国際刑事裁判所の特権及び免除に関する協定(APIC) Agreement on Privileges and Immunities of the Court
署名・批准状況(2011年11月現在)
●発効:2004年7月22日
●署名:62カ国
●批准:69カ国(最近批准した国:チリ、2011年09月26日)
出典: CICC公式サイト提供APIC署名・批准国一覧
「国際刑事裁判所の特権及び免除に関する協定」(以下、APIC)は、2001年の第八回PrepCom(準備委員会会合)で採択され、2002年9月10日から、署名及び批准受付けのために公開されました。
独立した国際条約機構である国際刑事裁判所(ICC)及びその関係者は、1946年に採択された「国際連合の特権及び免除に関する条約(国連特権免除条約)」の適用対象外となります。そこで、ローマ規程の第48条では、ICC及びその関係者の特権と免除権を規定しました。
この規定により、ICCの判事(Judge)、検察官(Prosecutor)、次席検察官(Deputy Prosecutor)及び裁判所書記(Registrar)は、「外交使節の長に与えられるのと同等の特権および免除を享受する権利」が与えられます。
次席書記官(Deputy Registrar)及び検察局(Office of the Prosecutor)の職員、そして書記局(Registry)の職員には、「本裁判所の特権及び免除に関する協定の規定に従い、その職務の遂行にとって必要な特権および免除ならびに便宜を享受する権利」が与えられます。
さらに弁護人、専門家及び証人など、ICCへの出頭を求められた人間は例外なく、「本裁判所の特権及び免除に関する協定に従って、本裁判所の適正な職務にとって必要な扱いを与えられるものとする 」と規定されます。
このように、この規定はより詳細は補足協定の存在によって補完される必要が生じため、その補足協定として「ICCの特権及び免除に関する協定(APIC)」が採択されたのです。
APICは、第2条〜第12条でICCの法的地位に関する特権と免除条件を定め、ICC職員についての特権及び免除条件を第13条〜第22条で定めています。第22条〜第38条には、この協定によって付与される権限及び免除権に関連して生じる問題を想定した規定が盛り込まれています。このうち、特権及び免除権の規定はICCの法的地位に関するものが多く、APICの第2条及び第3条に規定されるICCの機能に関連しています。
地域分布別APIC批准国(批准順)─2011年11月現在─全69カ国
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A. アフリカ州地域(12カ国)
1 (2004.01.29)ナミビア
2 (2004.07.08)マリ
3 (2005.09.16)レソト
4 (2005.09.16)リベリア
5 (2005.10.10)ブルキナファソ
6 (2006.01.24)ベナン
7 (2006.10.06)中央アフリカ
8 (2007.07.03)コンゴ民主共和国
9 (2008.11.13)ボツワナ
10 (2009.01.21)ウガンダ
11 (2009.10.07)マラウィ
12 (2010.09.20)ガボン
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B.アメリカ州地域(16カ国)
1 (2003.02.06)トリニダード・トバゴ
2 (2004.06.22)カナダ
3 (2004.08.19)パナマ
4 (2005.07.19)パラグアイ
5 (2005.09.14)ベリーズ
6 (2005.11.16)ガイアナ
7 (2006.01.20)ボリビア
8 (2006.04.19)エクアドル
9 (2006.11.01)ウルグアイ
10 (2007.02.01)アルゼンチン
11 (2007.09.26)メキシコ
12 (2008.04.01)ホンジュラス
13 (2009.04.16)コロンビア
14 (2009.09.10)ドミニカ共和国
15 (2011.04.28)コスタリカ
16 (2011.09.26)チリ ☆NEW COMER☆
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C. アジア・大洋州地域(2カ国)
1 (2004.04.14)ニュージーランド
2 (2006.10.18)韓国
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D. 欧州・CIS地域(38カ国)
1 (2002.09.10) ノルウェー
2 (2003.12.01) アイスランド
3 (2003.12.13) オーストリア
