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派遣活動_日々報告ログ(後半)

【派遣活動_日々報告ログ(後半) 5日目〜8日目】
※ 東北地方太平洋沖地震発生から一ヶ月後のある避難所で約1週間の支援活動に参加することができました。その時の記憶です。場所名や人名は削除変更しています。あらかじめご容赦ください。
 
■派遣活動_日々報告ログ(前半)
 
 
■5日目 報告(はれ)
 
8時すぎ、昨日の報告書を作成中。私の隣で小学5年生の女の子が一生懸命に宿題やってます。ここに居ると逆に元気をもらえます。
 
そのまま彼女と一緒に勉強していると・・・最近の小学生の宿題は難しいですね。
私では正確に教えてあげることができず、いつしか大きな子供達や大学生のボランティアスタッフが集まってきてワイのワイの。アットホームでイイ!
 
しかし、ここではなかなか静かに勉強できませんよね。
 
避難所では子供達がお家で勉強するような場所がありません。これって気づきそうでなかなか気づかない。大人の気持ちがそれどころじゃないですからね。
 
この日の夜。この避難所に詰めていた被災市の若い職員さんたちが中学校の相談室を借りて来て臨時の子供塾を開催!なんと先生は新規採用さんたちですよ!素晴らしいこと。やり方や安全面等もう少し工夫が必要ですが、とても良い企画だし、これに気づき即実践した職員さんはなかなかのもんだと思います。
 
さて、この日のお昼過ぎにボランティアスタッフの休憩に対する苦情が市の本部にありました。2時間も休憩し物資を勝手に食べている、けしからん!という内容。これは外形しか見ていない事実無根の苦情でした。
 
これの意味するところは、すべての避難者がボランティアスタッフに好意的だというわけではなく、避難者の心情は今もなお余裕がなく不安定であるということ。

この日は若い職員さんとともにボランティアスタッフみなさんといろいろ話し合いました。彼らの前向きな思いを聞けてとても心強く思いましたよ。若いヒトたちもなかなかのもんです。
 
もうひとつ。昨日に話題となった避難所内の衛生管理について、「他都市の保健師さんのよる避難所内における衛生管理について」の講習会が実現しそうです。日時と内容を調整してプロデュース。さてさて、どうなることやら。避難所のみなさんの一助になればと願うばかりです。
 
今日はさすがに疲れました。
 
 
■6日目 報告(はれ)
 
昨晩の被災市の新規採用さんたちによる子供勉強会は大盛況だったようで、子供たちだけでなく大人も大喜びでした。その効果が早速にあったようで、なんと今朝に子供達から「昼間に勉強出来る場所がほしい」という要望がありました。
 
そこでボランティアスタッフ協力のもと新規採用さんたちが体育館舞台に山積みになった衣料等を選別・撤去してできたスペースに、周辺に放置してあった児童書や折り紙、玩具等をきれいに並べ、さらに机を置いて、日々いつでも子供達が勉強出来る場所を確保しました。
 
避難生活で必要なものを気づくこともさることながら、彼ら自身で今自分達が出来ることを考え、話し合い、そして実行する。彼らにとってもたいへん良い経験だったと思います。このような現場での対応が臨機応変に出来るようになると、この場所に派遣隊の隊員はもう必要ありませんね。
 
もう一つ。本日に予定していた「他都市保健師による避難所における衛生管理について」都合により開始予定の18:00を12:30からの20分間に変更し無事実施できました。お昼だけに人が少なかったものの、みなさん興味を持ってよく聞いてくださいました。午後からは被災市保健師さんが急遽17:50からの5分程度、同様の説明をしにこられてました。タイムリーに対応する。行政としてとても良い傾向ですね。
 
最近、り災証明の発行に関する個人あてTELが避難所にあるにつれて、被災者にとって今後の現実的な生活が目前に迫ってきたためか、1週間前と比べて全体に少しギスギスした感じが見えてきています。少し心配です。
 
