ハンドロードについて 4
|
何が難しいか・・。
一口に言うと弾頭や火薬の種類が多すぎるんですな。その組み合わせたるや半端な数ではありません。しかも毎回ほぼ同じ条件で発射したもので無ければデータとしての信用性はありませんしね。
かと言ってベンチレスト競技をやっている人のようによほど慎重に製作した装弾であっても、数発に一発くらいはとんでもないところに弾が行ってしまう不可解な現象が見られるのですから答えを探すに困ります。
俗にフライヤーとか呼ばれる現象がそれですが、ほぼ同じ精度の下で作ってもそんな着弾が発生するのですから、作った本人にしてみれば 「えっ!?」 てな感じだと思います。
もっともハンティングに使う装弾はそれほどの精度を必要としませんのでかなりアバウトに作っても問題は無いのですが、そのアバウトさは人によってさまざま。
100mで10円玉の中に集まれば良いと言う人もいますし、500円玉の直径に集まれば充分と言う人も。さらには10cmの円の中にほぼ入っていればOKと言う人もいますので、全部同じ弾痕に吸い込まれるような精度を追求している競技の人たちとは一線を隔したものと言ってもいいでしょうね。
ここのところ私は火薬量と弾頭重量をあえて少なめにした装弾を作り、毎年わずかながらその実用性を検証しています。しかしこれはあくまでも私の使っている銃にのみ通用するデータで、同じ仕様の装弾を別の人の持つ同口径の銃で撃ったとしても同じデータは得られません。
がそうは言っても同じ仕様の装弾でゼロインをすれば、別の銃とは言えそこそこ使えると言う現実もあります。既製装弾などはまさにこの域の装弾と言えます。
今私の手元にはおよそ10種類近くの弾頭がありますが、どうしてこんなにいろいろな種類があるのでしょう?
それは 「こっちの弾頭を使えばもっと良い精度が出るかも知れない・・」 と言う欲と疑問の連鎖が生み出した結果です。
100m程度の射撃であれば作る精度にほとんど差異は無いのですが、これが300m先の獲物を撃つ射撃でも同様の信頼性で使える弾となると事情は変わって来ます。
売り出した頃のバーンズエックスブレットと言う弾頭などは100mまでは大きな問題もなく集弾しましたが、300m〜400mの射撃に於いての精度を出すのにはかなり苦労したものです。現在のトリプルエックスではそれらの問題がかなり改善されたようですが、その主たる原因は何だったのか?と言うことについてははっきりとした根拠ある理由を聞いたことがありません。
もちろんこの記事はあくまでも私の銃に使用したことだけを元に書いているので、初期のエックスブレットに於いても優秀で安定した集弾を得られていた人も多々居ると思いますので、全てがそうであるかのように誤解なさらないように。
弾頭は普通、ケースあたり50個か100個の単位で売られています。
たとえば重さの違うとある弾頭を買って200mでゼロイン。180グレインと160グレインの二種類でデータ化しようとした場合、どうしても一種類の火薬だけでは集弾精度に満足の行かないことがあります。
この場合には火薬の種類を変えてみたりもするわけですが、変えたとたんに集弾が良くなったなんて言うことはザラにあります。
相性とでも言うんでしょうかね。なんかそんなものがあるように思えます。
火薬の量も微妙に変えながら何発かずつ作ってデータを取るわけですが、これがまた手間ヒマのかかる作業でして、一日程度じゃ満足の行く弾はなかなか作れませんね。
こうして気が付くと複数の種類の弾頭や火薬類が半端な数量となって残っていると言うわけです。
雷管そのものも単なるラージ用とラージマグナム用がありますが、マグナムライフルじゃなくてもマグナム用雷管は普通に使えますし、海外ではピストル用の雷管を使った自作ライフル装弾を見たことがありますが、何の問題もなく普通に発射出来ますし、その集弾精度には目を見張るものがありました。
このように組み合わせが何通りにもなるため、自分が納得出来る装弾にめぐり合うまでが 「難しい」 と言うわけで、作ることそのものが難しいと言う意味ではないのです。
また火薬の燃焼速度が薬種ごとに違うこともあり、そこそこの知識が無いと銃身内での圧力が高くなりすぎたりすることもあるので、テキトーに使うことには危険も伴います。適正圧力を計測するような汎用機器は存在しないので、多くの射手は雷管のふくれや薬きょうの割れなどでそれらの危険を認知しているのが実情。気が付かないでいるとフラッシュホールから逆噴出したガスがボルトの砲底面に小さな穴を開けたりすることもあるのでそれなりの注意も必要です。
と言うわけでこれはどんな銃にも絶対に合うベストなデータだと言える弾が作れないのがハンドロード弾の最大の魅力でもあり最大の難しさでもあります。私もハンドロードのやり方を教えてもらったばかりの頃は試行錯誤の日々でしたが、今では「こんなモノかな・・」てな具合にかなり居直れるうになりました(笑)。 |






300m以上離れた獲物を撃つのでなければ
少々の着弾点のバラツキなんぞ大したこと無いと
思いますね。
それより動的に対してどう撃つかの方が難しいです。
とはいっても、この記事にも有るような事を理解しているか?
居ないかでその後の個人の成長に多大な影響が出るのは
言うに及ばず。。
何でも基本を知らねば応用効かずって話ですね。
弾頭形状、火薬の燃焼速度など理解して初めて理解できる話ではないでしょうかね。
2010/3/19(金) 午後 3:35
あああ・・・。
呼んでるだけで泥沼に・・・。
2010/3/19(金) 午後 6:20 [ mar*nt*ar* ]
私の場合、10メートルの距離で10cmの円の中にほぼ入っていればOK(爆)!
2010/3/20(土) 午前 0:26 [ じゃん ]
面白そう!ライフルの所持を本気で考えようかな?
2010/3/21(日) 午後 2:07 [ 川ガニ ]
マタギさん、その通りですね。経験と基本の習得は実に大事な要素です。世の中にはたいした経験もないのにはったりだけで仕事をしている人たちも多いですけどね。
私の仲間内ではそれらの人々のことを 「輩」 と呼んでいます(笑)。
2010/3/22(月) 午前 11:28
mar*nt*ar*さん、ちゃうちゃう。呼んでるじゃなくて「読んでる」ですねん(笑)。
2010/3/22(月) 午前 11:29
じゃんさん、私なんて何の基準も持ってません(笑)
2010/3/22(月) 午前 11:30
川ガニさん、ライフルもやりだすと面白さはエアライフルの比ではありませんよ。
2010/3/22(月) 午前 11:32