4 (2004.02.17) フランス
5 (2004.05.07) セルビア(旧セルビア・モンテネグロ)
6 (2004.05.26) スロバキア
7 (2004.09.02) ドイツ
8 (2004.09.13) エストニア
9 (2004.09.20) スロベニア
10 (2004.09.21) リヒテンシュタイン
11 (2004.12.08) フィンランド
12 (2004.12.17) クロアチア
13 (2004.12.23) ラトビア
14 (2004.12.30) リトアニア
15 (2005.01.13) スペイン
16 (2005.02.11) アンドラ
17 (2005.03.28) ベルギー
18 (2005.06.13) デンマーク
19 (2005.08.18) キプロス
20 (2005.10.19) マケドニア(旧ユーゴ連邦)
21 (2005.11.17) ルーマニア
22 (2006.01.20) ルクセンブルグ
23 (2006.03.22) ハンガリー
24 (2006.07.28) ブルガリア
25 (2006.08.02) アルバニア
26 (2006.10.23) モンテネグロ
27 (2006.11.20) アイルランド
28 (2006.11.20) イタリア
29 (2007.01.29) ウクライナ
30 (2007.07.06) ギリシャ
31 (2007.10.03) ポルトガル
32 (2008.01.25) 英国
33 (2008.07.24) オランダ
34 (2009.02.12) ポーランド
35 (2009.09.24) スペイン
36 (2010.03.10) グルジア
37 (2011.05.04) チェコ共和国
38 (2011.09.21) マルタ共和国
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E. 中東北アフリカ地域(1カ国)
1 (2011.06.29)チュニジア共和国
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【更新】(04.24) 追加─地域分布別APIC批准国リストを追加しました。ご覧のように、アジアではニュージーランドただ一国がこの協定に批准しており、アジアで仮にICCが介入する事態になったとしても十分に機能するとはいえない状態です。ここに、日本が加入してAPICにも批准することで、アジアでの実効性を高めるけん引役となることが期待されるのです。
2006/4/24(月) 午後 3:07
【更新】(04.25) 追加─国際刑事裁判所(ICC)資料庫より、APIC批准国マップを流用し、追加しました。ウエマ、ありがとう^^
2006/4/25(火) 午後 3:14
【更新】(07.23) 変更─地域分布別APIC批准国リストを変更しました。批准日を()内に収め国名の並びがより見やすくなるようにしました。残念ながら、批准状況はエクアドルが批准した2006年4月から現在に至るまで、推移していません。
2006/7/24(月) 午前 0:22
【批准】(07.28)ブルガリアがAPICに批准しました。エクアドルが04月に批准してから3カ月以内という堅調なペースでの批准です。これにより批准国総数は2006年8月現在で39カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2006/8/3(木) 午後 8:08
【批准】(08.02)アルバニアがAPICに批准しました。つい先月末、ブルガリアが批准して数日と経たないうちの批准により、これで拡大EU25カ国すべてがAPICに批准した運びとなりました。国際刑事裁判所(ICC)の実効性を高めるための枠組みが、まずヨーロッパで固まりつつあります。 これにより批准国総数は2006年8月現在で40カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2006/8/12(土) 午前 10:41
【批准】(10.06)中央アフリカがAPICに批准しました。アフリカ地域では7カ国目となります。 これにより批准国総数は2006年10月12日現在で41カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2006/10/13(金) 午前 1:44
【更新】(10.11) 変更─ローマ規程署名・批准リストの最終版のアップに伴い、APIC批准国リストの英語表記を新たに策定したJNICC日本語標準表記に変更しました。またリストの並びを批准順に変えることで時系列がわかりやすいように再編成しました。
2006/10/13(金) 午前 1:48