さぁ、いよいよ明日は最終日。
 
 
■7日目 報告(はれ)
 
昨日、避難所の舞台上に完成した子供達がいつでも勉強出来るスペース。今朝に早速、3人の子供達が宿題をしていました。整理されたダンボールの本棚から絵本を手にとって、楽しそうに読んでいる子供の姿を見ると嬉しくなります。

しかし、残念ながらというか当然の事なのですが、この日に新たに入所する被災者の居住スペースが必要となり、一日にして子供達のスペースが物資置き場と化してしまいました。ここはやはり避難所、生活するには厳しい場所です。
 
この避難所は都心に近く、市内での被災規模が大きいために、炊き出しや慰問などの受け入れや取材等々差配を要する雑件で溢れています。それを一手に差配できる、この場所でKEYとなる人物が、今週から本業のお仕事に復帰されて。。。するといきなり避難所内の情報集約、伝達機能が停滞してしまい、所内に不協和音が鳴り響いて来ました。大規模な避難所でリーダーの能力の重要性が必要であることを実感しています。
 
避難所運営には、刻々と変わる環境に対し、臨機応変に対応できる能力を持つ人材が必要です。
 
今回ご一緒できた被災市の若い新規採用さんたちは、この分野に関してはすでに一般職員を凌ぐスキルをお持ちです。その上に向学心もありフットワークも軽い。正直、感動すら覚えます。しかし、行政マンとしての様々な経験値はまだまだ低い。彼らに避難所を任せっきりにする人材配置等のシステムにはやはり問題があります。このままでは彼らのモチベーションがもちません。

今後のこの避難所運営がとても心配です。一日も早く、経験豊富で対応能力の高いベテランの被災市職員の配置を望みます。
 
さて、本日で私のこの避難所での派遣業務は終了です。
派遣前は「自分に何がデキるのか?」とずっと考えていましたが、無我夢中でこの1週間の支援活動を終え、自分なりに何かを残せた、キモチをつなぐ事が出来たと実感しています。とても忙しかった。でも、たいへん勉強になりました。
 
この派遣隊に参加させていただいて良かったです。関係者や職場の皆さま、本当にありがとうございました。


■8日目 報告(小雨)
 
ここに来て初めての雨。この1週間、ずっと晴れていてくれていたことに感謝して。今日は早朝に次の派遣隊と交代して、我々は帰路につきます。
 
被災市の避難所は、統合・廃止に伴い、すでに避難所応援班も縮小(7箇所⇒3箇所)。昨晩に本部より宿舎としていたホールからの撤収指示が出たため、早朝5時30分より撤収作業を開始しました。そして、6時30分に次の派遣隊のメンバーが無事到着。後任に駆け足で簡単な引継ぎや関係者との顔合わせとなりました。
 
しかし、この引継ぎ等時間は少なすぎると思う。せめて1時間くらいはほしいかなと。引継ぎも車の中で早口、関係者の方々との挨拶もそこそこに。。。少し残念でした。
 
この後、他の役目を持っていた隊員と合流して、被災市を出発したのは9時30分頃。この時点で予定より1時間遅れだったそうですが、バスの運転士さんが休憩を少なくして頑張って走って下さったおかげで、9時30分には到着。またも多くの皆様に拍手で迎えられて、少しホッとして、充実感を感じた一瞬でした。
 
