虚実ヒストリー〜ものがたりの歴史II(Yahoo!Blog版)〜

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一般時代劇vs必殺シリーズ(2010年1月20日〜)


2010年1月20日
『暴れん坊将軍』の吉宗は江戸城で鶴姫と会おうとしない
『水戸黄門』における弥七と八兵衛の関係
『龍馬伝』第2話、第3話

2010年1月23日
『水戸黄門』【作品】

2010年1月25日
『水戸黄門』第37部再放送第9話「異国の娘が抱いた謎(男鹿)」

2010年1月27日
『暴れん坊将軍』再放送


2010年1月28日
『水戸黄門』第37部再放送「風車の弥七参上!」
『新撰組PEACEMAKER』【作品】

2010年1月30日
『龍馬伝』第4話「江戸の鬼小町」
『浪花の華』【作品】
『英雄』(秦王を描いた中国映画)【作品】
必殺スペシャル『春雨じゃ、悪人退治』【作品】
『暗闇仕留人』【作品】
必殺スペシャル『大老殺し』『横浜異人屋敷の決闘』、映画『必殺!ブラウン館の怪物たち』【作品】
『必殺仕事人V旋風編』『必殺仕事人V風雲竜虎編』【作品】

2010年1月31日
『必殺仕事人V』『必殺仕事人V激闘編』【作品】
江戸時代初期、中期、後期(化政〜天保〜幕末)【作品】
『影の軍団II』『逃亡者おりん』『殿さま風来坊隠れ旅』【作品】
『西遊記』『三国志』【作品】
『服部半蔵・影の軍団』『影の軍団III』【作品】
『影の軍団II』『逃亡者おりん』『殿さま風来坊隠れ旅』【作品】
『龍馬伝』第5話「黒船と剣」(2010年1月31日放送)
「文政の中村主水」関連


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『必殺仕事人V旋風編』『必殺仕事人V風雲竜虎編』【作品】

『必殺仕事人V旋風編』の続編が『必殺仕事人V風雲竜虎編』であり、主水、鍛冶屋の政、そして虎の元締めのむすめ・お玉が共通するメンバーである。

しかしながら時代設定の飛び方がすごい。『旋風編』で主水がオランダ商館から表彰されたのが1819年、次に『風雲竜虎編』の第2話「将軍の初恋騒動!」で1841年の家斉の死が描かれていた模様で、また、『風雲竜虎編』の後日談である『大老殺し』は1858年の安政の大獄から1860年の井伊大老暗殺までを描いている。

『旋風編』から『大老殺し』まで時代が40年も経過している。こうなると文政、天保、幕末で主水が3種類いて、政も銀平も影太郎もお玉も3種類いたたと解釋すべきだろう。

お玉は『新必殺仕置人』の元締め・虎のむすめであるが、この虎が江戸の仕置人グループを仕切っていた時期も文化・文政、天保、幕末に分散していたことになる。
さらに『必殺忠臣蔵』まで考えると元禄にもこの『新仕置』→『旋風』→『風雲竜虎』の流れがあったことになる。

元禄
『新仕置人』(推定)…お玉の父・虎が江戸の闇組織を仕切る

『旋風編』(『必殺忠臣蔵』)

『風雲竜虎編』(推定)

文化・文政
『新仕置人』(推定)

『旋風編』(1819年、オランダ商館が主水を表彰)

『風雲竜虎編』(推定)

天保の中期まで
『新仕置人』(推定)

『旋風編』(推定)

『風雲竜虎編』(1841年、家斉没す)

(天保末期から嘉永までにもう一つ『仕置屋稼業』から『仕事人』までの流れがあったと思われる)

幕末
『新仕置人』(推定)

『旋風編』(推定)

『風雲竜虎編』(1858年、安政の大獄開始→『大老殺し』)

主水の職場
1819年 1月16日、主水は石川島百軒長屋番所勤務(『旋風編』)
1820年 2月14日、主水が書庫番に異動(『仕事人2007』)
___ 4月8日、主水は南町奉行所定町廻り同心(『必殺!III裏か表か』)
___ (『激闘編』第33話で田中様が書庫整理番に左遷される)
1821年 2月〜4月、主水は自身番勤務(『仕事人2009』)

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関連語句
旋風編 風雲竜虎編
1819 中村主水 [1] … [13] 1841 中村主水 [1] … [14] 1858 中村主水 [1] … [12]
【作品】(近世、江戸時代全般) 作品(近世、江戸時代全般)


