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第22回サイエンスカフェ・イン・高輪開催のお知らせ

第22回サイエンスカフェ・イン・高輪開催のお知らせ
 
22回サイエンスカフェ・イン・高輪を519日(土)15時から開催いたします。
21回サイエンスカフェのレポートをこの公告の前のブログに掲載しておりますので、ごらんになってください。
 
今回は免疫についてのお話です。インフルエンザの予防注射やこの季節お悩みの方も多い花粉症などは免疫という生体反応にかかわるものです。小林芳郎氏は、生体を防御する機能を持つ免疫細胞、その中でも特にマクロファージについて細胞のアポトーシス(細胞内部で遺伝子によりあらかじめ決められたプログラムに従ってもたらされる細胞死)の観点からの研究を展開されております。サイエンスカフェでは、免疫学、そして私達の人体の不思議な世界を小林氏にわかりやすくお話いただきます。
 
なお、今回から開催を15時から17時とさせていただきますので、ご留意よろしくお願いいたします。
日時:  2012519日(土)15時から17
場所:  キリスト友会東京月会フレンズセンター(港区三田4−8−19)
話題:  細胞は死んでもあとを汚さない:細胞死と炎症/免疫
:  小林芳郎氏(東邦大学理学部教授)
参加費: 一般 800円 
高校生以下 300円
参加申し込み:必要
              Email: iwamuramichiko2008@yahoo.co.jp
定員: 30
 
サイエンスカフェ・イン・高輪代表                                                                                        岩村道子
 
 
講演要旨:
免疫の研究はメチニコフとパスツールにさかのぼる。メチニコフは食細胞を発見し、パスツールは予防接種を発見した。これらはそれぞれ自然免疫と獲得免疫に関わる。両者はばらばらではなく、互いに深く結びついている。
 寿命を終えた細胞はアポトーシスによって死んでいく。一方、感染があると好中球がその場に来て殺菌する。役目を終えると好中球はアポトーシスによって死んでいく。このように我々の体内ではおびただしい数の細胞が常に死んでいるが、なにごともなく処理されている。
 我々は約10年前からアポトーシス細胞の取込みに伴う生体の応答とその制御について研究をしてきた。結果わかったことは、生理的な条件では、初期アポトーシス細胞の段階で処理され、一酸化窒素が多量に産生されて、炎症が抑制されるのに対し、アポト−シス細胞が非常に多数生じると、初期の段階で処理しきれず、後期アポトーシス細胞が多数出現し、炎症が起こる、ということだった。

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第21回サイエンスカフェ・イン・高輪レポート

           第21回サイエンスカフェ・イン・高輪レポート
 
 
イメージ 1
 
331日の昼下がり春の嵐が荒れ狂う中、第21回サイエンスカフェを開催いたしました。会場近くの伊皿子交差点では傘が壊れたり風で吹き飛ばされそうになっている人をたくさんみかけました。こんな天候にも拘わらず多数の方がお集まりくださいましたのは、数学の魅力ゆえと感じました。
 
講師の藤川英華氏は複素解析学の専門家で、「無限次元タイヒミュラー空間とモジュラー群の力学系」というテーマで独自の理論を展開されています。この日のお話もご専門分野であるトポロジーをリーマン面、モジュライ空間、タイヒミュラー空間などの観点からご紹介くださいました。これらどの言葉も大半の参加者にはなじみがないものですが、藤川氏はまず、ドーナツとコーヒーカップはトポロジーでは穴一つで同じであるとみなすことを素敵な絵で説明なさいました。しかし、数学の分野としても、それらが同じと考えるだけでよいのだろうか、もし、違うとすればどのようにその違いを数学的には定義するのか、というようにお話を進められ、リーマン面やモジュライ空間の世界に私達を導かれました。
 
頭の中でそのイメージをつくるのもむずかしいお話でしたが、楽しそうにお話なさる藤川先生のお姿にひきつけられて時間の過ぎるのを忘れてしましました。数学とはこういうもの、ということが皆さんに少しご理解いただけたのではないかと思います。私は司会者として予備知識を得ておこうとモジュライ空間、タイヒミュラー空間などについて勉強を試みたのですが、こころざし途中でギブアップとなってしまいました。参加者には数学に深い知識をお持ちの方がかなり多数いらっしゃり、的確な質問やコメントをしてくださいました。ありがとうございました。その方たちの藤川先生との質応答から、私たちは理解を少し深めることができたと思います。
最後に、参加者のお一人から頂戴したコメントを載せさせていただきます。
 