さて、この今回の派遣隊での活動を振り返って。

「気づく」「つなぐ」「育てる」をKEYワードとして私なりに満足した仕事ができたと思っています。人生の中でとても濃い1週間を過ごす事ができました。
 
明日からの日常・・・復帰できるかが心配です。
 
−以上
※携帯より送信しています。誤字脱字、段落誤り等々御容赦ください。
  
※この報告ログは派遣時間外に書いたものです。 
 
【その他の関連記事】
 
■今、私ができること。
  http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62625070.html
■避難所支援を終えて。
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62721926.html
■子どもたちの居場所。
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62732063.html
■避難所に小さな図書館プロジェクト
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62732417.html
■震災支援のカタチ_その1
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62751849.html
■震災支援のカタチ_その2
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62753850.html
■震災支援のカタチ_その3
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62755089.html
■震災支援のカタチ_番外編
■大きな避難所の衛生管理
■避難所コーディネーター育成プログラムの必要性
■震災1ヶ月後・ある地域の被災状況
■派遣活動_日々報告ログ(前半)
■派遣活動_日々報告ログ(後半)

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派遣活動_日々報告ログ(前半)

【派遣活動_日々報告ログ(後半) 1日目〜4日目】
※ 東北地方太平洋沖地震発生から一ヶ月後のある避難所で約1週間の支援活動に参加することができました。その時の記憶です。場所名や人名は削除変更しています。あらかじめご容赦ください。

 
■1日目 報告(くもり)
 
災害派遣隊の出発式。
 
あれだけたくさんの皆さんに見送っていただくと、とても身の引き締まる思いがします。
なんだか気分が高まってきて。みなさんも是非一度ご体験してみてください。職場のみなさんのお顔がバスに乗ってからやっと認識できて。。。わざわざお忙しいところをありがとうございました。
 
さて、携帯からなので少しだけ。私が指示を受けた派遣業務の内容をご報告しておきます。
 
本日のガイダンスによりますと、避難所が縮小し、当初に派遣隊が受け持っていた12箇所の避難所が今では7つになり、最終的には3箇所に統合していくのだとか。したがって、我々の今回の任務内容も臨機応変にシフトするかもしれないらしく、閉鎖避難所の調整が難しそうだというお話でした。
 
ちなみに避難所担当者は総勢8名。避難所1箇所につき1人の隊員で担当し、派遣時間は8時〜20時の日勤。それ以外の時間は被災市の職員+委託警備員で対応するそうです。
 
18時30分現在、バスは名神・彦根付近を走行中。あすの朝6時には現地本部に到着の予定です。
 
 
■2日目 報告(はれ)
 
初日です。前任よりざっと状況の説明を受けすぐに実践。
派遣隊員は私1人。最初は右も左もわからない状態の手探りでスタートです。
 
私が担当となった避難所には、体育館に約200名が避難所生活をおくる、派遣隊の担当地域では大きな避難所の1つでした。
 
まず驚いたことは、この避難所はとても組織的に優れており、被災者各自の役割分担が適切で明確、誰もがよく動き、自己解決ができる、そして良いリーダーがいる。特に近隣4地域の定例会や合同会議が活発で、これぞ正しい住民自治という様態でした。
 
また、1ヵ月が経過した避難所は少し安定期に入っているためか誰もが落ち着いていて、子供達も楽しそうに走り回っています。
 
最近になって、慰問イベント等々文化的支援も目白押しのようで、本日だけでも朝はフラワーアレンジメント、健康講習会、昼に演歌ショー、夕食はイベント的な炊き出しで結婚式場によるホテル並の洋食バイキングに加えてバルーンアートや似顔絵、米軍によるコンサート等々、受ける側もあたえる側も、だれもが満足する内容。報道取材も4社以上と活気に満ち溢れていて、様々なる点においてここは充実した避難所であると感じました。
 
ただし、すべてが楽観的だという訳ではなく、当然に被災者のみなさんのこれからの問題。
例えば、仮設住宅入居やがれきの撤去等々、不安な気持ちをたくさん抱えているのも確かで、避難所の統廃合や学校の新年度が始まった事により、被災者のみなさんにとっても相当のストレスになっているという事実。そんな雰囲気も少しだけ彼らの行動から垣間見ることができました。
 
