国際刑事裁判所(ICC)と日本

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

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(1)上映後、映画製作について語る監督のマット・テイラー氏(犬塚議員との語らい
(2)同じく上映後、各メディアのインタビューに応える犬塚議員
(3)試写会に訪れていた俳優の高橋克典さんと永井大さん(関連記事1)(2)(3
(4)同じくインタビューに応えるタレントのデーブ・スペクターさん
(5)最後に会場出口で配られた、解体核兵器から再加工されたアクセサリー(携帯ストラップ)


記録映画『原爆の火』を観て

今日は仕事の後、犬塚議員に誘われてドキュメンタリー映画、『原爆の火〜零時三分前〜(Atomic Flame, Three Minutes to Midnight)』の試写会に参加してきました。あいにく、仕事の途中で呼び出しがあり、上映開始から10分ほど見損ねてしまったのですが、その10分を差し引いても余りあるほど、衝撃的な映画でした。

この貴重な映画の特別試写会に参加できたのは、映画議員連盟という議連の存在のおかげでした。通常だったら、6月までこの映画の存在を知らないで終わっていたかもしれません。呼び出してくれた犬塚議員の奥様に本当に感謝です。

この映画を観るまで、私は「原爆の火」という物の存在と、それが原爆の発祥地であるトリニティーサイトに届けられたという事実は知りながらも、その意義と重みをまったく理解していませんでした。ニュースや報道で知りながらも、深く知ろうとしなかったためその重要性に気付かなかったのです。この映画を観て、当時リアルタイムでなぜもっと関心を持って見なかったのか、正直、深く後悔しました。

尚、この映画の収益金はすべて、映画を製作した世界核兵器解体基金(GND Fund)により、核兵器解体の資金として運用されます。GND Fundではこの資金を運用して核兵器の解体支援を行い、さらに解体した核汚染されていない部品をアクセサリーなどの若者向け商品に再加工して販売し、この収益を運用してさらに核兵器の解体を進めます。会場では、こうして再加工されたピースマークを模ったアクセサリー(携帯ストラップ)が試写会参加者全員に記念品として贈呈されました。議員と私は、さっそくこれをそれぞれの携帯やPDAに取り付けた次第です。

まだまだ、上映まで時間があるので全容を明かすわけにはいかないのですが、この映画が伝えている「25日間2500kmの行脚」は2005年当時、世界中のマスコミで大きく取り上げられたことなので、少しくらいは内容をお伝えしてもよいのでしょう。

『原爆の火』は、自身が被爆者である広島のお寺の住職や、末期ガンに冒された高齢の僧侶が、二度と原爆の悲劇を起こすまいと祈りを込めて行ったアメリカ西海岸縦断の驚異の行脚を、ドキュメンタリードラマとして記録したものです。

原爆投下後の広島で奇跡的に残り、62年ものあいだ灯され続けてきた「原爆の火」を、その原爆発祥の地、アメリカ・ニューメキシコのトリニティー・サイトへ戻しそこで消し去ることで、“破滅の輪”を断ち切り、不幸を終わらせる──そのために、僧侶たちは広島から海路渡米し、原爆がサイパンの米軍基地に運び込まれた出発地であるサンフランシスコの港から、逆の道をたどってトリニティー・サイト原爆実験場へと、2,500kmに及ぶ道のりをただひたすら行脚します。

道中、僧侶たちはさまざまなものに遭遇し、アメリカの人々の人情に触れます。そして最初、冷やかしたり笑っていた人たちも、いつの間にか僧侶たちの熱意に引き込まれ、道行く人々が僧侶たちを励まし、助け、辛い旅路を支えます。そこには様々な人間模様があり、また実は日本の被爆者だけでなく、多くの人々が、原爆の作られたアメリカで、原爆の脅威に曝され人生を狂わされてきたことがわかってきます。そしてそれらの人たちが手に手を携え、原爆が誕生したトリニティー・サイトに向かうのです。

私はこの行脚の意義を知ったあたりから、もう涙を堪えるのに必死でした。見ていて、本当に苦しくなり、切なくなり、最後には嗚咽を漏らしながら涙が流れるままにしていました。それと同時に、国境を越えた人間愛、平和への願い、共感、やさしさ、どれもが素晴らしく、感動しました。

この素晴らしい映画は今年6月から、全国主要映画館(30館と聞いています)で上映予定です。試写会に参加できたのは本当に幸運でした。夏に上映されたら是非足をお運びください。

日本人として、いえ、いち人間として、心に刻みたい映画です。

YouTube予告編 (その他のプロモ画像はコチラ


※本記事のミラーサイト版では「議員秘書のささやき」と題して五行歌を綴っています。
五行歌をご覧になりたい方はミラーサイトに是非お越し下さい。

追記 2008.03.07
原爆すなわち核の削減・解体・違法化・廃絶は、当犬塚事務所が目指す紛争根絶のための人間の安全保障政策の理念の中でも欠かせない要素の1つです。とくに、昨年10月に国際刑事裁判所(ICC)への加盟を果たした今となっては、唯一の被爆国として核の違法化を次のICCローマ規程見直し会合(2010年に予定)で提案するのは、もはや日本にとっての使命ともいえるため、これを推進するのが早期加盟の公約を果たした当事務所の次なる目標となっています。