参照
一般時代劇vs必殺シリーズ(2010年1月20日〜)

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必殺スペシャル『大老殺し』『横浜異人屋敷の決闘』、映画『必殺!ブラウン館の怪物たち』【作品】

これらは「幕末の中村主水」が「仕事人」になったあとの裏稼業を描いた作品である。
Wikipedia 必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港の殺し技珍プレー好プレー
Wikipedia 必殺スペシャル・新春 大暴れ仕事人! 横浜異人屋敷の決闘
Wikipedia 必殺! ブラウン館の怪物たち

1853年 黒船来航(『仕留人』第1話「集まりて候」)
1854年 日米和親条約(『仕留人』最終回「別れにて候」)
1855年 京都御所改修工事(『仕事人、京都へ行く』?)
1856年 家定の正室・篤姫が大奥に入る(大河ドラマ『篤姫』)
1858年 安藤広重没(『大老殺し』冒頭)
___ 島津斉彬と徳川家定没(大河ドラマ『篤姫』)
1860年 桜田門外の変(『大老殺し』終盤)
1863年 清河八郎没(『横浜異人屋敷』)
1866〜1867年(陰暦で1867〜1868年) 慶喜が将軍(『ブラウン館』)
1868年 鳥羽・伏見の戦いで主水が佐々木只三郎を暗殺(『横浜異人屋敷』)

『大老殺し』の場合、『必殺仕事人V風雲竜虎編』の後日談なので、主水の仲間は鍛冶屋の政、かげろうの影太郎、そして、お玉に代わって加代が主水グループに復帰している。
もっとも『必殺仕事人V旋風編』で主水が1819年にオランダ商館から表彰されていたり、『風雲竜虎編』で1841年の家斉の死が描かれているらしい。これらは主水のいた世界が「文化・文政」「天保〜嘉永」「幕末」の3種類に分かれていたと解釋して、別世界とすべきだろう。
└→『必殺仕事人V旋風編』『必殺仕事人V風雲竜虎編』【作品】

時代設定の上では、『横浜異人屋敷』は『大老殺し』の3年後、1863年の話であるが、一時的に1868年の鳥羽・伏見の戦いも描かれている。『大老殺し』はある意味で『仕留人』の「試して候」の「仕事人」バージョンといったところ。『横浜異人屋敷』のメンバーは主水、加代、朝吉、鍛冶屋の政、そして助っ人として参加した清河八郎であった。
『ブラウン館』は『仕事人V』のメンバーで、主水、加代、おりく、西順之助、花屋の政、組紐屋の竜だったようだ。これも天保末期を舞台にした『仕事人意外伝』や文政年間を舞台にした『必殺!III裏か表か』とは別世界の話である。

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『暗闇仕留人』【作品】

これは幕末を扱った必殺シリーズ第1号である。

弘化
1844年 高野長英が脱獄、新からくり人一座に参加(『新からくり人』)
___ 中村主水が鳥居耀蔵を暗殺(『オール江戸警察』)
1846年 長英が江戸に帰還か

嘉永
1849年 葛飾北斎没(映画『必殺!主水死す』)
1850年 高野長英没
1851年 水野忠邦没(『主水死す』)
1852年 龍馬が18歳(大河ドラマ『龍馬伝』)
1853年 龍馬が土佐から戸へ(『龍馬伝』)

黒船以降
1853年 黒船来航(『仕留人』第1話「集まりて候」)
1854年 日米和親条約(『仕留人』最終回「別れにて候」)

1855年 京都御所改修工事(『仕事人、京都へ行く』?)
1856年 家定の正室・篤姫が大奥に入る(大河ドラマ『篤姫』)
1858年 安藤広重没(『大老殺し』冒頭)
___ 島津斉彬と徳川家定没(大河ドラマ『篤姫』)
1860年 桜田門外の変(『大老殺し』終盤)
1863年 清河八郎没(『横浜異人屋敷』)
1866〜1867年(陰暦で1867〜1868年) 慶喜が将軍(『ブラウン館』)
1868年 鳥羽・伏見の戦いで主水が佐々木只三郎を暗殺(『横浜異人屋敷』)

『主水死す』における「天保〜嘉永前期の中村主水」は1851年に水野忠邦を暗殺したあと、黒船来航を待たずに爆死したと思われる。将軍は家慶の治世の末期であった。
『主水死す』で主水が出会った捨蔵は女の藝人が男装した姿で、徳川家定の双子の妹だった。
この家定は黒船来航の年、1853年に将軍になった。