蛇足として、阪神淡路大震災当時、中学校の教頭先生が神戸に住んでいたとか、市の職員さんが神戸へ支援に来ていたとか、他都市の職員さんや支援者さん等々、多くの方々の阪神淡路での体験が今回の震災につながっていることがわかり、少し感動した次第です。
 
さて、ちなみに私の役割ですが、被災市の職員の方と一緒に避難所と行政や関係者との連絡調整を主な仕事として、物資搬入のお手伝いや避難所宛て物資や役務の申し入れやボランティア、慰問などの問い合せ・要望の対応等々、雑用ですが臨機応変さが求められる内容です。けっこうヒマなしでバタバタ。
 
早く派遣隊さんではなくいわなさんと名前を呼んでもらえるように頑張りたいと思います。
 
 
■3日目 報告(はれ)
 
桜がやっと開花し出したようです。
 
 本日は避難所になっている中学校の入学式。校舎前に掲示されたクラス分けを見て歓喜する、楽しげで嬉しそうな子供たちの姿がとても印象的でした。

この日の午前中は昨日と違ってとても静かで穏やかで、医薬品関係の要望が1件のみ。避難者のみなさんと血圧コミュニティ等々、いろいろとお話ができましたよ。
 
この避難所では、継続して来られているボランティアさんたちの活動がココロのケアの一助として、この避難所の大きな存在となっています。
 
フラワーアーティストさんは3日間、個人の持ち込みでフラワーアレンジメントを。さおり織りのお二人は機材持ち込みで不定期常駐。災害ボランティアのみなさん(社会福祉協議会関係)は3月末から避難者の健康管理を含めた所内清掃など。みなさん、さまざまな思いを持って活動をされていました。
 
彼らが被災者の方々からどう捉えられているのか?
 
やはりすべてを受け入れられているという訳ではなく、複雑で難しいことが心情的にまだまだたくさんあります。しかし、彼らに癒されている人たちが少なからずいるということは確かなことで。。。頑張って活動を続けて欲しいと思いました。
 
さて、この日は午後から急遽、決まった理容ボランティア。

公平性を確保しつつ運営全般を我々が仕切ることになってしまい・・・。ちょっと労働的にヘビーでしたが、散髪してスッキリした笑顔をたくさん見ることができました。理容車を配車した千葉の社長さんや被災店舗で仕事が出来ていない6人の理容師さんたちもまた、スッキリした笑顔で・・・。受けて良かった。ご苦労さまでした。
 
避難所はいろんな方々の思いが行き交う場所。その交通整理がいかに大事か・・・大変勉強になりました。
 
 
■4日目 報告(はれ)
 
朝の通勤通学時間。避難所内で「おはよう」「いってらっしゃい」と声をかけあっています。コミュニティの基本がここにはありました。
 
昨日に隣接避難所で救急車案件があり、避難所内の会議でも再三にわたり健康管理には十分に気をつける必要があると呼びかけています。
 
この避難所では200名を超える避難者が衣食住のすべてを同じ毛布の上でしています。入所から1ヵ月が経過し、やはり様々な環境衛生面に問題がでて来そうです。さらに気温も上がってきており、食中毒対策等に配慮して行く必要もあります。
 
入所時の消毒を徹底。さらにマスクを着用。ここは現時点でも衛生管理に対する意識の高い避難所だと感じます。そして、さらに避難所の方から避難所の衛生管理に関するマニュアルにみたいなものがないかという質問を受けました。
 
その質問に対し、1.神戸市の避難所での衛生面に関する過去の事例を照会。2.被災市には避難所における衛生面に関するマニュアル等資料を依頼中。3.そして、現在この避難所で活動中の他都市から来られている保険師さんにも相談中です。

避難所の方々からの申し入れという絶好のタイミングにつき、ぜひこの機会に行政からなんらかのアプローチをし、さらなる衛生管理の意識が向上すればいいなと思っています。
 
さて、午後は副会長にこの避難所に避難しているみなさんの住んで居られた地域を見学させていただきたい旨を申し入れ、「ぜひ見て帰ってください。」とのお言葉をいただきました。
 