今回の試写を受けて、犬塚議員はこの新たな目標達成に向けて決意をあらため、その旨を映画製作者である世界核兵器解体基金(GND Fund)のエグゼクティブ・ディレクター、マット・テイラー氏(本作で出演兼監督)にも直接伝えました。

追記 2008.03.26
特別試写会の翌日(28日)、映画『原爆の火』を紹介したテレビ番組『とくダネ!』の紹介部分全編を収録したビデオが核兵器解体基金サイトにて公開されています。こちらをご覧ください(7分ほどあります)。

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閉じる コメント(28)

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はい、戦後を東京の焼け野原で・・・、迎えた世代にとっては、当時
日々の食料にも、事欠いていたんですよ。
配給のコッペパンを、2時間もならんで、兄弟でわけて飢えを凌いで・・・、新聞少年や納豆うり、ラジオもテレビもなく、楽しみは紙芝居のおじさんが来る時間だけで、「向こう三軒両隣」は、食料を分かち合って、生き抜いてきたものです。
従って・・・浅学非才な私などは、むずかしい政治の世界は、よくわからないので・・・、宜しくご指導頂ければ幸いなのです。

2008/3/7(金) 午前 0:16 - 返信する

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楽天さん

私の親族は、黒い雨を浴びている可能性があり、それによって様々な体の変調をきたしているらしいことがわかってきました。そしてそれが遺伝している可能性も。戦後60年以上経って初めて告げられた真実です。この映画のおかげでした。

これからもっと、戦時中の話を聞こうと思っています。

2008/3/7(金) 午前 9:49 etranger3_01 返信する

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原爆のことを戦前では「ピカドン」と云われていて、一般の国民は恐れていたそうです。
軍の最上層部や一部科学者は、極秘で原爆の研究をしていて、終戦前に後3〜4ヶ月くらいで、完成の目途がたっていたと聞いたことがあります。

2008/3/8(土) 午前 5:17 - 返信する

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楽天さん

「ピカドン」のことは承知していますよ。「原爆」と呼ばれるようになったのはずっと後のことで、当時は何がなんだかわからない。何にやられたのかも、人為的なものだったのかすらわからなかったと言われていますね。

日独米の原爆開発競争は有名な話で、終戦直前はそれぞれの完成と使用の阻止が戦争の目的になっていたらしいですね。

週末、NHKのドキュメンタリー特集『太平洋戦争』を久しぶりにライブラリから掘り起こして観ました。やはり原爆が使用された経緯について、どうしても納得がいきませんでした。なぜあのような破壊をもたらす兵器を使用する決断を下せたのか。西欧に根強い白人至上主義があったからこそ、下せたのではないかと思えてなりません。人命を軽んじない限り、できないことです。

NHKドキュメンタリーの内容:
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4988013230200.html

2008/3/10(月) 午前 10:56 etranger3_01 返信する

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【追加】(03.12)─世界核兵器解体基金(GND Fund)の公式サイトのリンクが、リニューアル作業を終えて復帰したので追加しました。追加されたのは以下のリンクです。

世界核兵器解体基金(GND Fund)
http://www.gndfund.org/jp/index.html

2008/3/12(水) 午前 9:42 etranger3_01 返信する

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JNICCさん、コメントTBありがとうございました。

6月公開ですね。是非観に行ってきます。ご丁寧にどうもありがとうございました。

2008/3/12(水) 午後 5:53 [ 毎度! ] 返信する

おはようございます<(_ _)>
TBありがとうございました!
戦後60年といわれますが、未だこうしてまだ戦争が終わっていない人たちがいるということを
若い世代の人たちに知ってもらいたい
ハリウッド映画もいいですが、こういう映画ももっとメディアが取り上げてほしいと思いますね
私もまた色々勉強したいと思っています

2008/3/13(木) 午前 8:19 [ miki ] 返信する

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毎度さん、mikiさん

ご訪問ありがとうございます。今回の映画製作の実現は、民間の国際団体をメインに、多くの方の善意によって支えられています。正しく主導する組織があれば、力ある人たちが力を有効に使って支援してくれるんですね。日本でももっと、こうした組織が育っていけば、日本の社会も変わるかもしれないですね。

2008/3/13(木) 午前 9:13 etranger3_01 返信する

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JNICCさん。
ご訪問・TBありがとうございました!!

私も、この『原爆の火』を掲げて、20年ほど前にニューヨークの
街を行進して来たことが有ります。

上野東照宮・境内にも、この『原爆の火』が灯篭に点されて
いますね。
ニュージーランドの首都にも分火されていますし、『原爆の火』は
消すことなく『平和の証』として、後世へ伝えて欲しいものです。

6月の公開が、とても楽しみで〜す!!

