派遣活動_日々報告ログ(後半)
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【派遣活動_日々報告ログ(後半) 5日目〜8日目】
※ 東北地方太平洋沖地震発生から一ヶ月後のある避難所で約1週間の支援活動に参加することができました。その時の記憶です。場所名や人名は削除変更しています。あらかじめご容赦ください。
■派遣活動_日々報告ログ(前半)
■5日目 報告(はれ)
8時すぎ、昨日の報告書を作成中。私の隣で小学5年生の女の子が一生懸命に宿題やってます。ここに居ると逆に元気をもらえます。
そのまま彼女と一緒に勉強していると・・・最近の小学生の宿題は難しいですね。
私では正確に教えてあげることができず、いつしか大きな子供達や大学生のボランティアスタッフが集まってきてワイのワイの。アットホームでイイ!
しかし、ここではなかなか静かに勉強できませんよね。
避難所では子供達がお家で勉強するような場所がありません。これって気づきそうでなかなか気づかない。大人の気持ちがそれどころじゃないですからね。
この日の夜。この避難所に詰めていた被災市の若い職員さんたちが中学校の相談室を借りて来て臨時の子供塾を開催!なんと先生は新規採用さんたちですよ!素晴らしいこと。やり方や安全面等もう少し工夫が必要ですが、とても良い企画だし、これに気づき即実践した職員さんはなかなかのもんだと思います。
さて、この日のお昼過ぎにボランティアスタッフの休憩に対する苦情が市の本部にありました。2時間も休憩し物資を勝手に食べている、けしからん!という内容。これは外形しか見ていない事実無根の苦情でした。
これの意味するところは、すべての避難者がボランティアスタッフに好意的だというわけではなく、避難者の心情は今もなお余裕がなく不安定であるということ。
この日は若い職員さんとともにボランティアスタッフみなさんといろいろ話し合いました。彼らの前向きな思いを聞けてとても心強く思いましたよ。若いヒトたちもなかなかのもんです。 もうひとつ。昨日に話題となった避難所内の衛生管理について、「他都市の保健師さんのよる避難所内における衛生管理について」の講習会が実現しそうです。日時と内容を調整してプロデュース。さてさて、どうなることやら。避難所のみなさんの一助になればと願うばかりです。
今日はさすがに疲れました。
■6日目 報告(はれ)
昨晩の被災市の新規採用さんたちによる子供勉強会は大盛況だったようで、子供たちだけでなく大人も大喜びでした。その効果が早速にあったようで、なんと今朝に子供達から「昼間に勉強出来る場所がほしい」という要望がありました。
そこでボランティアスタッフ協力のもと新規採用さんたちが体育館舞台に山積みになった衣料等を選別・撤去してできたスペースに、周辺に放置してあった児童書や折り紙、玩具等をきれいに並べ、さらに机を置いて、日々いつでも子供達が勉強出来る場所を確保しました。
避難生活で必要なものを気づくこともさることながら、彼ら自身で今自分達が出来ることを考え、話し合い、そして実行する。彼らにとってもたいへん良い経験だったと思います。このような現場での対応が臨機応変に出来るようになると、この場所に派遣隊の隊員はもう必要ありませんね。
もう一つ。本日に予定していた「他都市保健師による避難所における衛生管理について」都合により開始予定の18:00を12:30からの20分間に変更し無事実施できました。お昼だけに人が少なかったものの、みなさん興味を持ってよく聞いてくださいました。午後からは被災市保健師さんが急遽17:50からの5分程度、同様の説明をしにこられてました。タイムリーに対応する。行政としてとても良い傾向ですね。
最近、り災証明の発行に関する個人あてTELが避難所にあるにつれて、被災者にとって今後の現実的な生活が目前に迫ってきたためか、1週間前と比べて全体に少しギスギスした感じが見えてきています。少し心配です。
さぁ、いよいよ明日は最終日。
■7日目 報告(はれ)
昨日、避難所の舞台上に完成した子供達がいつでも勉強出来るスペース。今朝に早速、3人の子供達が宿題をしていました。整理されたダンボールの本棚から絵本を手にとって、楽しそうに読んでいる子供の姿を見ると嬉しくなります。
しかし、残念ながらというか当然の事なのですが、この日に新たに入所する被災者の居住スペースが必要となり、一日にして子供達のスペースが物資置き場と化してしまいました。ここはやはり避難所、生活するには厳しい場所です。 この避難所は都心に近く、市内での被災規模が大きいために、炊き出しや慰問などの受け入れや取材等々差配を要する雑件で溢れています。それを一手に差配できる、この場所でKEYとなる人物が、今週から本業のお仕事に復帰されて。。。するといきなり避難所内の情報集約、伝達機能が停滞してしまい、所内に不協和音が鳴り響いて来ました。大規模な避難所でリーダーの能力の重要性が必要であることを実感しています。
避難所運営には、刻々と変わる環境に対し、臨機応変に対応できる能力を持つ人材が必要です。
今回ご一緒できた被災市の若い新規採用さんたちは、この分野に関してはすでに一般職員を凌ぐスキルをお持ちです。その上に向学心もありフットワークも軽い。正直、感動すら覚えます。しかし、行政マンとしての様々な経験値はまだまだ低い。彼らに避難所を任せっきりにする人材配置等のシステムにはやはり問題があります。このままでは彼らのモチベーションがもちません。
今後のこの避難所運営がとても心配です。一日も早く、経験豊富で対応能力の高いベテランの被災市職員の配置を望みます。 さて、本日で私のこの避難所での派遣業務は終了です。
派遣前は「自分に何がデキるのか?」とずっと考えていましたが、無我夢中でこの1週間の支援活動を終え、自分なりに何かを残せた、キモチをつなぐ事が出来たと実感しています。とても忙しかった。でも、たいへん勉強になりました。
この派遣隊に参加させていただいて良かったです。関係者や職場の皆さま、本当にありがとうございました。
■8日目 報告(小雨) ここに来て初めての雨。この1週間、ずっと晴れていてくれていたことに感謝して。今日は早朝に次の派遣隊と交代して、我々は帰路につきます。
被災市の避難所は、統合・廃止に伴い、すでに避難所応援班も縮小(7箇所⇒3箇所)。昨晩に本部より宿舎としていたホールからの撤収指示が出たため、早朝5時30分より撤収作業を開始しました。そして、6時30分に次の派遣隊のメンバーが無事到着。後任に駆け足で簡単な引継ぎや関係者との顔合わせとなりました。
しかし、この引継ぎ等時間は少なすぎると思う。せめて1時間くらいはほしいかなと。引継ぎも車の中で早口、関係者の方々との挨拶もそこそこに。。。少し残念でした。
この後、他の役目を持っていた隊員と合流して、被災市を出発したのは9時30分頃。この時点で予定より1時間遅れだったそうですが、バスの運転士さんが休憩を少なくして頑張って走って下さったおかげで、9時30分には到着。またも多くの皆様に拍手で迎えられて、少しホッとして、充実感を感じた一瞬でした。
さて、この今回の派遣隊での活動を振り返って。
「気づく」「つなぐ」「育てる」をKEYワードとして私なりに満足した仕事ができたと思っています。人生の中でとても濃い1週間を過ごす事ができました。 明日からの日常・・・復帰できるかが心配です。
−以上
※携帯より送信しています。誤字脱字、段落誤り等々御容赦ください。 ※この報告ログは派遣時間外に書いたものです。
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■派遣活動_日々報告ログ(前半)
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