自転車をお借りして15:00より2時間。被災場所を見学。津波の凄まじさを目の当たりにし、ココロが傷みます。強く前に進んでほしいと思いました。
 
夕食後に開催された琴・尺八のコンサート。ココロに染入る音色でした。
 
−以上
※携帯より送信しています。誤字脱字、段落誤り等々御容赦ください。
 
いわな太郎 
■ iwana_Taro ■
 
後半へつづく。
※ この報告ログは派遣時間外に書いたものです。
 
 
【その他の関連記事】
 
■今、私ができること。
  http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62625070.html
■避難所支援を終えて。
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62721926.html
■子どもたちの居場所。
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62732063.html
■避難所に小さな図書館プロジェクト
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62732417.html
■震災支援のカタチ_その1
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62751849.html
■震災支援のカタチ_その2
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62753850.html
■震災支援のカタチ_その3
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62755089.html
■震災支援のカタチ_番外編
■大きな避難所の衛生管理
■避難所コーディネーター育成プログラムの必要性
■震災1ヶ月後・ある地域の被災状況
■派遣活動_日々報告ログ(前半)
■派遣活動_日々報告ログ(後半)

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震災1ヶ月後・ある地域の被災状況

イメージ 1
 
※ 東北地方太平洋沖地震発生から一ヶ月後のある避難所で
    約1週間の支援活動に参加することができました。その時の記憶です。地名等は記載していません。
 
 
東北の市街地は耐震化が進んでいたためか、見た目にはほとんど地震の影響を感じません。通勤時の車も普通に走っていました。しかし、住んでいる方々によく聞いてみると、ガスが復旧したのはつい最近でそれまではお風呂には入れていなかったこと。夜は看板や照明の電光は落としていること。スーパー等の営業時間を短縮していること。桜祭り等は開催していないこと。などの話を聞くことができました。見た目ほど生活が日常に戻っているというわけでもなさそうです。
 
さて、副会長にこの避難所に避難しているみなさんの住んで居られた地域を見学させてほしい旨を申し入れ、「ぜひ見て帰ってください。」 とのお言葉をいただき、自転車でその地域を見てまわりました。
 
避難所から東へ。。。海に向かってすぐ。
海と北南に平行に走る有料道路を越えると、その時もなお、警察が一般車両の進入を規制していました。
 
そして、そこに一歩足を踏み入れると!?
 
 
イメージ 2イメージ 10
 
 
建物と道路と電柱と車と家財と・・・etc、すべてが砕かれごちゃ混ぜになって泥に埋もれている別世界、凄まじき津波による被害の光景が広がっていました。 
 
2車線ある道路はすでにガレキが撤去され、自衛隊や警察の車両だけでなく、瓦礫撤去の大型車両や他都市の応援車両が数多く走り回っていましたが、1車線の細い道に入るとそこはまだ砂や瓦礫が道をふさぎ、寸断しているところもまだ多くありました。
 
 
イメージ 11
 
 
元来、この地域は田んぼが広がり、農家の集落が各所に点在していたそうです。
 
そしてさらにその東側、海沿いを走る国道は空港と市を最短で結ぶアクセス道路となっており、その沿道にはお店やコンビニ、ガソリンスタンドが建ち並び、新たな住宅街もあったそうです。それらが、いまでは過去にあっただろう建物もガレキと化し、初めて訪れた人間にはこの昔の町や村の風景がまったく想像できません。海岸線も津波により大きく変わってしまったそうです。
 
 
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いろいろな方からお話を聞くと、津波は警報から1時間ほどあとにやってきたそうです。
 