2008/3/13(木) 午前 10:03 [ まっぴらさん ] 返信する

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TB有り難うございました。(*'-')o(*,",)oぺこり
今年の何月に公開なのか知らなかったので
知る事が出来てよかったです。
主要映画館の公開なんですね。行ける距離なら是非足を運びたいと思います。

2008/3/14(金) 午後 1:12 [ TAM ] 返信する

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JNICCさん初めまして、
訪問とコメ頂きありがとうございます。
「原爆の火」試写会でみられたんですね。

私も知ったのは朝のワイドショーでした。断面の紹介でしたが、
こみあげるものがありました。

過去を反省し未来へと思いますが、
未だに、正義の名を借りた戦争や紛争が絶えない現実。
悲しく思います。

少しでも抑制したり無くしたり、未来の為に
この映画を通して世界の人々が考え一歩踏み出す機会になればと
思います。

上映されれば見たいと思います。

2008/3/14(金) 午後 3:40 epa 返信する

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【更新】(2008.03.26)─追記。特別試写会の翌日(2.28)にこの映画を紹介したテレビ番組、『とくダネ!』の紹介部分全編を収録したビデオが核兵器解体基金サイトにて公開されています。

http://www.gndfund.org/jp/index.html#tokudane

こちらからご覧になれます(7分ほどあります)。

2008/3/26(水) 午後 10:33 etranger3_01 返信する

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はじめまして
ゆめ観音実行委員会の亀野と申します。
5月19日に、広島原爆の火によるキャンドルナイトを開催いたします。
http://kameno.bne.jp/blog

2008/5/13(火) 午後 5:47 [ kameno ] 返信する

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kamenoさん、はじめまして。

イベントのご案内ありがとうございます。開始の時間から1時間ほどは会議があって参加できないのですが、終わったら駆けつけたいと思います^^

2008/5/16(金) 午前 11:31 etranger3_01 返信する

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kamenoさん、すみません。

いまの予定でいくと合計で2時間以上は採火式の行事を見逃しそうです。実行委員会の方に確認したところ、6月22日(日曜)の日にも全く同じイベントが行われるということなので、その日に行事の始めからきちんと参加したいと思います。

2008/5/19(月) 午後 0:02 etranger3_01 返信する

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はじめまして 28日にとくダネ!の得もりコーナーを見てこの映画を始めて知ったのですが、一緒に原爆の火の絵本(中山美穂さんが朗読したCD付き)を紹介していました。さわりを読み聞かせてくれましたがGATEを通る部分の語りには涙がでました。是非この本を母親文庫で購入したいのですが出版社、著者が不明で問い合わせできません。大変申し訳ありませんがこの絵本の詳細を教えて貰えませんでしょうか?お願いします。また、殺伐とした日本になってしまったのも原爆を知る方が減ってしまったからではないでしょうか。原爆を語り継ぐためにもこの映画は子供と見に行きます。そして本を読ませたいです。8月だけでなく常に原爆の話題を提供するべきだと思います。忘れないためにも。

2008/5/31(土) 午後 1:02 [ yur**ura7*3 ] 返信する

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ur**ura7*3さん(新体制ではID表記わかりにくいですね・・)、お問い合わせありがとうございます。「原爆の日」の絵本なことは恥ずかしながら存じ上げておりませんでした。私のブログ記事中のリンク、とくに「その他のプロモ画像はコチラ」としているリンク先に、何か情報があるかもしれませんのでお手数ですが探してみてください。

先日のニュースで、都内でもう一度この映画『GATE』の試写会が行われたそうです。当初の予定とは異なり、公開は7月に延期されてしまったようですね。タイトルも『原爆の火』から『GATE』へと。メディア対策と普及のためなのかもしれませんが・・・なんか違和感が否めませんね。。

■「原爆の火」で核廃絶訴え 僧侶ら行脚の映画試写会(全国新聞ネット)
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008060101000525.html

2008/6/2(月) 午前 9:44 etranger3_01 返信する

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皆様、特に行脚されたお坊様方のお姿に尊いものを感じます。昔のことですが、原爆の子と言う映画を見ましたが、思い起こしますと、被爆者のお辛い人生に無頓着で過ぎてきた、奇跡の繁栄と言われた日本でしたね。

2008/6/4(水) 午後 3:32 [ 琵琶湖研究室 ] 返信する

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biwako_1164さん、この映画を見ると「奇跡」というものが結局、人の力を借りて成り立っていることがわかります。奇跡を起こす礎を作ってきたのは、戦後無頓着に生きられなかった人たちなのですね。

2008/6/5(木) 午後 4:15 etranger3_01 返信する

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【参考】「平和の絵本」を執筆されている東郷潤という方が核廃絶についても絵本を書かれていることを知りました。ここで紹介した映画『GATE』の中での仏教僧たちの行動が『赦し』を象徴する行動であるとするならば、東郷さんが訴える行動は『謝罪』を象徴する行動であるといえます。素晴らしい作品なので是非読んでみて、共感できるようだったら広めてください。

■原爆を滅ぼすもの「一輪の花」;核廃絶への道
http://www.j15.org/Picturebook-Atomicbomb/index.html

2008/7/3(木) 午後 4:04 etranger3_01 返信する

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