつくった人々』

田宮俊作の『田宮模型をつくった人々』

著者 田宮俊作

出版 文藝春秋

1333円+税

 著者の田宮俊作は、株式会社タミヤの社長である。

いわゆる、プラモデルのタミヤである。

タミヤのファンは、多い。

かく言う自分も、これまでに買ったプラモデルの中でタミヤが一番多い、と思う。

実際、作ってみると確かにいい。


 本社は静岡県にある。

静岡出身の後輩Sは、自己紹介でタミヤの本社がある静岡です、と言っていた。

静岡県は男子の聖地なのである。


 田宮俊作の書いた本の一つが『田宮模型をつくった人々』である。

本の中に、こんな話が出てくる。

プラモデルは金型にプラスチックを流し込んで作るので、金属製の雌型の方を作る。

この型を作るのにとてもお金がかかる。

だから金型が完成してからの修正はしないのが普通である。

でも、タミヤは1/32スケールの零戦の模型を作り直し、何千万円かの経費を無駄にした。


「この歳になって自分が納得できないキットをこの世に残すのは嫌だ」と田宮は理由を説明している。

B29(アメリカの爆撃機)のプラモデルもタミヤは作らないらしい。



 モノを作る仕事をしていないので、モノを作る仕事にあこがれがある。

世の中、「こだわり」と称して注文をつける人間がいるが、その多くは自分にできないことを他人に要求しているだけである。

それは、「こだわり」ではなく「横柄」と言う。


そんな人が多い環境にいる方は、本書を読むとがんばれます。

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与謝野 馨の『堂々たる政治』

与謝野 馨『堂々たる政治』新潮社 680円+税

 筆者は、週末の福田改造内閣で、経済財政担当相になった。


明治の歌人・与謝野晶子の孫でもある。


 職場にある業界誌に、この本の書評が載っていたので、早速読んだ。

特に、政党を支持しているとか、後援会と関係があった訳ではない。

書評では「国家は割り勘である」という考え方を公言する与謝野の姿勢を評価していた。

極論すると、国民のための社会保障など必要なものは維持するが、増えた分は自分たち(国民)が負担する、という考え方である。

国がお金を出すということは、一般の国民がお金を出すと同じ意味である。

出すけど、税金でその分取る。

この本の主題の一つである、調子のいいことばかり言わない、という姿勢の表れである。

 消費税は10パーセントになるだろうが、きちんと説明されれば納得する人も多いだろう。


 ほとんどの人は、自分たちの国の方向を決めている人たちが、どんな考え方を持っている人なのかよく知らない。

それはおかしい、と現職の政治家が書いた本を読んで思った。

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