しかし、誰もがこの凄まじさを想像だにしておらず、「通帳を取りに帰って巻き込まれた・・・」というお話も。
ある地域では1軒の家を残して集落ごと流されたと聞きます。とても多くの方々が被害にあわれ、1ヶ月以上たっても今回担当した避難所だけでも捜索中の行方不明者がまだ多数おられました。
 
余談ですが、大震災の当日、津波で車を乗り捨てて命からがら生命線となった有料道路に登り難を逃れた被災市の職員が、その後に職場に帰ると「なんで車を乗り捨ててきたんだ!」と怒られてたという。。。嘘か本当か?そんな話も聞くことができました。それくらい誰もが信じられない状況だったのでしょうね。
 
阪神淡路大震災とはまったく違う被災状況。とても貴重な経験をさせていただきました。
 
 
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■今、私ができること。
  http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62625070.html
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避難所コーディネーター育成プログラムの必要性

私が担当した避難所は200名近くの被災者が避難所生活をおくる大きな場所の1つ。
 
まず驚いたことは、震災から1ヶ月程度しかたっていないにもかかわらず、この避難所はとても組織的に優れており、被災者各自の役割分担が適切で明確、誰もがよく動き、自己解決ができる、特に近隣4地域の定例会や合同会議も活発で、これぞ正しい住民自治という様態がそこにはありました。
 
そして、この避難所がとても恵まれていると感じたことがひとつ。
 
ここは市街地に近く、市内での被災規模が大きいために、炊き出しや慰問などの受け入れや取材等々差配を要する雑件で溢れていました。そんな雑多な案件を一手に差配できる、この避難所でKEYとなる人物がおられたこと。すごい方でした。たぶんどこかの企業の仕事ができる偉いさんなんだと思う。
 
避難所で次々と捌いていかなければいけないさまざまな事象。。。
 
避難所でのルールの策定と役割分担、避難所にいる被災者の把握、被災者の意見集約と行政等機関との要望、交渉、毎日3食の食事内容と数の把握、支援物資やボランティアの受け入れ、近隣避難所との連絡調整と各種会議の開催、避難所の衛生管理の被災者の健康管理・・・etc いくらでも出てきます。
 
彼は自分や家族の生活もある中の緊急時にもかかわらず、
避難所を守るために、これらを迅速かつ適切に差配することができる。 避難所にとって貴重な人材でした。
 
しかしその彼が、ある日から本業のお仕事に復帰されることとなり、必然的に不在が多くなって。。。

するといきなり避難所内の情報集約、伝達機能が停滞してしまい、所内に不協和音が鳴り響いて来て。。。
別に他の方がサボっているわけではありません。あまりにも彼を中心に情報が流れ人が動いていただけのこと。
 
こんな大規模な避難所では、さまざまな事象に対して迅速かつ適切に差配することができる、コーディネーターとしての能力をもつ人材の必要性を実感しました。しかし、避難所運営には、刻々と変わる環境に対し、臨機応変に対応できる能力を持つ人材。どの避難所にも彼のような人材が居るとは限りません。
 
だから災害時に備えて日々育成しておくことも大事かと。
 
今回ご一緒できた若い市の新規採用さんたちは、直接に彼に触れて学んだことも多いと思います。彼らは緊急事態に対応できる良い人材になるでしょう。しかし、今回のような体験はふつうではなかなかできませんよね。

だから過去の災害時における避難所の状況を回顧・分析し、その状況をシュミレーションして、避難所を上手に管理運営できる人材を育てるシステム「避難所コーディネーター育成プログラム」があったらいいな。
 
こんなプログラムを +DESIGNで創ってみたいですね。
ぜひどこかで、まずは一番近い位置にいる行政が主催して実現してほしいと思います。
 
※ 東北地方太平洋沖地震発生から一ヶ月後のある避難所で約1週間の支援活動に参加することができました。その時の記憶です。
 
 
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大きな避難所の衛生管理

震災から1ヶ月が経過した日でもまだ、
体育館にあるこの避難所では200名を超える避難者が衣食住のすべてを同じ毛布の上でしていました。
 
最初の頃は気付く余裕すらなかったこと。
そろそろ環境衛生面に様々な問題がでて来そうです。さらに桜が咲く季節になって気温も上がってきており、食中毒対策等に配慮していく必要もあります。
 
