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その3です。やはり中国からは見えなかったんですね。ではじっくりご覧ください。

2004年5月2日、昨日までのガイドさんの案内のおかげですっかり自信のついた訪中団一行、今日は荒川単身で炸醤麺の秘密に迫る。北京の地鉄は、かつての城壁の下を通る2号線と1号線内ならどこで降りても3元。駅名も漢字なのでスペインや韓国よりずっとわかりやすい。


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まずは掲示板で教わった魯迅博物館併設の店へ。阜成門で下車しホームの地図をみると博物館までの道はすぐわかった。店の名前は「魯博軒」。


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折角なので博物館の展示を見学してから店へ。豊富なメニューのある写真つきのメニューの中から小さな炸醤面の字を見つけ注文する。


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麺は温かく丸い。最初からキュウリ、炸醤がかかっている。私の後からきた福建省から来たという青年も炸醤面を注文していた。人気メニューのようである。


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今日は西紅柿蛋湯を注文。これまたでかい。青年にも勧めたのが結局飲んではくれなかった・・・。例によって緑色は生のキュウリ。

さて、エネルギーを注入したあとは今日の主目的、わが家の炸醤麺のルーツを訪ねるために、父の住んでいた場所付近の調査開始である。


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以前から父は、住んでいた場所の目印として東西牌楼という名を挙げていた。今回の旅行に先立ち、私は昭和14年版北京市街図の復刻版を神田内山書店で入手し、電話で父の記憶を再度確認した。すると、父が住んでいた寮は十一条胡同にあり、陸軍病院、南小街が近かったという。

探してみると紫禁城の東北のほうに陸軍軍医学校と病院の地図記号が見つかった。その西側を南北に走る道は東直門南小街、更にその道には十一条胡同の入り口があるではないか!どうやら父の記憶の東西牌楼とは音の近い東四牌楼のことだったようである。


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地鉄2号線で東四十条に行く。地上に上がると近代的な建物ばかり、このあたりにも東安市場同様昔の面影は無くなっているかもしれない。不安な気持ちを抱きつつ、当時の地図より東に伸びた東四十条を西に歩くと、程なくして東直門南小街にぶつかった。向う側は低い建物の集った住宅街のようである。食料品店があるので覗いてみた。


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米、面粉等を売ってるコーナーでは麺も扱っている。


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その場で製麺。


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切面 500克(グラム) 1.4元。


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この生麺の他に、平たい干面も1キロぐらいの束で売っている。

父が昔この店で面を買っていたというわけではないが、きっとこのあたりの住人は、この白くて平たい麺で炸醤面を作っているのであろう。店内には六必居の黄醤もあったしね。


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店から少し南に下ると十一条胡同の入り口が現れた。


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この通りのどこかに父のいた寮があったのかな?


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会社があったという三条胡同にも行ってみたが、胡同は既に取り壊されていた。いずれ十一条胡同も無くなってしまうのだろうか?


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    北京の炸醤面のミソは豚肉以外に固形分が無いシンプルのものです。上にのせる面碼は全く無いこともあるし、老北京炸醤面大王のように5種類ものることもあります。

    ジミー荒川

    2007/11/9(金) 午後 11:47

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    リリーさん、5人分ぐらいの量が出てきたよ。一人じゃ辛いね。

    ジミー荒川

    2007/11/9(金) 午後 11:49

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  • 西紅柿蛋湯おいしそう〜多分これは「1例」4・5人分、「1位yiwei」で一人分が出てくると思います。

    みきすけ

    2007/11/10(土) 午前 0:46

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    そっかぁ。みきすけさん、でも僕は全く中国語が喋れないんです。啤酒すら、口で言っただけでは通じないので、指を指したり、ジェスチャーしたりしていました。しかし、あの福建人とどうやって会話したんだろう。英語だったのかな?

    ジミー荒川

    2007/11/10(土) 午前 9:02

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    街の景色も、お店の雰囲気も、とっても素敵!!
    炸醤麺はさすが風格がありますね。堂々としていてたっぷりずっしり、美味しそうです。
    きゃーん、私も行ってみたい!!! 削除

    [ ぴんじん ]

    2007/11/10(土) 午後 2:21

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    北京はいい街でした。まだ食べていない物も沢山あるのでまた行かなければと思っています。
    でも魯博軒は普通の何でもある食堂(といっても中国人向けの料理だろうけど)といった店で、面は邯鄲小吃館のほうがおいしかったなぁ。

    ジミー荒川

    2007/11/10(土) 午後 8:52

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    お父様はこの辺に住んでいらしたのですね。前門と似た感じで、『リアル北京』が味わえるエリアで私も好きです。今はどうなっているのか...今度東四へ行く時、ちょっと散歩し確認してきますね!