【批准】(10.18)韓国がAPICに批准しました。アジア地域では2カ国目となります。 これにより批准国総数は2006年10月27日現在で42カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2006/10/27(金) 午前 7:36
【批准】(11.03)ウルグアイがAPICに批准しました。アメリカ州地域では9カ国目となります。 これにより批准国総数は2006年11月08日現在で43カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2006/11/9(木) 午前 0:21
【批准】(10.23)モンテネグロがAPICに批准していたことがわかりました。欧州・CIS地域では26カ国目となります。 これにより批准国総数は2006年11月10日現在で44カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました
2006/11/10(金) 午後 10:36
【批准】(今週と現地発表あり)アイルランド、イタリアがそれぞれAPICに批准した模様です。これで批准国総数は46カ国に。欧州・CIS地域の批准国総数は28カ国となりました。詳しい日付はICC資料庫にて公開していると思いますが、あらためて当ブログでも帰国後更新します。
2006/11/24(金) 午後 10:51
【更新】】(12.02) アイルランドの批准が公式となったので批准国リスト及び内容を一部更新しました。ASPにおけるイタリアのの発表は公式なものでしたが、まだ寄託プロセスを完了していないので受理されたことになっていないようです。イタリアの批准書の寄託が確認されたら、批准国総数は報告したとおり46カ国となります。
2006/12/3(日) 午前 3:36
【批准】】(11.20) イタリアがアイルランドと同日にAPICに批准していたことがわかりました。これで欧州・CIS地域の批准国数は正式に28カ国となり、批准国数は46カ国となりました。批准が公式となったので批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2006/12/9(土) 午後 9:08
【批准】(01.29)ウクライナがAPICに批准していたことがわかりました。欧州・CIS地域で29カ国となり、批准国総数は47カ国となりました。ウクライナはローマ規程に加入しておらず、ローマ規程に加盟していない非締約国として初めてAPICに加入した国家となります。この日が実現するよう活動してきたウクライナの同志に満場の拍手を贈りたいと思います!
2007/2/1(木) 午後 8:29
【批准】(02.01)アルゼンチンがAPICに批准していたことがわかりました。アメリカ州地域で10カ国目となります。これにより批准国総数は2007年02月06日現在で48カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。こうなったらできれば、日本が栄えある「50カ国目」として今年10月までに加入できればいいですね。
2007/2/6(火) 午前 10:05
【批准】(07.03)コンゴ民主共和国がAPICに批准していたことがわかりました。
アフリカ地域で8カ国目となります。これにより批准国総数は 2007年07月04日現在で49カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
できれば、日本が栄えある「50カ国目」として加入できればと思ったのですが、政府は今年の国会答弁で加入の意向がないことを明らかにしています・・。
2007/7/4(水) 午前 10:23
【批准】(07.06)ギリシャがAPICに批准していたことがわかりました。
欧州・CIS地域で30カ国目となり、これにより批准国総数は2007年7月23日現在で50カ国目となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
これで欧州EUはチェコを除く拡大EUほぼ全てがAPICに加盟したことになり、拡大前のEU全土においてICCへの十全な協力が可能となりました。日本はまたもや、国際司法共助において遅れをとりそうです。
2007/7/23(月) 午前 10:01
大活躍されている様子に感激ひとしおです。私も人生をやり直せるなら、あなたのような仕事をしたいです。ご活躍を祈っております。
2007/7/24(火) 午前 9:53
サルトル!なぜこの書庫に?w
NGOで代表を務めている方たちは大体、サルトルと同じか上くらいの人たちですよ。海外青年協力隊もありますし、貴方自身の理想の体現に役立つ参加方法はいくらでもあると思いますよ。最近は、シニアボランティアなんていう考え方もあるくらいですからね!