昨日に隣接避難所で救急車案件があり、避難所内の会議でも再三にわたり健康管理には十分に気をつける必要があると呼びかけていました。ここでは入所時の消毒を徹底。さらにマスクを着用。ここは現時点でも衛生管理に対する意識の高い避難所だと感じます。

そんなある日、食事の配膳をしていた女性の方から
避難所の衛生管理に関するマニュアルにみたいなものがないかという質問を受けました。
 
その質問に対し、
1.被災都市神戸市の避難所での衛生面に関する過去の事例を照会。
2.この被災市には避難所における衛生面に関するマニュアル等資料を送付依頼。
3.そして、この避難所で継続して支援活動をしていた他都市の保健師さんにも相談。
 
避難所の方々からの申し入れという絶好のタイミングにつき、
ぜひこの機会に行政からなんらかのアプローチをし、さらなる衛生管理の意識が向上すればいいなと思って。
 
すると、他都市の保健師さん曰く、
 「私も気になっていたんです。何らかのカタチで伝えたくて。」 これはチャンスです。

すぐに地域の会長さん他関係者のみなさんに相談すると、
 「それはありがたい。それならば我々だけにではなくみんなに伝えてほしい。
  私たちの言うことは話半分だけど、保健師さんに指摘されたらみんな耳を傾けてくれると思う。」
 
避難所に詰めていた市の職員さんにも本部に断ってもらって。
そして、「保健師さんのよる避難所内における衛生管理についての講習会」 が実現することになりました。
 
内容はこの避難所での生活における身近なこと。
1.食事の食べ残しを置いておくことの危険性
2.マスク着用の必要性 3.炊事場や洗い場など配食時の衛生管理 4.その他
 
日時と内容を調整してプロデュース。。。これまでの動きに要した時間は1日半。なかなかいい感じ。
支援者たちの「避難所のみなさんの一助になれば」と願う気持ちが被災地の問題点とつながった瞬間です。
 
1週間継続して同じ避難所の人たちの様子を見てきた保健師さんならではの、画一的ではない内容。
他の避難所ではちがったオハナシになるのでしょうね。
 
残念ながら予定していた日の夕食後の人が多い時間に急遽、他の行事が入ってしまったため、時間を変更して昼食後20分ほどで開催。お昼だけに人が少なかったものの、みなさん興味を持ってよく聞いてくださいました。
 
 「良かった。」
 
その動きに感化されたのか、我々の動きに焦りを感じたのか・・・^^v
開催した日の午後からはこの被災市の保健師さんがやってきて、急遽5分程度でしたが同様の説明会をしておられました。タイムリーに対応する。行政としてとても良い傾向ですね。
 
このほか、ボランティアスタッフのみなさんの気づきにより、
各家庭に粘着テープでゴミを取る・・・コロコロって呼ぶのかな!? を配ることを提案して実現していました。
 
状況がすぐに変化する緊急の現場では、こういった「気づき」ことの積み重ねが避難所にとって有用だということ。
我々のような部外の支援者でも避難所の基本的な事象の役に立ててうれしく感じた事例でした。
 
※ 東北地方太平洋沖地震発生から一ヶ月後のある避難所で約1週間の支援活動に参加することができました。その時の記憶です。
 
 
 
【その他の関連記事】
 
■今、私ができること。
  http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62625070.html
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 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62721926.html
■子どもたちの居場所。
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62732063.html
■避難所に小さな図書館プロジェクト
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62732417.html
■震災支援のカタチ_その1
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwana39over/62751849.html
■震災支援のカタチ_その2
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■震災支援のカタチ_その3
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