    伶音坊

    2007/11/14(水) 午後 5:00

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    調査に行った時もあのあたりはあちこちで建物を壊していたからね。今はどうなっているんだろう?見てきたら教えてね!

    ジミー荒川

    2007/11/14(水) 午後 11:35

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  • さすがに月日が経過し、当時のものはなかったようですが、面影はしっかりとつかまれたようですね!!

    わいわい

    2007/11/18(日) 午後 1:11

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    たぶん建物は当時のままだと思いますが、父に写真を見せても思い出せませんでした。

    ジミー荒川

    2007/11/18(日) 午後 9:41

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    なるほど♪ この前気づかなかった素晴らしい記事ですね。昔ながらの家々が並ぶ小町で雨が降っても散歩してみてなんとなく落ち着き、いろんな回想を思い浮かべますよね。荒川さんも同じ感受があるかな☆★

    keainvrenid

    2009/1/8(木) 午前 9:52

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    雨が降ってたのを忘れてたよ!
    僕にとっては別に懐かしい場所ではないんだけど、取り壊し中の建物が多くて、ちょっと寂しさを感じたよ。

    ジミー荒川

    2009/1/9(金) 午前 0:51

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    魯博軒、いい店名ですね。今もそのお店まだあるかな☆★

    keainvrenid

    2009/1/9(金) 午後 11:11

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    魯博軒ってどんな感じがする名前なんだろう?魯迅博物館があるならまだあるんだろうけど、北京は開発のスピードが速いからね。

    ジミー荒川

    2009/1/10(土) 午前 0:46

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    うむ〜もしも人の名前としたら、凄く学問が持つ人ような感じがしますね。ちなみに、このお店は、紹興酒があるでしょうか☆

    keainvrenid

    2009/1/10(土) 午後 8:23

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    なるほど。魯迅の故郷の酒の紹興酒ってことだね。気が付かなかったよ・・。

    魯迅が北京にいた頃の北京では、南菜とか南式が流行っていて、女貞や花彫だけを商う南酒店があったんだって。でも今の北京では、紹興酒は料理に使う物で、飲む物じゃないって言われてるんでしょ?

    ジミー荒川

    2009/1/10(土) 午後 8:44

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    詳しくはよく分からないけど、紹興酒は醸造酒だから、度数から言えば清酒(?)とあんまり変わりなないみたいで、うむ〜北京(北方)ではやっぱり白酒のほうを好みますからね。料理に使うの?知らなかったです☆

    keainvrenid

    2009/1/10(土) 午後 9:50

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    あれ?北京じゃ紹興酒を使わないかい?

    日本酒=清酒と作りかたやアルコール度は似てるね。でも紹興酒は色や風味が日本酒と全然違うから苦手な人もいるよ。じゃ白酒はどうかだって?色は似ているけど香りと度数が全然違うから飲める人は少ないよ。

    ジミー荒川

    2009/1/10(土) 午後 10:35

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    はじめまして、といいつつ、貴HPをROMしていたのはは2004年くらいからかもしれません。北京に縁あり、燕京麦酒を恋するものとしていわゆる北京本を探ったのですが、父君の炸醤麺のルーツは東四から東側に少し行った隆福寺街にあったという「竈温」かも知れないとふと思いました。(「北京追想・城壁在りしころ」臼井武夫・東方書店1981 119P)いまでは北京の城内外でいろいろと楽しめる北京小吃ですが、国内外の観光客向けとの印象を持ってしまうお店もあります。北京以外での東北系麺料理の記事を拝見できるのはうれしい限りです。 削除

    [ zinfandelwines ]

    2011/9/28(水) 午後 11:13

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    zinfandelwinesさん、貴重な情報ありがとうございます。。(「北京追想・城壁在りしころ」を探して詠んでみたいと思います。

    「炸醤麺と水餃子情報」は、記事の保存先のinfoseekが去年サービス中止になり、aaa!CAFEも12月に見られなくなるということなので、早急に新しい無料HPサービスに移動しなければなりません。

    ジミー荒川

    2011/9/30(金) 午前 7:12

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