2007/7/24(火) 午後 4:29
【批准】(09.26)メキシコがAPICに批准していたことがわかりました。アメリカ州地域で11カ国目となります。これにより批准国総数は 2007年09月30日現在で51カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2007/9/30(日) 午後 8:00
【批准】(10.03)ポルトガルがAPICに批准していたことがわかりました。欧州・旧CIS州地域で31カ国目となります。これにより批准国総数は 2007年10月10日現在で52カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
欧州からの批准はギリシャ以来3カ月ぶりです。ICCに対する強いコミットメントにもかかわらず、欧州(拡大EU)の完全批准はまだ道のり半ばです。APIC批准に難癖つけて批准しない日本に、欧州という1つの極が一丸となってAPIC体制を支持することを表明してほしいものです。12月の締約国会議ではこれを推進課題にしてみます。
2007/10/10(水) 午後 9:01
【批准】(04.01)中米のホンジュラスがAPICに批准していたことがわかりました。米州地域で12カ国目となりす。これにより批准国総数は 2008年4月5日現在で53カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2008/4/5(土) 午後 3:21
【批准】(01.25)英国がAPICに批准していたことが今頃になってわかりました。
欧州・旧CIS州地域で32カ国目となります。
批准国総数は 2008年10月3日現在で53カ国となっていることがわかりましたので、遅ればせながら批准国リスト及び内容を一部更新しました。
情報の遅延をお詫びいたします。
2008/10/3(金) 午後 1:24
【批准】(07.24)ICCのホスト国であるオランダがやっとAPICに批准ました。欧州・旧CIS州地域で33カ国目となります。
批准国総数は 2008年11月8日現在で55カ国となっていることがわかりましたので批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2008/11/8(土) 午後 4:35
【批准】(11.13)ボツワナがAPICに批准していたことがわかりました。
1年3カ月ぶりにアフリカから批准国が出たことになり、地域合計はこれで9カ国目となります。これにより批准国総数は 2008年11月29日現在で56カ国となりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2008/11/29(土) 午前 11:10
【批准】(02.12)ポーランドがAPICに批准していたことがわかりました。
欧州・旧CIS州地域で33カ国目となります。
批准国総数は 2009年2月15日現在で57カ国となっていることがわかりましたので、批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2009/2/15(日) 午前 1:59
【批准】(04.16)コロンビアがAPICに批准していたことがわかりました。
アメリカ州地域で13カ国目となります。
実は今年1月21日付けでアフリカ地域でウガンダが批准していたことが判明したため、批准国総数は 2009年4月25日現在で59カ国となっていることがわかりました。批准国リスト及び内容を一部更新しました。
2009/4/25(土) 午後 5:33
【批准】(01.06一斉更新)年が明けてから、2009年末一斉に3カ国が批准していたことがわかりました。これによりAPICの批准国は署名国とならび62カ国となりました。2009年4月以降に批准したのは次の3カ国です。批准国リスト及び内容を一部更新しました。
(2009.09.10)ドミニカ共和国(アメリカ州諸国では14カ国目)
(2009.09.24)スペイン(欧州諸国では35カ国目)
(2009.10.07)マラウィ(アフリカ諸国では11カ国目)
2010/1/6(水) 午後 5:18
【批准】(11.09一斉更新)2010年になってから2カ国が新たに批准・加入していたことがわかりました。これによりAPICの批准国は署名国数を超えて64カ国となりました。2010年1月以降に批准したのは次の2カ国です。批准国リスト及び内容を一部更新しました。
(2010.03.10)グルジア(欧州諸国では36カ国目)
(2010.09.20)ガボン共和国(アフリカ諸国では12カ国目)
2010/11/10(水) 午前 3:43
【批准】(06.25一斉更新)2011年になってから新たに2カ国が批准・加入していたことがわかりました。これによりAPICの批准国は66カ国となりました。2010年9月以降に批准したのは次の2カ国です。批准国リスト及び内容を一部更新しました。
(2011.04.28)コスタリカ(中南米諸国では15カ国目)
(2011.05.04)チェコ共和国(欧州諸国では37カ国目)
尚、CICCによると、来週にはこの列に北アフリカのチュニジア共和国が加わるとのことです。チュニジアが加わると、アフリカ地域では13カ国目。全体で67カ国がAPICに批准したことになります。
2011/6/25(土) 午後 0:57
【批准】(11.15一斉更新)2011年6月以降新たに3カ国が批准・加入していたことがわかりました。これによりAPICの批准国は69カ国となりました。2011年6月以降に批准したのは次の3カ国です。批准国リスト及び内容を一部更新しました。
(2011.06.29)チュニジア共和国(中東北アフリカ諸国では1カ国目)
(2011.09.21)マルタ共和国(欧州諸国では38カ国目)
(2011.09.26)チリ(中南米諸国では16カ国目)
2011/11/15(火) 午後 7:37