「芸術への理解は受け手の程度による」と何かで読んだことがありますが、数学もそのような分野かも。 「そんなこと考えて何するの?」と疑問がないわけではありませんが、あのような美人が 日がな一日 思考している姿を思い浮かべると何て素敵なことでしょう!!
私はドーナツを見たときに「モジュラー、タイヒミュラー」を 思う楽しみが出来ました。でも何となく楽しかったですよ、藤川さん有難う。
 
 
次回は5月19日(土)に開催いたします。
 
                         サイエンスカフェ・イン・高輪 代表
                                        岩村道子

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第20回サイエンスカフェ・イン・高輪 報告

第20回サイエンスカフェ・イン・高輪レポート
 
たいへん遅くなりましたが第20回サイエンスカフェの報告をいたします。
なお、21回サイエンスカフェの開催については、これのひとつ前のブログをご覧になってください。
 
イメージ 1
2012年最初のサイエンスカフェを225日に開催いたしました。心配していた天気もどうやら持ち直し、寒さは相変わらずのもののたくさんの方に参加していただきました。今回は「大空に飛行船を」というタイトルで、()スカイプラットフォームで飛行船の開発と実用化にあたられている佐野政明氏にお話しいただきました。
 
 
佐野氏は、まず飛行船開発が平成11年に決定されたミレニアムプロジェクト(新しい千世紀プロジェクト)によるものであることをお話しになりました。プロジェクトには情報化、高齢化、環境対応の3分野がありますが、そのうちの環境対応の項目の中の「成層圏プラットフォーム」に温室効果ガスの直接観測を可能とする成層圏滞空飛行船が含まれております。
ついで、なぜ成層圏であることが必要か、飛行船で用いる動力の供給源としての太陽電池、燃料電池などについても簡単にご説明になったのち、本題の飛行船の設計についてのお話となりました。この部分は佐野氏のご専門分野でありますが門外漢もあきらめずにフォロウできるように、簡潔かつわかりやすくお話しいただきました。特に、JAXAやスカイプラットフォームで設計開発なさった飛行船の写真や飛行実験の動画などは私達にとって非常に説得力がありました。厳寒の北海道の広野に浮かぶ飛行船はとても印象的でした。
 
 
航空機、ロケット、飛行船の開発に長年技術者として携わってこられた佐野氏のお話は、非常に迫力があり、また、わかりやすく参加者を時間の経過をわすれて楽しませてくださいました。飛行船は時折、東京の空にも浮かんでおりますが、広告の媒体の一つであるという程度の知識しか私は持っておりませんでした。しかも、伝説となっているドイツの飛行船の大惨事のせいで危険な乗り物であるとの思い込みがあり、飛行船の有用性が現在も種々あるということは知りませんでした。「ミレニアムプロジェクト」として国家で推進されてきたのは素晴らしいことだと思いました。
お話の後の議論も活発で、しかも航空機や飛行船について専門知識をお持ちの方からのご意見ご質問もあり、佐野氏との質疑応答の中から私達は理解を深めることができました。
これから春の大空に飛行船が浮かぶ季節となりますが、私達はこれまでよりも広い知識を持って大空を見上げることができそうです。
 
次回のサイエンスカフェは3月31日に開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。
 
                          サイエンスカフェ・イン・高輪 代表
                                         岩村道子

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第21回サイエンスカフェ・イン・高輪開催のお知らせ

 最近、数学ガールという言葉を本屋でみかけました。高校や大学で学んだ数学をもう一度やってみたり、さらに高度の数学を知りたいと思う人が増えているのでしょう。その一方、大学生の4分の1くらいが「平均」の意味を正しく理解できていないという調査の結果も報じられております。
 今回は最先端の数学の面白さとむずかしさ、その両方について新進気鋭の女性数学者である千葉大学大学院理学研究科准教授の藤川英華氏にお話しいただきます。数学ガール、数学ボーイにまだなっておられない方たちも、是非、ご来席くださり数学の魅力をお感じになっていただきたいと存じます。
 
