奇行日記

己は我が道を行くのみ。……どこ向かってんだろ

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「あばばばば」と「女生徒」 太宰治、芥川龍之介

小説好きである若者の私は古典文学や過去の小説にとんと興味が無く、今まで「走れメロス」は芥川龍之介が書いていて「羅生門」は太宰が書いているものなのだと、あやふやなままに記憶していた。

これで小説好き、と自称するのは如何なものか、とお叱りというよりも、読書家と呼ばれる(或いは自称する)人々に罵倒されそうなものだけれど、それでも私は小説が好きだった。
読書量が小説が好きであるのか、そうでないのかを分けるものなのだ、と本の神様が思召すならば首を垂れるしかないのであるが、きっとそんな方はいらっしゃらないので、私は堂々と小説好きを自称しようと思う。

私は小説好きである。
読書量は多い方ではなく、多くても月に10冊前後読む程度である。またまた読む本もミーハーであり、このミステリーが凄い!と本屋で謳われればそれを読み、芥川賞受賞(芥川の作品を知らないのは些か滑稽であるが)と帯に描かれればその作品を読む。その作品が面白ければその作者の作品をまとめ買い。
そんな感じである。
例外的に安部公房が好きで読んでいたりもするが、なんと悪名高き山田悠介も読んでしまう超ミーハーである。
言わずもがな、このような本の読み方をしていれば、古い小説に触れる機会が無いのである。


因みに、私が小説が好き(仮)に成ったのは「ロビンソン漂流記」が始まりだった。誰しも子供の頃に読まされるこの本、やはりミーハーなこの小説であるけれど、私はこれを何度も何度も読み返した。それはもう何度も何度も読み返して、最後にはどこかに消えていってしまったのだが、確実に私の小説って面白いなぁ、と思った作品はこれだった。
まぁそんな話は実は今回の話に関係しているわけはなく。いや、しいて関係を丁稚上げるならば私の読んだ「ロビンソン漂流記」は講談社 青い鳥文庫の物であり、訳者が中野好夫であることだろうか。
中野好夫といえば「太宰の生き方の如きはおよそよき社会を自から破壊する底の反社会エゴイズムにほかならない」などと、また太宰も「貪婪、淫乱、剛の者、これもまた大馬鹿先生の一人」との確執が有名な翻訳家であり、確執の二文字で表せぬ関係があったりなかったりする。


閑話休題

web2.0
そんな双方向の情報世界の到来で、そんな情報過多の世界で、私は「青空文庫」という存在に出会った。つまりはamazonと同じようにネットワークの新たな世界での「出会い」である。

青空文庫、日本国内において著作権が消滅した文学作品、あるいは著作権は消滅していないものの著作権者が当該サイトにおける送信可能化を許諾した文学作品を収集・公開しているインターネット上の電子図書館である。

つまり著作権の切れた小説のデータベースである。なんということだろう、過去の名作と呼ばれる小説が所狭しと並んでいた。もちろんその存在は前から知っていたが、いま流行りのiphone5にしたことによって古い小説に出会う場を与えられた訳である。

芥川賞もなにも、芥川に出会ったのだ。読まない訳にはいかない。

ここで初めて私は走れメロスが太宰で羅生門が芥川であると気づき、こりゃとんでもない勘違いをしていたものだな、と気付くのだが、そんなことよりも私が目についたのは

ア行

「あばばばば」芥川龍之介

と描かれた小説。
衝撃であった。先にも述べたように私は芥川について何も知らない小説好き(仮)であったけれど、少なくともこのような先鋭的な題名を付けるような精神の持ち主だとは思えなかったからである。だって「あばばばば」である。なんだ、あばばばばって。


そして太宰治の「女生徒」
この作品も、題名が気になった。実は太宰治の作品は和久さんの「魔女失格」繋がりで人間失格を読んだことが有るのだけれど、この作者の描く「女生徒」とはなんなのだろう。それは年端のゆかぬ女の心情をどの様に描いているのか、と太宰治の描く女生徒がとても気になってしょうがなかった。


青空文庫、素敵なシステムである。そして私は、この二作品を読むことにした。



つづく

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