二子山古墳(ロマン誘う埴輪群)・・その2
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二子山古墳(ロマン誘う埴輪群)・・その2
所在地 愛知県春日井市二子町
平成21年(2009年)5月30日に訪問。最初に、位置関係を確認しましょう。前回、「味美二子山古墳の時代(第1分冊)」(平成10年春日井市発行)に掲載されている航空写真を紹介したが、ここでもそれを再掲しよう。 南北に大きな古墳が二つ写っている。北(上)が白山神社古墳、南(下)が二子山古墳である。そして現在言及しているのが、南側の古墳に関わる二子山公園、である。写真で白く写っている部分で公園の中央部にハニワ館が建っている。 館内には古墳の説明のためにパネルが用意されている。ここで、順序としては、二子山古墳そのものの説明をする場面だが、公園内にはハニワを象った模造埴輪が造られているので、それらをざっと紹介しておこう。 先ず、公園入口を入ってすぐ右手に武人埴輪。
その後方に動物埴輪。猪であろう。
そして、円筒型の人物埴輪。身振り手振りがユーモラス。 これは馬型埴輪だが、原物を忠実に象ったものだとすれば、かなりリアルに造られた埴輪であることが分かる。 そしてこれは、鶏冠(とさか)の付いた 鶏埴輪。 こうした模造埴輪の紹介がどれほどの意味があるのか疑問に思われる人もいよう。「エリア行く」さんのブログにも出ていない。 私が伝えたかったのは、お金をかけてでも、このような模造埴輪を園内に配置させることにした、春日井市側の埴輪に対する並々ならぬ思い入れである。 さて、二子山古墳自体の説明だが、ハニワ館内の説明パネルには、写真でお分かりのように、規模などについて一般的説明に終始し、具体的な計数等が記されていない。そこで、 別の説明に頼らざるを得ない。「エリア行く」さんによると、「周壕を含め全長116mの前方後円墳」である。 もう少し説明すると、古墳の周囲には濠(ほり)がめぐらされているが、その濠が二重にあった。先掲の航空写真で緑色に写っている部分が内濠部分で、その外側にもう一つ濠がめぐらされていたことになる。濠の二重構造は内堀と外堀を有する城を思い起こさせて興味深い。 このパネルより前に掲げたパネルからお分かりのように、この二子山古墳を継体天皇と結びつけたり、尾張氏一族と位置づけようとしているように見える。これについては、後述しよう。 二子山古墳を北側から、すなわち前方部を捉えた写真がこれである。 そして、これは、現在では水のない空濠となっている様子を捉えたものである。木々の 間から空濠が垣間見えると思う。
さて、先述の継体天皇との結びつきの問題だが、『日本書紀』の紀年だと継体天皇は6世紀初頭在位(507〜531)の天皇である。他方、二子山古墳は西暦500年前後に築造されたというのであるから、継体時代以前の話ということになる。また、私の紀年が正しいとすると(「古代史の再検討」を参照してください)、継体天皇は西暦600年前後の天皇だから二子山古墳とは時代がかけ離れてしまう。加えて、継体天皇が尾張氏と強力に結びついていたか否かは、単に継体天皇が尾張氏の娘を娶ったというだけでは、いかにも根拠が弱い。こんな場で、詳細は論じられないので、これで了とするが、継体天皇と二子山古墳を直接結びつけるのは疑問無し、としないだろう。
最後に、公園の入口付近の石柱に写真のようなリスを見つけた。小さな小さなリスで掌にすっぽり覆えてしまえそうなほど小さい。で、公園を訪れる人の多くが見逃してしまうのではないでしょうか。この辺は古代にあってはリスも住んでいたという意味で造ったのでしょうか。それとも単にポイントの意味だったのか、可愛いので、オープニングと共に末尾を飾ってもらうことにした。 |

こんばんは、二子山古墳ロマンぽっち。二子山古墳の主は誰も分かりませんが地元では、物部連祖のニギハヤノミコトの子、ウマシマデノミコト関連と考えられてきたと思います、メノコヒメの説が出てきたのは春日井市制50周年記念フォーラムが契機ですね。二子山公園は古墳公園ですから模造ですがハニワを置いて幼い子供から一般市民まで古墳とハニワを気軽に触れられるように考えたのですね。春日井市内では民家の玄関や庭に素焼きハニワが置いてある家があり、春日山古墳の北側の二軒の民家の玄関にはハニワまつりで焼いたのようなハニワが置いてあり、春日井市が市民に古代史を身近に浸透させた効果があったわけてすね。
2009/6/7(日) 午後 7:47 [ エリア行く ]
そうそう、模造埴輪でも子度達に親しまれるのであれば、大変大きな役割を果たすことになると思います。
2009/6/7(日) 午後 10:06 [ 加藤勝美 ]
こんにちは。
古墳のご紹介、ありがとうございます。
今度名古屋へ行く楽しみができました。
2012/5/20(日) 午後 2:02
どうもコメありがとうございます。少しでも参考にしていただけただけでうれしく、励みになります。
2012/5/21(月) 午前 0:15 [ 加藤勝美 ]