 講師の藤川英華氏は複素解析学の専門家で、「無限次元タイヒミュラー空間とモジュラー群の力学系」というテーマで独自の理論を展開されています。そのご研究にたいして、これまでに日本数学会賞建部賢弘奨励賞(2006年度)、第11回守田科学研究奨励賞(2009年度)を受賞されております。今回は、藤川氏に数学の魅力をご自身の経験から語っていただき、ご研究テーマについてやさしくお話しいただきます。
 
日時:  2012331日(土)14時から16
場所:  キリスト友会東京月会フレンズセンター(港区三田4−8−19)
話題:  数学を楽しむ: ドーナツの形はどのくらいあるか
:  藤川英華氏(千葉大学大学院理学研究科准教授)
参加費: 一般 800円 
高校生以下 300円
参加申し込み:必要
              Email: iwamuramichiko2008@yahoo.co.jp
定員: 30
 
 
          サイエンスカフェ・イン・高輪代表 岩村道子
 
 
要旨:
トポロジーという数学の分野では,伸ばしたり縮めたりする変形で同じ形になるものは同じであるとみなします.この世界ではドーナツとコーヒーカップは「同じ」です.通常ドーナツと言えば穴はひとつですが,二つ穴,三つ穴なども考えてみます.いまのトポロジーの観点では,穴の数が同じドーナツはすべて「同じ」ですが,「リーマン面」という概念の立場からは,穴の数が同じでも「同じ」と見なせないものが出てきます.大雑把に言えば,拡大・縮小,回転で移り合うものだけが「同じ」で,ねじ曲げると「違う」ものになります.この講演では同じリーマン面はどのくらいあるのか?という考え方から導かれるモジュライ空間,タイヒミュラー空間にご案内します.
 

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第20回サイエンスカフェ・イン・高輪開催のお知らせ

第20回サイエンスカフェ・イン・高輪開催のお知らせ
 
2012年の新春、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 
2012年最初のサイエンスカフェ・イン・高輪の開催をお知らせいたします。
20回という節目の会を新春に開催できることになりましたので、今回はそれにふさわしい素敵なお話「大空に浮かぶ飛行船の実用化にむけて」を選びました。「大空にうかぶ飛行船」に私達もそれぞれの夢を乗せてゆけたら嬉しいとおもっています。
 
講師の佐野政明氏は科学技術庁航空研究所(後にJAXAに組織改編)において航空機YS−11の開発を出発点となさって、その後各種のロケットや衛星、飛行船の開発に携わってこられました。JAXAご退職後、()スカイプラットフォームを立ち上げられて飛行船の実用化に向けた研究開発をなさっておられます。 
今回は佐野氏に、一連の空飛ぶ乗り物の原理、そして飛行船の特色やその開発に際してのご苦労話などをお話しいただきます。
みなさまのご参加をおまちいたします。
 
 
日時: 2012225日(土)14時から16
場所: キリスト友会東京月会フレンズセンター(港区三田4−8−19)
話題: 大空にうかぶ飛行船の実用化にむけて
師: 佐野政明氏(()スカイプラットフォーム 取締役
参加費: 一般 800円 
高校生以下 300円
参加申し込み:必要
             Email: iwamuramichiko2008@yahoo.co.jp
定員: 30
 
                                                     サイエンスカフェ・イン・高輪代表
                                                                                   岩村道子
 
 
講演要旨:
 1928年(昭和3年)から10年の間、大西洋を2日で横断する飛行船は長距離航路の花形として活躍していた。この時代の航空機は小型ゆえに輸送力が小さく、客船は大西洋横断に5日ほどかかっていたことから大いに利用されたが、ヒンデンブルグの炎上事故により豪華客船へと主役が交代した。
近年、遊覧飛行を目的とする飛行船も運行したが、採算の点から撤退した。 しかしながら、ヘリコプターや航空機は騒音の点からも費用の点からも空中停止には不向きで、小型の無人繋留気球を中心に監視・観測・中継などに利用され始めた。 これからは、飛行船・気球それぞれの特性に合わせた棲み分けが可能と考えている。 そこでミレニアムプロジェクトに採用された成層圏飛行船開発の軌跡を辿りながら、その歴史や原理についてお話します。

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