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ひゅうひゅうとうなる電線に 歳月の涙をひっかけ 贈り物(プレゼント)を待っている貧しき子供ら。 聖誕祭(クリスマス)の晩はひときわ北風がつめたかった。 だが見よ 子供らの頭上にほしぼしはこんなにも輝く。 その中の一つの光 ひときわ目にもしるい星 にわかに北を指す動かぬ星からの光が 大いなる黄金の雨ふるごとく 物みなすべては包まれた。 ようやく目を開いた子供らは あまたの贈り物(プレゼント)が そこここにあふれているのを見るだろう。 庭に 道に 屋根の上に雪の上に。 ああこんなにも。 この想い深い不思議はなにか。 たれも理解出来ない。 子供らしか知らない 降誕祭(クリスマス)の晩の不可思議だ。
2011/7/31(日) 午後 5:36
かわうそは水をくぐる 水は瑠璃色に光り、水音は鈴だ そう言うかわうそは嘘つきなのだ かわうその棲家は荒れて、臭気すらただよう かわうそは魚を獲る 餌はあふれるばかり手当たり次第だ ...すべて表示
2011/7/19(火) 午後 8:36
小さい蓑でも欲しそうな猿がいる バスで山道をたどって行くと 樹木の陰にちらりと見えた 芭蕉なら喜びそうな猿だ 猿は群れから離れたのだ 猿は群れを憎んだのだ 群れには暗黙 ...すべて表示
2011/7/19(火) 午前 11:36
(若干、以前バージョンと変わってます) 白兎は視界から消える 羞恥にまみれ、しかも無防備に 何も見ていない兎の目 盲目の充血が痛ましく雪原に消える 去った後に残 ...すべて表示
開設日: 2007/5/24(木)
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