作品の流れでは『必殺仕置人』の続編で、第1話で再会した主水、半次、おきんは「鉄や錠もどこかにひそんでいるんだろうな」と言っていたが、この鉄や錠や文政や天保にいた人物ではないだろう。
棺桶の錠はアヘン戦争終結の年にも主水に協力していたが、『仕留人』の主水が裏稼業を始めたのは前年1852年か1853年の黒船直前と思われる。
「試して候」では攘夷派による大筒の試し撃ちがあって、半次が被害者になった。これは1853年か1854年のこと。『横浜異人屋敷』では10年後の1863年にこれが繰り返され、加代が被害者となった。

蘭学者が仕事人または被害者になる話はおそらく、ここからで、それが天保時代を描いた『からくり人』、文政末期までさかのぼった『春雨じゃ、悪人退治』に受け継がれる。

必殺シリーズで最初に三味線のバチを使ったのは『仕掛人』の西村左内であり、糸井貢はバチからかんざしを経由して仕込み矢立てを使った。かんざしは『必殺必中仕事屋稼業』のおせい、『必殺仕舞人』の坂東京山、そして『新必殺仕事人』の秀に受け継がれるが、例えば秀の場合、『必殺まっしぐら!』と『仕事人アヘン戦争へ行く』は天保時代の話であり、時代設定では秀たちのほうが先である

Y!画像 仕留人

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必殺スペシャル『春雨じゃ、悪人退治』【作品】

厳密には「必殺スペシャル・春」と「勢ぞろい仕事人」が前につくが、「春雨」ということばが作品の内容をよく表している。
Wikipedia 必殺スペシャル・春 勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治

時期的には『必殺仕事人V風雲竜虎編』〜『必殺剣劇人』と『必殺仕事人・激突!』の間に作られた作品。
シーボルト事件を背景に、中村主水が高橋景保のかたき討ちをする話である。
主水が十手を盗まれたのが1828年(文政11年)、高橋景保の獄死が1829年(文政12年)。
主水と組んだ仕事人は加代、鶴、千葉周作、市兵衛(景保の弟)、そしてはぐれ仕事人2名である。

1818年 文政元年
1819年 主水がオランダ商館から表彰される(『必殺仕事人V旋風編』)
1820年 主水が闇の金融組織と激闘(『必殺!III裏か表か』)
___ 文政3年、主水が書庫番に異動(『必殺仕事人2007』)
1821年 文政4年、主水が自身番勤務(『必殺仕事人2009』)
1824年 鳴滝塾設立。徳川家定誕生
1826年 文政9年、のび左エ門が「宝」(のび作へのお年玉)を埋める(『ドラえもん』)
1828年 文政11年、主水が十手を盗まれる(『春雨じゃ、悪人退治』)
1829年 文政12年、主水が高橋景保の獄死を見届ける(『春雨じゃ、悪人退治』)
___ 『浪花の華』と『咲くやこの花』もこの時代の話らしい
1830年 文政13年=天保元年

時代的には『必殺仕事人2009』で主水が自身番勤務だった1821年から7年後が1828年である。
また『必殺!主水死す』で主水が権の四郎、千代と20年ぶりに再会しているが、『主水死す』の冒頭で描かれた葛飾北斎の死は1849年のできごとなので、それから20年前は1829年である。

鳴滝塾は1824年設立。この年に徳川家定が誕生。『主水死す』に登場する家定の双子の妹(大奥では弟と認識)・捨蔵もこのとき生まれたと推定される。
鳴滝塾で学んだ蘭学者に高野長英がいる。
1839年の蛮社の獄で高野長英が投獄され、蘭学者・小関三英が自害。このときの状況が『必殺からくり人』終盤で描かれた。

高野長英は『新必殺からくり人』の冒頭で脱獄。これは1844年のことであった。その直後に天保の中村主水が鳥居耀蔵を暗殺。長英の弟子だった糸井貢は1853年の黒船来航のときに幕末の中村主水と組んだ。
仕事人は蘭学者と縁がある。反体制という点が共通するのだろうか。
なお、『必殺渡し人』の鳴滝忍も蘭法医のようであった。

シーボルトが再度来日したのは1859年。すでに日本が開国したあとであった。このときは安政の大獄の時代で、幕末の主水が地獄組と激闘の最中であった。

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